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「アキレス腱周囲炎」とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!

かかとの少し上が痛む、運動後に痛みが強くなる、そんな症状はありませんか?それは、「アキレス腱周囲炎」かもしれません。アキレス腱周囲炎は、アキレス腱とその周囲の組織に炎症が起こることで、痛みや腫れを引き起こす疾患です。

今回は、アキレス腱周囲炎について詳しく解説し、その原因、症状、そして改善策をご紹介します。意外と見過ごされがちなアキレス腱周囲炎、一緒に正しい知識を身につけ、早期改善を目指しましょう。

アキレス腱周囲炎とは?

アキレス腱周囲炎とは、アキレス腱を包む「パラテノン」という組織に炎症が起こる疾患です。パラテノンは、アキレス腱の滑りを良くする役割を担っていますが、使いすぎや摩擦によって炎症を起こしやすくなります。

アキレス腱周囲炎は、ランニングやジャンプなど、アキレス腱に繰り返し負担がかかるスポーツをする人に多く見られます。また、加齢や足の形、合わない靴なども発症リスクを高める要因となります。

アキレス腱周囲炎の症状

アキレス腱周囲炎の主な症状は以下の通りです。

  • アキレス腱周囲の痛み:アキレス腱を包むパラテノンに炎症が起こるため、アキレス腱周囲に痛みを感じます。特に、運動開始時や運動後に痛みが強くなる傾向があります。
  • 腫れ:炎症によって、アキレス腱周囲が腫れることがあります。
  • 熱感:炎症によって、患部が熱を持つことがあります。
  • 圧痛:アキレス腱周囲を押すと、痛みを感じることがあります。
  • 運動時の痛み:歩行やランニング、ジャンプなど、アキレス腱に負荷がかかる動作で痛みが悪化することがあります。
  • アキレス腱の硬さ:炎症が長引くと、アキレス腱が硬くなり、柔軟性が低下することがあります。

これらの症状は、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすだけでなく、放置すると症状が悪化し、慢性的な痛みに悩まされる可能性があります。

アキレス腱周囲炎の原因

アキレス腱周囲炎は、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられていますが、主な原因は以下の通りです。

スポーツによるオーバーユース(使いすぎ)

  • ランニング、バスケットボール、バレーボールなど、ジャンプやダッシュ、ストップ動作が多いスポーツは、アキレス腱に繰り返し負担をかけ、アキレス腱周囲炎を引き起こしやすくなります。
  • 特に、運動量の急な増加や、不適切なフォームでの運動は、アキレス腱への負担を増大させます。

足の構造や機能異常

  • 扁平足やハイアーチ、足関節の不安定性などは、アキレス腱への負担を増大させ、アキレス腱周囲炎のリスクを高めます。

靴の問題

  • クッション性の低い靴や、サイズが合わない靴、古い靴などは、足やアキレス腱に負担をかけ、アキレス腱周囲炎の原因となることがあります。

加齢

  • 加齢とともに、アキレス腱の柔軟性や弾力性が低下し、損傷しやすくなります。

アキレス腱周囲炎になりやすい人の特徴

アキレス腱周囲炎は、以下のような特徴を持つ人に発症しやすいと言われています。

  • スポーツ選手:特に、ランニング、バスケットボール、バレーボールなど、ジャンプやダッシュ、ストップ動作が多いスポーツをしている人は、アキレス腱に負担がかかりやすいです。
  • 扁平足やハイアーチの人:足の形によって、アキレス腱への負担が偏り、炎症を起こしやすくなります。
  • 足関節が不安定な人:捻挫癖がある人や、足関節の筋力が弱い人は、アキレス腱に負担がかかりやすくなります。
  • 不適切な靴を履いている人:クッション性の低い靴や、サイズが合わない靴、古い靴などは、アキレス腱への負担を増大させます。
  • 中高年:加齢とともに、アキレス腱の柔軟性や弾力性が低下し、損傷しやすくなります。

アキレス腱周囲炎の改善策

アキレス腱周囲炎の治療法は、症状の程度や原因によって異なりますが、主な改善策は以下の通りです。

保存療法

  • 安静:アキレス腱に負担をかける運動や活動を控え、安静にすることが大切です。
  • 冷却:炎症が強い場合は、アイシングなどで患部を冷やすことで、痛みや腫れを抑えることができます。
  • 圧迫:弾性包帯などで足首を圧迫することで、腫れを抑えることができます。
  • 挙上:足を心臓より高い位置に挙上することで、腫れや内出血を軽減することができます。
  • 薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬が処方されることがあります。
  • リハビリテーション:理学療法士などの専門家による指導のもと、ストレッチや筋力トレーニング、超音波療法などを行います。
  • インソール療法:足底板(インソール)を使用して、足や足首のアーチをサポートし、アキレス腱への負担を軽減します。

手術療法

  • 保存療法で効果が得られない場合や、アキレス腱が断裂している場合に検討されます。
  • 損傷した腱を修復したり、腱鞘を切開したりする手術が行われます。

日常生活での注意点

アキレス腱周囲炎の予防や再発防止のためには、以下の点に注意しましょう。

  • 運動前のウォーミングアップとクールダウン:運動前には必ずウォーミングアップを行い、運動後にはクールダウンを行いましょう。
  • 適切な運動負荷:自分の体力やレベルに合った運動を選び、無理のない範囲で運動しましょう。
  • 適切なシューズ選び:クッション性の高いシューズを選び、足やアキレス腱への負担を軽減しましょう。
  • インソールを使用する:足底板(インソール)を使用することで、足や足首のアーチをサポートし、アキレス腱への負担を軽減することができます。
  • 早期の治療:痛みや違和感を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。

当院では、アキレス腱周囲炎の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。