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起立性調節障害ってどんな病気?原因や症状、改善策をわかりやすく解説!

起立性調節障害で悩んでいませんか?

「朝起きるのがつらい」「立ちくらみがする」「頭がぼーっとする」…こんな症状に悩んでいませんか?もしかしたら、あなたは「起立性調節障害」という病気かもしれません。

起立性調節障害は、特に思春期に多く見られる病気で、立ち上がるとめまいがしたり、立ちくらみがしたり、動悸や息切れがしたり、身体がだるくなったりといった様々な症状が現れます。

日常生活に支障をきたすことも多く、学校や仕事に行けなくなってしまうケースも少なくありません。

しかし、ご安心ください。起立性調節障害は、適切な治療やケアによって改善が見込める病気です。

この記事では、起立性調節障害の原因や症状、そして改善策について、わかりやすく解説していきます。

もし、あなたが起立性調節障害に悩んでいるのであれば、ぜひ最後まで読んでみてください。あなたの症状が改善する糸口が見つかるかもしれません。

起立性調節障害とは?

起立性調節障害とは、簡単に言うと、「<b>体勢を急に変化させた時に、血圧がうまく調整できずに様々な症状が出てしまう病気</b>」です。

例えば、寝ていた状態から急に立ち上がると、脳への血流が一時的に不足してしまい、めまい、立ちくらみ、ふらつきといった症状が現れることがあります。

これは、自律神経の働きが未熟であったり、うまく機能していないために起こります。自律神経は、心臓の鼓動や呼吸、血圧など、私たちが意識しなくても行われている体の機能をコントロールしている神経です。

起立性調節障害は、思春期に多く見られる病気ですが、大人になってから発症するケースもあります。

起立性調節障害の主な症状

起立性調節障害の症状は、人によって様々ですが、代表的なものとしては以下のようなものがあります。

1. めまい・ふらつき

立ち上がるときに、めまいがしたり、ふらふらしたりする症状です。これは、脳への血流が不足することで起こります。

2. 頭痛

立ち上がると、頭が痛くなることがあります。これは、脳への血流不足や、自律神経の乱れによって起こります。

3. 立ちくらみ

立ち上がると、急に意識が薄れたり、失神しそうになったりすることがあります。これは、血圧が急激に低下することで起こります。

4. 動悸・息切れ

心臓がドキドキしたり、息切れがしたりすることがあります。これは、心臓の働きが不安定になっているためです。

5. 吐き気・嘔吐

吐き気や嘔吐を感じることもあります。これは、自律神経の乱れや、脳への血流不足によって起こります。

6. 身体のだるさ・倦怠感

身体がだるかったり、疲れやすいと感じたりすることがあります。これは、自律神経の乱れや、血流不足によって起こります。

7. 眠気

いつも眠くて、なかなか起きられないことがあります。これは、自律神経の乱れや、脳への血流不足によって起こります。

8. 集中力の低下

集中力が低下し、勉強や仕事に身が入らないことがあります。これは、脳への血流不足や、自律神経の乱れによって起こります。

9. 食欲不振

食欲がなくなり、食事が美味しく感じられないことがあります。これは、自律神経の乱れによって起こります。

10. 身体の痺れ

手足がしびれたり、感覚が鈍くなったりすることがあります。これは、血行不良によって起こります。

これらの症状は、朝起きた時や、長時間座った後に立ち上がった時などに、特に強く現れることがあります。また、症状は日によって、あるいは時間帯によっても変化することがあります。

もし、これらの症状が頻繁に現れるようであれば、起立性調節障害の可能性がありますので、医療機関を受診することをおすすめします。

起立性調節障害の原因

起立性調節障害の原因は、まだはっきりと解明されていませんが、以下の要因が関係していると考えられています。

1. 自律神経の乱れ

自律神経は、心臓の鼓動や呼吸、血圧など、私たちが意識しなくても行われている体の機能をコントロールしています。

起立性調節障害では、この自律神経の働きがうまくいかなくなることで、血圧の調節がうまくできなくなり、様々な症状が現れると考えられています。

2. ホルモンのバランスの乱れ

思春期は、ホルモンバランスが大きく変化する時期です。ホルモンバランスの乱れは、自律神経の働きにも影響を与え、起立性調節障害の発症リスクを高める可能性があります。

3. 遺伝的な要因

家族に起立性調節障害の人がいたり、同じような症状の人がいたりする場合、遺伝的な要因が関係している可能性があります。

4. ストレス

精神的なストレスは、自律神経のバランスを崩し、起立性調節障害の症状を悪化させる可能性があります。

5. 睡眠不足

睡眠不足は、自律神経のバランスを乱し、起立性調節障害の症状を悪化させる可能性があります。

6. 貧血

貧血は、血液中の酸素量が不足し、脳への血流が悪くなるため、起立性調節障害の症状を悪化させる可能性があります。

7. 脱水症状

水分不足は、血液の量を減らし、血圧を低下させるため、起立性調節障害の症状を悪化させる可能性があります。

これらの要因が複合的に作用することで、起立性調節障害を発症すると考えられています。

起立性調節障害の診断

起立性調節障害の診断は、医師による問診と身体診察、そして場合によっては検査が行われます。

1. 問診

医師は、患者さんの症状や生活習慣について詳しく聞き取ります。いつから症状が出始めたのか、どのような時に症状が悪化するのか、普段の生活でどのようなことに困っているのかなどを質問されます。

2. 身体診察

医師は、患者の血圧や脈拍、呼吸などを測定します。また、神経系の異常がないかなどを確認します。

3. 検査

必要に応じて、以下の検査が行われることがあります。

  • 心電図: 心臓の電気的な活動を記録する検査です。
  • 脳波: 脳の電気的な活動を記録する検査です。
  • 傾斜台検査: 体勢を変化させたときに、血圧や心拍数がどのように変化するかを調べる検査です。
  • 血液検査: 貧血やその他の病気がないかを確認する検査です。

これらの検査の結果と問診、身体診察の結果を総合的に判断することで、起立性調節障害と診断されます。

起立性調節障害の治療

起立性調節障害の治療は、症状や原因によって異なりますが、主に以下の方法が行われます。

1. 薬物療法

症状を和らげるために、以下の薬が用いられることがあります。

  • 交感神経刺激薬: 血圧を上げる効果があります。
  • 抗不安薬: 不安や緊張を和らげる効果があります。
  • 抗うつ薬: 気分の落ち込みや意欲の低下を改善する効果があります。
  • その他: めまい止めや吐き気止めなどの薬も使用されることがあります。

2. 生活習慣の改善

生活習慣の改善は、起立性調節障害の症状を改善する上で非常に大切です。

  • 規則正しい生活: 睡眠時間をしっかりと確保し、毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけましょう。
  • バランスの良い食事: 栄養バランスの良い食事を心がけ、特に鉄分やビタミンB群を多く含む食品を摂取しましょう。
  • 適度な運動: 軽い運動を毎日行うことで、血行が促進され、自律神経のバランスが整います。
  • 水分補給:こまめな水分補給を行い、脱水症状を防ぎましょう。
  • ストレスを溜めない: ストレスを溜めないように、趣味やリラックスできる時間を持つようにしましょう。

3. 心理療法

心理療法では、カウンセリングなどを通して、心の状態を改善し、ストレスへの対処能力を高めます。

4. その他

  • 圧迫療法: 特定の部位を圧迫することで、血圧を維持する効果が期待できます。
  • 塩分摂取: 塩分を適切に摂取することで、血圧を維持する効果が期待できます。

起立性調節障害の改善策

起立性調節障害を改善するためには、医師の指示に従って治療を受けることが大切です。

その上で、生活習慣の改善にも積極的に取り組むことで、症状が改善していく可能性が高まります。

1. 睡眠の質を向上させる

睡眠不足は、自律神経のバランスを崩し、起立性調節障害の症状を悪化させる可能性があります。

質の高い睡眠をとるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 寝る前のカフェイン摂取を控える: カフェインには覚醒作用があり、睡眠の質を低下させてしまう可能性があります。
  • 寝る前にスマホやパソコンを触らない: スマホやパソコンの画面から発せられるブルーライトは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制するため、睡眠の質を低下させてしまう可能性があります。
  • 寝る前に温かいお風呂に入る: 入浴によって体温を上げてから寝ると、深い睡眠に入りやすくなります。
  • 寝室を涼しくする: 寝室の温度は、25℃~28℃が理想的です。
  • 毎日同じ時間に寝起きする: 体のリズムを整えるために、毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけましょう。

2. 適度な運動を行う

運動は、血行を促進し、自律神経のバランスを整える効果があります。

ただし、激しい運動は、体への負担が大きいため、最初は軽い運動から始め、徐々に強度を上げていくようにしましょう。

ウォーキングやヨガ、ストレッチなどがおすすめです。

3. バランスの良い食事を摂る

栄養バランスの偏った食事は、体への負担が大きくなり、自律神経のバランスを乱す可能性があります。

特に、鉄分やビタミンB群は、自律神経の働きに重要な栄養素です。

鉄分は、赤身の肉やレバー、ひじきなどに多く含まれています。ビタミンB群は、豚肉や納豆、玄米などに多く含まれています。

4. 水分をしっかりとる

脱水症状は、血圧を低下させ、起立性調節障害の症状を悪化させる可能性があります。

こまめな水分補給を心がけ、脱水症状を防ぎましょう。

5. ストレスを溜めない

ストレスは、自律神経のバランスを崩し、起立性調節障害の症状を悪化させる可能性があります。

ストレスを溜めないように、趣味やリラックスできる時間を持つようにしましょう。

また、ストレスを感じたときは、誰かに相談するのも良いでしょう。

起立性調節障害と向き合い、健やかな毎日を!

起立性調節障害は、決して恥ずべき病気ではありません。多くの人が経験する、ありふれた病気の一つです。

適切な治療と生活習慣の改善に取り組むことで、症状が改善し、健やかな毎日を送れるようになります。

この記事が、起立性調節障害に悩むあなたにとって、少しでも役に立てば幸いです。

もし、あなたが起立性調節障害に悩んでいて、一人で抱えきれないと感じているのであれば、ぜひ医療機関を受診してください。

そして、周りの人に相談したり、信頼できる人に話を聞いてもらったりすることも、症状を改善する上で非常に大切です。

一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めることをためらわないでください。

当院では、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にLINEでご相談ください。