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「顎関節症」とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!~口を開けるたびに痛みが走る…そんな悩みから解放されよう~

「口を開けると顎が痛い」「顎を動かすと音が鳴る」「口が開きにくい」

そんな悩みを抱えている方はいませんか?

それは「顎関節症」かもしれません。

顎関節症は、顎の関節や周りの筋肉に異常が起こることで生じる病気で、放置すると日常生活に支障をきたすだけでなく、顔の歪みや頭痛、肩こりなど、様々な症状を引き起こす可能性があります。

この記事では、顎関節症の原因や症状、そして自分でできる対処法から専門家による治療まで、詳しく解説していきます。

顎関節症に悩んでいる方はもちろん、今後顎関節症を予防したい方も、ぜひ最後まで読んでみてください。

顎関節症とは?

顎関節症とは、顎の関節(顎関節)やその周囲の筋肉、靭帯などに異常が生じ、顎の痛みや関節音、開口障害などを引き起こす病気です。

日本人の約3割が顎関節症の症状を経験したことがあるといわれており、決して珍しい病気ではありません。

顎関節症のメカニズム:一体何が起きているの?

顎関節は、頭蓋骨と下顎骨をつなぐ関節で、口を開けたり閉じたり、食べ物を噛んだりする際に重要な役割を果たしています。

この顎関節は、関節円板という軟骨によって保護されていますが、何らかの原因で関節円板がずれたり、変形したりすると、顎関節症を発症することがあります。

また、顎関節症は、顎関節だけでなく、周囲の筋肉や靭帯にも影響を及ぼします。

例えば、顎関節症によって顎の筋肉が緊張すると、頭痛や肩こり、耳鳴りなどの症状が現れることがあります。

顎関節症の種類

顎関節症は、その症状や原因によって、いくつかのタイプに分類されます。

顎関節痛

顎関節やその周囲に痛みを感じるタイプです。

口を開けたり閉じたりする時、食べ物を噛む時に痛みが強くなります。

関節円板障害

関節円板がずれたり、変形したりすることで、顎関節にクリック音やポキッという音が鳴るタイプです。

関節包・靭帯障害

顎関節を包む関節包や靭帯が炎症を起こし、痛みや開口障害を引き起こすタイプです。

変形性顎関節症

顎関節の骨が変形し、痛みや開口障害、顎関節の雑音などを引き起こすタイプです。

顎関節症の原因は?

顎関節症の原因は、一つではありません。様々な要因が複雑に絡み合って引き起こされることがあります。

生活習慣の要因

  • 歯ぎしり・食いしばり: 睡眠中や無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをする癖があると、顎関節に過度な負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。
  • 頬杖をつく癖: 頬杖をつくと、顎関節に偏った力が加わり、顎関節症の原因となります。
  • 片側だけで噛む癖: 片側だけで噛む癖があると、顎関節のバランスが崩れ、顎関節症を引き起こすことがあります。
  • 姿勢の悪さ: 猫背や首が前に出る姿勢は、顎関節に負担をかけ、顎関節症の原因となります。
  • ストレス: ストレスは、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりを誘発し、顎関節症を悪化させることがあります。
  • 睡眠不足: 睡眠不足は、身体の回復力を低下させ、顎関節症を悪化させることがあります。
  • 偏った食生活: 硬いものばかり食べたり、食事の時間が不規則だったりすると、顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。

身体的な要因

  • 顎関節の構造的な問題: 顎関節の形や関節円板の位置に異常があると、顎関節症を発症しやすくなります。
  • 外傷: 交通事故やスポーツなどで顎関節を強打すると、顎関節症を引き起こすことがあります。
  • 全身の病気: リウマチや膠原病など、全身性の病気が原因で顎関節症を発症することがあります。

その他の要因

  • 歯並びの悪さ: 歯並びが悪いと、噛み合わせが悪くなり、顎関節に負担がかかることがあります。
  • 噛み合わせの高さ: 詰め物や被せ物の高さが合わないと、顎関節に負担がかかることがあります。
  • 開口量の低下: 口を大きく開ける機会が少ないと、顎関節の動きが悪くなり、顎関節症を引き起こすことがあります。

顎関節症の症状は?

顎関節症の症状は、人によって様々ですが、一般的には以下のものが挙げられます。

顎関節の症状

  • 顎の痛み: 口を開けたり閉じたりする時、食べ物を噛む時に顎に痛みを感じます。
  • 顎関節の雑音: 口を開けたり閉じたりする時に、カクカク、ポキポキといった音が鳴ることがあります。
  • 開口障害: 口が開きにくくなったり、口を大きく開けられなくなったりします。
  • 顎関節の違和感: 顎関節に違和感を感じたり、顎がだるく感じたりします。

その他の症状

  • 頭痛: 顎関節症によって顎の筋肉が緊張し、頭痛を引き起こすことがあります。
  • 肩こり: 顎関節症によって首や肩の筋肉が緊張し、肩こりを引き起こすことがあります。
  • 耳鳴り: 顎関節症によって耳の周りの筋肉が緊張し、耳鳴りを引き起こすことがあります。
  • めまい: 顎関節症によって平衡感覚が乱れ、めまいを引き起こすことがあります。
  • 顔の歪み: 顎関節症によって顎の関節がずれると、顔が歪んで見えることがあります。

顎関節症の改善策は?

顎関節症の改善策は、原因や症状の程度によって異なりますが、一般的には以下の方法が行われます。

自分でできる対処法

  • 顎を安静にする: 顎関節に負担をかけないように、硬いものを食べたり、大きく口を開けたりするのを控えましょう。
  • 顎関節のマッサージ: 顎関節や周囲の筋肉を優しくマッサージすることで、筋肉の緊張を緩和することができます。
  • 温熱療法: 温かいタオルや使い捨てカイロなどを顎関節に当てることで、血行を促進し、痛みを和らげることができます。
  • ストレッチ: 顎関節や首、肩のストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を高め、顎関節症の改善に繋がります。
  • 生活習慣の改善食事のストレス解消: ストレスは顎関節症を悪化させる要因となるため、リラックスできる時間を作ったり、趣味に没頭したりするなど、ストレス解消を心がけましょう。

専門家による治療

  • マウスピース: 睡眠時に装着することで、歯ぎしりや食いしばりによる顎関節への負担を軽減することができます。
  • 薬物療法: 痛みや炎症を抑えるために、鎮痛剤や消炎鎮痛剤、筋弛緩薬などが処方されることがあります。
  • 物理療法: 電気療法や超音波療法など、機器を使って痛みを和らげ、治癒を促進します。
  • 運動療法: 顎関節の動きを改善するために、理学療法士による指導のもと、顎関節の運動療法を行います。
  • 外科手術: 保存療法で効果が得られない場合や、顎関節の変形がひどい場合には、外科手術が行われることがあります。

まとめ

顎関節症は、適切な治療とセルフケアを行うことで、症状を改善し、再発を予防することができます。

もし顎関節症の症状でお悩みの方は、まずは自分でできる対処法を試してみてください。

それでも改善が見られない場合は、早めに専門家にご相談ください。

当院では、顎関節症の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。