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「靭帯断裂」とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!

関節が強く捻じれたり、過度に伸ばされたりした際に、激痛が走ったり、関節が不安定になったりしたことはありませんか?それは、「靭帯断裂」のサインかもしれません。靭帯断裂は、関節を支える靭帯が完全に切れてしまう重篤なケガです。

今回は、靭帯断裂について詳しく解説し、その原因、症状、そして改善策をご紹介します。靭帯断裂は、早期の適切な治療が非常に重要です。一緒に正しい知識を身につけ、ケガの回復を目指しましょう。

靭帯断裂とは?

靭帯断裂とは、関節を支え、安定させる役割を持つ「靭帯」が、外力によって完全に切れてしまうケガです。靭帯は、骨と骨をつなぎ、関節の動きを制御する役割を担っています。

靭帯断裂は、スポーツ中の接触や転倒、交通事故など、関節に非常に強い力が加わることで起こります。また、加齢や関節の使い過ぎによって靭帯が弱くなり、比較的軽微な外力でも断裂することがあります。

靭帯断裂の症状

靭帯断裂の症状は、断裂した靭帯の種類や部位によって異なりますが、代表的な症状は以下の通りです。

  • 激しい関節の痛み:断裂した瞬間に、関節に激痛が走ります。その後も、関節を動かしたり、体重をかけたりすると痛みが続きます。
  • 関節の腫れ:断裂部位に炎症が起こり、関節が腫れることがあります。
  • 関節の不安定感:靭帯が断裂すると、関節がぐらつく、脱臼する、または関節が外れるような感覚を覚えることがあります。
  • 関節の可動域制限:痛みのために、関節を自由に動かせなくなることがあります。
  • 皮下出血:断裂部位で内出血が起こり、皮膚が青黒くなることがあります。
  • 熱感:断裂部位が熱を持つことがあります。

これらの症状は、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすだけでなく、放置すると関節の変形や機能障害につながる可能性があります。

靭帯断裂の原因

靭帯断裂は、主に以下の原因によって引き起こされます。

スポーツ中のケガ

  • 接触プレー:コンタクトスポーツ(サッカー、ラグビーなど)で、相手選手と接触することで、関節に強い力が加わり、靭帯が断裂することがあります。
  • 転倒:スポーツ中や日常生活での転倒で、関節を強く捻ったり、伸ばしたりすることで、靭帯が断裂することがあります。
  • 着地時の衝撃:ジャンプの着地時などに、足首や膝関節に強い衝撃が加わり、靭帯が断裂することがあります。

交通事故

  • 交通事故による衝撃で、関節が大きく捻じれたり、曲がったりすることで、靭帯が断裂することがあります。

その他

  • 加齢:加齢とともに、靭帯の強度や弾力性が低下し、断裂しやすくなります。
  • 関節の使い過ぎ:同じ動作を繰り返すことで、関節に負担がかかり、靭帯が断裂することがあります。
  • 関節の不安定性:生まれつき関節が緩い人や、過去のケガによって靭帯が伸びてしまった人は、靭帯断裂のリスクが高まります。

靭帯断裂の種類

靭帯断裂は、全身の様々な関節で起こり得ますが、代表的なものとしては、以下の靭帯の断裂が挙げられます。

  • 前十字靭帯断裂(ACL断裂):膝関節の靭帯断裂で最も多いケガです。スポーツ中のジャンプや着地、急な方向転換などで起こりやすいです。
  • 内側側副靭帯断裂(MCL断裂):膝関節の内側にある靭帯の断裂です。接触プレーや転倒などで起こりやすいです。
  • 外側側副靭帯断裂(LCL断裂):膝関節の外側にある靭帯の断裂です。
  • 後十字靭帯断裂(PCL断裂):膝関節の後ろ側にある靭帯の断裂です。交通事故などで起こりやすいです。
  • 足関節捻挫:足関節の外側にある靭帯(前距腓靭帯など)の断裂です。転倒やスポーツ中のケガで起こりやすいです。

靭帯断裂の診断

靭帯断裂は、以下の方法で診断されます。

  • 問診:医師が、痛みの程度や発症時期、ケガの状況などを詳しく聞きます。
  • 視診・触診:医師が、関節の腫れや圧痛、関節の不安定性などを確認します。
  • 画像検査:X線検査やMRI検査、CT検査などを行い、靭帯の断裂の有無や程度を確認します。
  • ストレス検査:関節に力を加えて、靭帯の緩みや不安定性を確認する検査です。

靭帯断裂の改善策

靭帯断裂の治療法は、断裂した靭帯の種類や部位、損傷の程度、患者さんの年齢や活動レベルなどによって異なります。

保存療法

  • 軽度の靭帯損傷の場合や、手術が難しい場合に選択されます。
  • 安静:損傷した靭帯を安静にすることが大切です。ギプスやサポーターなどで関節を固定することもあります。
  • 冷却:炎症が強い場合は、アイシングなどで患部を冷やすことで、痛みや腫れを抑えることができます。
  • 圧迫:弾性包帯などで関節を圧迫することで、腫れを抑えることができます。
  • 挙上:患部を心臓より高い位置に挙上することで、腫れや内出血を軽減することができます。
  • 薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬が処方されることがあります。
  • リハビリテーション:理学療法士などの専門家による指導のもと、関節可動域訓練や筋力トレーニングなどを行います。

手術療法

  • 靭帯が完全に断裂している場合や、保存療法で効果が得られない場合に検討されます。
  • 損傷した靭帯を縫合したり、再建したりする手術が行われます。

日常生活での注意点

靭帯断裂の予防や再発防止のためには、以下の点に注意しましょう。

  • 運動前のウォーミングアップとクールダウン:運動前には必ずウォーミングアップを行い、運動後にはクールダウンを行いましょう。
  • 適切な運動負荷:自分の体力やレベルに合った運動を選び、無理のない範囲で運動しましょう。
  • 筋力トレーニング:関節周囲の筋肉を強化することで、関節の安定性を高めることができます。
  • バランス訓練:バランス能力を高めることで、転倒やケガのリスクを減らすことができます。

当院では、靭帯断裂の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。