「目が乾く」「目がゴロゴロする」といった不快な症状を感じたことはありませんか? それはもしかしたら、ドライアイかもしれません。 現代人の多くが悩まされているドライアイは、放置すると視力低下や目の病気を引き起こす可能性もあります。 この記事では、ドライアイの原因、症状、そして改善策について詳しく解説します。 もし、ご自身やご家族が該当する症状を感じている場合は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ドライアイってどんな病気?
ドライアイとは、涙の量が減ったり、質が悪くなったりすることで、目の表面が乾燥する病気です。 涙は、目の表面を潤し、保護するだけでなく、異物や細菌を洗い流す役割も担っています。 そのため、涙が不足すると、目の表面が傷つきやすくなり、様々な症状が現れます。 ドライアイは、現代人の生活習慣や環境の変化によって、ますます増加している病気です。
ドライアイの原因は?
ドライアイの原因は様々ですが、大きく分けて以下の2つに分類されます。
- 涙の分泌量の減少: 加齢、ホルモンバランスの変化、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患、薬の副作用などが原因で、涙の分泌量が減少することがあります。
- 涙の質の低下: マイボーム腺機能不全(MGD)という、まぶたの脂腺の機能が低下する病気によって、涙の質が低下することがあります。 MGDは、コンタクトレンズの装用やアイメイクなどによって引き起こされることがあります。
また、以下の要因もドライアイのリスクを高めます。
- 長時間のコンピューター作業やスマートフォンの使用: 画面を長時間見続けることで、まばたきの回数が減り、涙が蒸発しやすくなります。
- エアコンや暖房の使用: 空気が乾燥すると、涙が蒸発しやすくなります。
- コンタクトレンズの装用: コンタクトレンズは、涙の蒸発を促進し、目の表面を乾燥させることがあります。
- ストレス: ストレスは、自律神経のバランスを崩し、涙の分泌量を減少させることがあります。
ドライアイの症状は?
ドライアイの症状は、人によって異なりますが、一般的な症状としては以下のものが挙げられます。
- 目の乾燥感: 目が乾いてゴロゴロしたり、しょぼしょぼしたりします。
- 異物感: 目にゴミが入ったような感じがします。
- 目の疲れ: 目が疲れやすく、長時間作業するのがつらくなります。
- かすみ目: 視界がぼやけたり、かすんだりします。
- 光過敏: 光がまぶしく感じたり、目が痛くなったりします。
- 充血: 目が充血しやすくなります。
これらの症状は、朝起きた時や夕方など、特定の時間帯に悪化することがあります。 また、エアコンの効いた部屋や風の強い場所など、乾燥した環境では症状が強くなる傾向があります。
ドライアイの改善策は?
ドライアイの治療法は、原因や症状の程度によって異なります。 主な治療法としては、以下の3つが挙げられます。
- 点眼薬: 人工涙液やヒアルロン酸点眼薬など、涙の量を補ったり、質を改善したりする点眼薬が処方されます。
- 温罨法: 温かいタオルやアイマスクなどで目を温めることで、マイボーム腺の機能を改善し、涙の質を向上させることができます。
- 涙点プラグ: 涙の排出口である涙点をプラグで塞ぐことで、涙を目の表面にとどまらせ、乾燥を防ぐ方法です。
整骨院での施術は有効?
整骨院では、ドライアイそのものを治すことはできません。 しかし、ドライアイによって引き起こされる首や肩のこり、頭痛などの症状に対して、緩和効果が期待できる施術を行うことができます。
例えば、
- マッサージ: 首や肩の筋肉をほぐすことで、血行を促進し、筋肉の緊張を緩和します。
- 温熱療法: 温熱パッドやホットタオルなどで首や肩を温めることで、血行を促進し、筋肉の柔軟性を高めます。
- 骨盤矯正: 骨盤の歪みを整えることで、姿勢を改善し、首や肩への負担を軽減します。
これらの施術は、医師の診断のもと、適切なタイミングで行うことが重要です。 整骨院での施術と並行して、眼科での治療を継続することも大切です。
まとめ
ドライアイは、適切な治療と生活習慣の改善によって、症状を緩和することができます。 もし、ご自身やご家族がドライアイの症状を感じている場合は、早めに眼科を受診しましょう。 そして、医師の指示に従って、適切な治療を受けることが大切です。
当院では、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。