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「頸椎症」放置すると危険信号!?その原因と症状、改善策を徹底解説!

首の痛みや痺れ、放置していませんか?それは、もしかすると「頸椎症」のサインかもしれません。頸椎症は、首の骨や神経が変形や圧迫を受けることで引き起こされる疾患で、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

今回は、頸椎症について詳しく解説し、その原因、症状、そして改善策をご紹介します。早期発見・早期治療が重要な頸椎症、一緒に正しい知識を身につけましょう。

頸椎症とは?

頸椎症とは、首の骨である頸椎とその周辺組織(椎間板、靭帯、筋肉など)に生じる変形や退行性変化によって、神経や脊髄が圧迫されたり、刺激されたりすることで起こる様々な症状を総称する疾患です。

頸椎は、7つの骨(頸椎1番~頸椎7番)が積み重なって構成されており、頭を支え、首を動かす役割を担っています。しかし、加齢や長年の負担、姿勢の悪さなどによって、頸椎やその周辺組織が変形したり、摩耗したりすることで、神経や脊髄が圧迫され、頸椎症を引き起こすことがあります。

頸椎症の種類

頸椎症は、原因や症状によっていくつかの種類に分けられます。代表的な種類は以下の通りです。

  1. 変形性頸椎症
    • 原因:加齢による椎間板の変性や骨棘(骨の突起)の形成が主な原因です。
    • 症状:首や肩の痛み、首の可動域制限、手の痺れなどが特徴です。進行すると、歩行障害や排尿障害が現れることもあります。
  2. 椎間板ヘルニア
    • 原因:椎間板が変形し、髄核が飛び出すことで神経を圧迫することが主な原因です。
    • 症状:首や肩、腕の激痛、痺れ、脱力感が特徴です。
  3. 後縦靭帯骨化症
    • 原因:後縦靭帯が骨化する原因は不明ですが、遺伝的要因や生活習慣などが関与していると考えられています。
    • 症状:首や肩の痛み、手の痺れ、歩行障害などが特徴です。進行すると、排尿障害や呼吸障害が現れることもあります。
  4. 脊柱管狭窄症
    • 原因:脊柱管が狭くなることで、脊髄が圧迫されることが主な原因です。
    • 症状:首や肩、腕の痛み、痺れ、脱力感が特徴です。進行すると、歩行障害や排尿障害が現れることもあります。

頸椎症の症状

頸椎症の症状は、原因や圧迫される神経によって異なりますが、代表的な症状は以下の通りです。

  • 首の痛み:頸椎やその周辺組織の炎症や変形によって引き起こされます。
  • 肩や背中の痛み:頸椎から伸びる神経が圧迫されることで、肩や背中に痛みが広がることがあります。
  • 手の痺れや痛み:頸椎から伸びる神経が圧迫されることで、手や指に痺れや痛みを感じることがあります。
  • 首の可動域制限:頸椎の変形や炎症によって、首の動きが悪くなることがあります。
  • 頭痛、めまい:頸椎の異常によって、脳への血流が悪くなり、頭痛やめまいを引き起こすことがあります。
  • ふらつき、歩行障害:脊髄が圧迫されると、運動機能に影響が出て、ふらつきや歩行障害が現れることがあります。

これらの症状は、日常生活に支障をきたすだけでなく、放置すると症状が悪化し、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。

頸椎症の原因

頸椎症は、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられていますが、主な原因は以下の通りです。

  1. 加齢
    • 頸椎は、加齢とともに椎間板の水分が失われ、弾力性が低下し、変形しやすくなります。
    • また、骨棘(骨の突起)ができやすくなり、神経を圧迫する原因となります。
  2. 姿勢の悪さ
    • 猫背やストレートネックなど、長時間の悪い姿勢は、頸椎に負担をかけ、変形を促進させる可能性があります。
    • デスクワークやスマートフォンの長時間使用は、特に注意が必要です。
  3. 遺伝的要因
    • 後縦靭帯骨化症などは、遺伝的要因が関与していると考えられています。
  4. 外傷
    • 交通事故やスポーツなどによる首の怪我は、頸椎にダメージを与え、頸椎症を引き起こすことがあります。
  5. 生活習慣
    • 喫煙は、血行不良を引き起こし、頸椎への栄養供給を妨げるため、頸椎症のリスクを高める可能性があります。
    • 運動不足は、筋肉の衰えを招き、頸椎を支える力が弱まるため、頸椎症のリスクを高める可能性があります。

頸椎症の改善策

頸椎症の治療法は、症状の程度や原因によって異なりますが、主な改善策は以下の通りです。

  1. 保存療法
    • 薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬、筋肉の緊張を和らげる薬などが処方されます。
    • リハビリテーション:首や肩の筋肉を強化する運動療法や、姿勢を改善するストレッチなどが行われます。
    • 物理療法:温熱療法や牽引療法など、物理的な刺激によって痛みを和らげたり、血行を改善したりする治療法です。
  2. 手術療法
    • 神経の圧迫が強い場合や、保存療法で効果が得られない場合に検討されます。
    • 圧迫している骨や椎間板を切除したり、固定したりする手術が行われます。
  3. 日常生活での注意点
    • 正しい姿勢を意識する:猫背やストレートネックにならないよう、正しい姿勢を心がけましょう。
    • 適度な運動:首や肩の筋肉を鍛えることで、頸椎を安定させ、症状の悪化を防ぐことができます。
    • 長時間の同じ姿勢を避ける:デスクワークやスマートフォンの長時間使用は避け、こまめに休憩を取りましょう。
    • 禁煙:喫煙は、血行不良を引き起こし、頸椎への栄養供給を妨げるため、禁煙することが大切です。

当院では、頸椎症の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。