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「仙腸関節症」とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!~腰痛や足腰の痛み、お尻の痛みなど、その正体は?~

「腰が痛いけど、どこが痛いのかはっきりしない」「お尻や太もも、足の付け根が痛む」「長時間同じ姿勢でいると痛みが悪化する」

このような症状に心当たりのある方は、もしかしたら「仙腸関節症」かもしれません。

仙腸関節症は、骨盤の仙骨と腸骨の間にある仙腸関節に炎症や機能障害が起こることで、腰痛や股関節痛、お尻の痛みなどを引き起こす病気です。

この記事では、仙腸関節症の原因や症状、そして自分でできる対処法から専門家による治療まで、詳しく解説していきます。

仙腸関節症に悩んでいる方はもちろん、仙腸関節症を予防したい方も、ぜひ最後まで読んでみてください。

仙腸関節症とは?

仙腸関節症とは、骨盤の仙骨と腸骨の間にある仙腸関節に炎症や機能障害が起こることで、腰痛や股関節痛、お尻の痛みなどを引き起こす病気です。

仙腸関節は、上半身と下半身をつなぐ重要な関節であり、身体を支えたり、歩いたりする際に重要な役割を果たしています。

仙腸関節の構造と役割

仙腸関節は、非常に強靭な靭帯で補強されており、わずかな動きしかありません。

しかし、このわずかな動きが、歩行や姿勢維持など、日常生活の様々な動作をスムーズに行うために不可欠です。

仙腸関節は、上半身の重さを支え、下半身に伝える役割を担っており、歩行や階段の上り下りなど、体重がかかる動作の際に衝撃を吸収するクッションのような役割も果たしています。

仙腸関節症のメカニズム:なぜ痛みが起こるのか?

仙腸関節は、強靭な靭帯で支えられていますが、何らかの原因でこの靭帯が損傷したり、関節が炎症を起こしたりすると、痛みが発生します。

また、仙腸関節の動きが悪くなると、周囲の筋肉に負担がかかり、痛みやこわばりを引き起こすこともあります。

仙腸関節症の原因は?

仙腸関節症の原因は、多岐にわたり、特定が難しい場合もあります。

しかし、一般的には以下のものが挙げられます。

身体的な要因

  • 転倒や事故: 転倒や交通事故などによる強い衝撃が、仙腸関節を損傷し、仙腸関節症を引き起こすことがあります。
  • 妊娠・出産: 妊娠中は、リラキシンというホルモンが分泌され、靭帯が緩みやすくなります。これにより、仙腸関節が不安定になり、仙腸関節症を発症しやすくなります。
  • 姿勢の悪さ: 猫背や反り腰、脚を組む癖などは、仙腸関節に負担をかけ、仙腸関節症の原因となります。
  • 長時間の立ち仕事や座り仕事: 同じ姿勢を長時間続けることで、仙腸関節に負担がかかり、仙腸関節症を引き起こすことがあります。
  • スポーツ: ランニングやジャンプなど、繰り返し衝撃が加わるスポーツは、仙腸関節に負担をかけ、仙腸関節症のリスクを高めます。

その他の要因

  • 関節リウマチ: 関節リウマチは、関節に炎症を起こす病気で、仙腸関節にも炎症が起こることがあります。
  • 強直性脊椎炎: 強直性脊椎炎は、背骨や骨盤の関節が炎症を起こし、徐々に骨が固まってしまう病気で、仙腸関節にも影響を及ぼすことがあります。
  • 感染症: 細菌やウイルスによる感染症が、仙腸関節に炎症を起こすことがあります。

仙腸関節症の症状は?

仙腸関節症の症状は、人によって様々ですが、一般的には以下のものが挙げられます。

腰痛

  • 腰の痛み: 仙腸関節の炎症や機能障害によって、腰に痛みを感じます。
  • お尻の痛み: 仙腸関節は、お尻の深部に位置しているため、お尻の痛みとして感じられることもあります。
  • 太ももや足の付け根の痛み: 仙腸関節の痛みは、太ももや足の付け根にまで広がることがあります。

その他の症状

  • 股関節の痛み: 仙腸関節の炎症や機能障害によって、股関節に痛みを感じることがあります。
  • 足のしびれ: 仙腸関節の異常によって、神経が圧迫され、足にしびれを感じることがあります。
  • 姿勢の変化: 仙腸関節の痛みのために、無意識に姿勢を変えてしまうことがあります。

仙腸関節症の改善策は?

仙腸関節症の改善策は、原因や症状の程度によって異なりますが、一般的には以下の方法が有効です。

保存療法

  • 安静: 痛みが強い場合は、安静にすることが大切です。無理に動くと、症状が悪化することがあります。
  • 薬物療法: 痛みや炎症を抑えるために、鎮痛剤や消炎鎮痛剤、筋弛緩薬などが処方されることがあります。
  • コルセット: コルセットを装着することで、仙腸関節を安定させ、痛みを軽減することができます。
  • 温熱療法: 温熱療法は、血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する効果があります。
  • 物理療法: 電気療法や超音波療法など、機器を使って痛みを和らげ、治癒を促進します。
  • 運動療法: 症状が落ち着いてきたら、医師や理学療法士の指導のもと、ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法を行います。

手術療法

保存療法で効果が得られない場合や、症状が重度の場合には、手術療法が検討されます。

手術では、仙腸関節を固定したり、人工関節に置換したりします。

まとめ

仙腸関節症は、適切な治療とセルフケアを行うことで、症状を改善し、再発を予防することができます。

もし仙腸関節症の症状でお悩みの方は、まずは自分でできる対処法を試してみてください。

それでも改善が見られない場合は、早めに専門家にご相談ください。

当院では、仙腸関節症の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。