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「パニック障害」とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!

突然の動悸や息苦しさ、めまい、そして強い不安感に襲われたことはありませんか?それは、「パニック障害」の症状かもしれません。パニック障害は、突然起こるパニック発作と、その発作が繰り返されることへの不安が特徴的な不安障害の一種です。

今回は、パニック障害について詳しく解説し、その原因、症状、そして改善策をご紹介します。パニック障害は、適切な治療を受けることで、症状をコントロールし、日常生活を送ることが可能です。一緒に正しい知識を身につけ、パニック障害を克服しましょう。

パニック障害とは?

パニック障害とは、突然起こるパニック発作と、その発作が繰り返されることへの不安(予期不安)が特徴的な不安障害の一種です。パニック発作は、動悸、息苦しさ、めまい、吐き気、発汗などの身体症状と、強い不安感、恐怖感、死への恐怖などの精神症状を伴います。

パニック発作は、通常10分以内にピークに達し、その後徐々に落ち着いていきます。しかし、その時の恐怖や不安は非常に強く、日常生活に支障をきたすことがあります。また、パニック発作が繰り返されることで、特定の場所や状況を避けるようになる「広場恐怖症」を併発することもあります。

パニック障害の症状

パニック障害の症状は、大きく2つに分けられます。

パニック発作の症状

  • 動悸、胸の痛み:心臓がドキドキしたり、胸が締め付けられるような痛みを感じたりします。
  • 息苦しさ、呼吸困難:息苦しさを感じ、過呼吸になることもあります。
  • めまい、ふらつき:めまいやふらつきを感じ、立っていられなくなることもあります。
  • 吐き気、腹痛:吐き気や腹痛を感じることがあります。
  • 発汗、震え:冷や汗をかいたり、体が震えたりします。
  • 手足のしびれ:手足がしびれたり、感覚がなくなったりします。
  • 強い不安感、恐怖感:死んでしまうのではないかという恐怖感や、自分を見失ってしまうのではないかという不安感に襲われます。
  • 現実感の喪失:周囲の状況が現実ではないように感じたり、自分が自分でないような感覚に陥ったりします。

予期不安の症状

  • パニック発作がまた起こるのではないかという不安感が常にあります。
  • パニック発作が起こりそうな場所や状況を避けるようになります。
  • パニック発作が起こった時に助けを求められない状況を避けるようになります。

パニック障害の原因

パニック障害の詳しい原因は、まだ完全には解明されていませんが、以下の要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

生物学的な要因

  • 脳内物質の異常:セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質のバランスが崩れることで、パニック発作が起こりやすくなると考えられています。
  • 遺伝的要因:パニック障害は、遺伝的な要因も関与していると考えられています。家族にパニック障害の人がいる場合、発症リスクが高まります。

心理的な要因

  • ストレス:過度なストレスやトラウマ体験は、パニック障害の引き金となることがあります。
  • 不安傾向:心配性や不安を感じやすい性格の人は、パニック障害を発症しやすい傾向があります。
  • 完璧主義:完璧主義の人は、失敗やミスに対して過剰に反応し、ストレスを溜め込みやすいため、パニック障害のリスクが高まります。

環境的な要因

  • 生活環境の変化:引っ越しや転職、結婚、出産など、生活環境の変化は、ストレスとなり、パニック障害の引き金となることがあります。
  • 人間関係のトラブル:職場や学校、家庭などでの人間関係のトラブルは、ストレスとなり、パニック障害の引き金となることがあります。

パニック障害になりやすい人の特徴

パニック障害は、以下のような特徴を持つ人に発症しやすいと言われています。

  • 20代~30代の女性:パニック障害は、比較的若い世代の女性に多く見られます。
  • ストレスを抱えやすい人:ストレスは、パニック障害の主な誘因の一つです。
  • 不安傾向が強い人:心配性や不安を感じやすい性格の人は、パニック障害を発症しやすい傾向があります。
  • 完璧主義の人:完璧主義の人は、失敗やミスに対して過剰に反応し、ストレスを溜め込みやすいため、パニック障害のリスクが高まります。

パニック障害の改善策

パニック障害は、適切な治療を受けることで、症状をコントロールし、日常生活を送ることが可能です。主な改善策は以下の通りです。

薬物療法

  • 抗うつ薬:セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質のバランスを整えることで、パニック発作や予期不安を軽減する効果があります。
  • 抗不安薬:不安感を和らげる効果があります。ただし、依存性があるため、長期的な使用は推奨されません。

認知行動療法

  • パニック発作に対する考え方や行動パターンを変え、不安を軽減するための心理療法です。
  • 呼吸法やリラクゼーション法、曝露療法(パニック発作を誘発する状況に少しずつ慣れる方法)などが行われます。

その他の治療法

  • 運動療法:適度な運動は、ストレス解消やリラックス効果があり、パニック障害の症状改善に役立つことがあります。
  • 食事療法:バランスの取れた食事は、心身の健康を維持し、パニック障害の予防に繋がります。

日常生活での注意点

パニック障害の予防や再発防止のためには、以下の点に注意しましょう。

  • ストレスを溜めない:リラックスできる時間を作る、趣味を楽しむなど、ストレスを解消する工夫をしましょう。
  • 規則正しい生活:十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動は、心身の健康を維持し、パニック障害の予防に繋がります。
  • 呼吸法を練習する:腹式呼吸やヨガの呼吸法など、リラックス効果のある呼吸法を練習することで、パニック発作の予防に繋がります。
  • アルコールやカフェインを控える:アルコールやカフェインは、自律神経のバランスを乱し、パニック発作を誘発する可能性があるため、控えましょう。

当院では、パニック障害の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。