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「腸骨筋筋膜炎」って一体何?その原因と症状、改善策を徹底解説!

股関節の前面や腰に痛みを感じていませんか?それはもしかすると、「腸骨筋筋膜炎」のサインかもしれません。腸骨筋筋膜炎は、腸骨筋とその周囲の筋膜に炎症が起こることで、日常生活に支障をきたすことがあります。

今回は、腸骨筋筋膜炎について詳しく解説し、その原因、症状、そして改善策をご紹介します。意外と知られていない腸骨筋筋膜炎、一緒に正しい知識を身につけ、辛い症状から解放されましょう。

腸骨筋筋膜炎とは?

腸骨筋筋膜炎とは、骨盤の内側にある腸骨筋とその周囲の筋膜に炎症が起こることで、股関節の前面や腰、下腹部などに痛みや違和感、運動制限などを引き起こす疾患です。

腸骨筋は、腰椎(腰の骨)から大腿骨(太ももの骨)に付着しており、股関節を屈曲(太ももを上げる)させる主要な筋肉です。また、姿勢の維持や歩行など、日常生活の様々な動作に関わっています。腸骨筋とその周囲の筋膜に炎症が起こると、これらの動作に支障をきたすことがあります。

腸骨筋筋膜炎の症状

腸骨筋筋膜炎の症状は、炎症の程度や期間によって異なりますが、代表的な症状は以下の通りです。

  • 股関節の前面の痛み:股関節を曲げたり、伸ばしたりする際に、股関節の前面に痛みを感じます。
  • 腰痛:腸骨筋の炎症が腰の筋肉にも影響を与え、腰痛を引き起こすことがあります。
  • 下腹部の痛み:腸骨筋の炎症が下腹部の筋肉にも影響を与え、下腹部に痛みを感じることがあります。
  • 股関節の可動域制限:股関節の動きが悪くなり、脚を上げにくくなったり、歩行時に痛みを感じたりすることがあります。
  • 太ももの前面の張り感:腸骨筋が硬くなることで、太ももの前面に張り感を感じることがあります。

これらの症状は、日常生活に支障をきたすだけでなく、放置すると症状が悪化し、慢性的な痛みに悩まされる可能性があります。

腸骨筋筋膜炎の原因

腸骨筋筋膜炎は、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられていますが、主な原因は以下の通りです。

  1. 使い過ぎ
    • ランニング、サッカー、バスケットボールなど、股関節を繰り返し使うスポーツや、長時間のデスクワーク、立ち仕事など、腸骨筋に負担をかける動作は、腸骨筋筋膜炎のリスクを高めます。
  2. 姿勢の悪さ
    • 猫背や反り腰、脚を組む癖など、悪い姿勢は腸骨筋に負担をかけ、筋膜炎を引き起こす可能性があります。
  3. 柔軟性の低下
    • 腸骨筋やその周囲の筋肉が硬くなると、腸骨筋に負担がかかり、筋膜炎のリスクが高まります。
  4. 筋力不足
    • 腸骨筋やその周囲の筋肉が弱いと、腸骨筋に負担がかかり、筋膜炎のリスクが高まります。
  5. 外傷
    • 転倒や打撲など、股関節周辺への外傷は、腸骨筋や筋膜を損傷し、筋膜炎を引き起こすことがあります。

腸骨筋筋膜炎になりやすい人の特徴

腸骨筋筋膜炎は、以下のような特徴を持つ人に発症しやすいと言われています。

  • スポーツ選手:特に、ランニングやサッカー、バスケットボールなど、股関節を繰り返し使うスポーツをしている人は、腸骨筋に負担がかかりやすいです。
  • デスクワークが多い人:長時間のデスクワークは、腸骨筋を短縮させ、硬くしやすいため、筋膜炎のリスクを高めます。
  • 立ち仕事が多い人:立ち仕事は、腸骨筋に負担をかけやすいため、筋膜炎のリスクを高めます。
  • 運動不足の人:運動不足は、筋肉の柔軟性を低下させ、筋膜炎のリスクを高めます。
  • 加齢:加齢とともに筋肉の柔軟性が低下し、筋膜炎のリスクが高まります。

腸骨筋筋膜炎の改善策

腸骨筋筋膜炎の治療法は、症状の程度や原因によって異なりますが、主な改善策は以下の通りです。

  1. 保存療法
    • 安静:腸骨筋に負担をかける動作を控え、安静にすることが大切です。
    • 冷却:炎症が強い場合は、アイシングなどで患部を冷やすことで、痛みや炎症を和らげることができます。
    • 薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬が処方されます。
    • 物理療法:温熱療法や電気療法、超音波療法などが、痛みを和らげたり、血行を改善したりする効果があります。
    • ストレッチ:腸骨筋やその周囲の筋肉をストレッチすることで、柔軟性を高め、痛みを軽減することができます。
    • 筋力トレーニング:腸骨筋やその周囲の筋肉を強化することで、再発予防に繋がります。
  2. 日常生活での注意点
    • 正しい姿勢を意識する:猫背や反り腰は、腸骨筋に負担をかけるため、正しい姿勢を心がけましょう。
    • 適度な運動:適度な運動は、血行を促進し、筋肉の柔軟性を高めるため、腸骨筋筋膜炎の予防に効果的です。
    • ストレッチ:股関節や腰周りの筋肉をストレッチすることで、腸骨筋の柔軟性を高めることができます。
    • 体重管理:体重が増えると腸骨筋への負担が増えるため、適正体重を維持しましょう。
    • 無理な動作を避ける:急に股関節を曲げたり、伸ばしたりするなどの無理な動作は避けましょう。

当院では、腸骨筋筋膜炎の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。