【公式】整骨院SAPIENS(サピエンス)│総持寺駅徒歩2分 大阪府茨木市総持寺駅前町11-11

ホーム │

「ヘルニア」とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!~腰や首の痛み、その原因はヘルニアかも?~

「腰が痛くて、足がしびれる」「首が痛くて、腕が上がらない」

このような症状に悩まされている方は、もしかしたら「ヘルニア」かもしれません。

ヘルニアは、背骨のクッションの役割を果たす椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで様々な症状を引き起こす病気です。

この記事では、ヘルニアの原因や種類、症状、そして自分でできる対処法から専門家による治療まで、詳しく解説していきます。

ヘルニアに悩んでいる方はもちろん、ヘルニアを予防したい方も、ぜひ最後まで読んでみてください。

ヘルニアとは?

ヘルニアとは、体内の臓器や組織の一部が、本来あるべき部位から脱出した状態を指します。

その中でも、背骨に起こるヘルニアは「椎間板ヘルニア」と呼ばれ、腰や首に痛みやしびれを引き起こす代表的な病気です。

ヘルニアのメカニズム:一体何が起きているの?

背骨は、椎骨と呼ばれる骨が積み重なって構成されており、椎骨と椎骨の間には椎間板と呼ばれるクッションがあります。

椎間板は、ゼリー状の髄核と、それを囲む線維輪からできています。

何らかの原因で線維輪に亀裂が生じると、髄核が飛び出し、神経を圧迫することで、痛みやしびれなどの症状が現れます。

ヘルニアの原因は?

ヘルニアの原因は、大きく分けて以下の3つに分類されます。

加齢による変化

  • 椎間板の変性: 年齢を重ねると、椎間板の水分が減少し、弾力性が失われます。これにより、椎間板が潰れやすくなり、ヘルニアが起こりやすくなります。
  • 骨粗鬆症: 骨が弱くなることで、椎骨が変形し、椎間板への負担が増加します。

生活習慣の要因

  • 姿勢の悪さ: 猫背や前かがみの姿勢は、椎間板に負担をかけ、ヘルニアのリスクを高めます。
  • 運動不足: 運動不足は、筋肉の衰えを招き、背骨を支える力が弱くなります。
  • 過度な運動: 重いものを持ち上げたり、激しいスポーツをしたりすると、椎間板に大きな負担がかかり、ヘルニアが起こりやすくなります。
  • 肥満: 体重が増えると、椎間板への負担が増加します。
  • 喫煙: 喫煙は、椎間板の血行を悪くし、変性を促進させるため、ヘルニアのリスクを高めます。

その他の要因

  • 遺伝: ヘルニアになりやすい体質は、遺伝的な要因も関与していると考えられています。
  • 外傷: 交通事故やスポーツなどでの強い衝撃が、椎間板を損傷し、ヘルニアを引き起こすことがあります。

ヘルニアの種類は?

ヘルニアは、発生する部位によって、主に以下の3つに分類されます。

腰椎椎間板ヘルニア

腰の部分に発生するヘルニアで、最も多いタイプです。

腰痛や足の痛み、しびれなどの症状が現れます。

頸椎椎間板ヘルニア

首の部分に発生するヘルニアです。

首の痛みや肩こり、腕の痛み、しびれなどの症状が現れます。

胸椎椎間板ヘルニア

胸の部分に発生するヘルニアで、比較的珍しいタイプです。

背中の痛みや胸の痛み、お腹の痛みなどの症状が現れます。

ヘルニアの症状は?

ヘルニアの症状は、ヘルニアの種類や程度によって異なりますが、一般的には以下のものが挙げられます。

腰椎椎間板ヘルニアの症状

  • 腰痛: 腰に鈍痛や鋭い痛みを感じます。
  • 足の痛みやしびれ: お尻や太もも、ふくらはぎ、足先などに痛みやしびれを感じます。
  • 間欠性跛行: しばらく歩くと足が痛くなり、休むと痛みが軽減する症状です。
  • 排尿・排便障害: 重症の場合、排尿や排便に障害が起こることがあります。

頸椎椎間板ヘルニアの症状

  • 首の痛み: 首に鈍痛や鋭い痛みを感じます。
  • 肩こり: 肩や首の筋肉が緊張し、肩こりを引き起こします。
  • 腕の痛みやしびれ: 肩から腕、手にかけて痛みやしびれを感じます。
  • 手の脱力感: 手に力が入りにくくなったり、細かい作業がしにくくなったりします。

胸椎椎間板ヘルニアの症状

  • 背中の痛み: 背中に鈍痛や鋭い痛みを感じます。
  • 胸の痛み: 胸に締め付けられるような痛みを感じます。
  • お腹の痛み: お腹に痛みを感じることがあります。

ヘルニアの改善策は?

ヘルニアの改善策は、症状の程度によって異なりますが、一般的には以下の方法が有効です。

保存療法

  • 安静: 痛みが強い場合は、安静にすることが大切です。無理に動くと、症状が悪化することがあります。
  • 薬物療法: 痛みや炎症を抑えるために、鎮痛剤や消炎鎮痛剤、筋弛緩薬などが処方されることがあります。
  • コルセット: 腰椎椎間板ヘルニアの場合は、コルセットを装着することで、腰を安定させ、痛みを軽減することができます。
  • 牽引療法: 牽引療法は、椎間板にかかる圧力を軽減し、神経の圧迫を和らげる効果があります。
  • 温熱療法: 温熱療法は、血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する効果があります。
  • 運動療法: 症状が落ち着いてきたら、医師や理学療法士の指導のもと、ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法を行います。

手術療法

保存療法で効果が得られない場合や、症状が重度の場合には、手術療法が検討されます。

手術では、飛び出した椎間板を切除したり、神経の圧迫を解除したりします。

まとめ

ヘルニアは、早期発見・早期治療が大切です。

もしヘルニアの症状でお悩みの方は、まずは自分でできる対処法を試してみてください。

それでも改善が見られない場合は、早めに専門家にご相談ください。

当院では、ヘルニアの原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。