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腸脛靭帯炎とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!

ランニングやサイクリング、バスケットボールなど、膝を繰り返し曲げ伸ばしするスポーツをされている方は、「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。腸脛靭帯炎は、膝の外側に痛みが生じる炎症性の疾患で、「ランナー膝」とも呼ばれます。

「運動中や運動後に膝の外側が痛む」「階段の上り下りで膝が痛む」といった症状は、腸脛靭帯炎のサインかもしれません。放置すると慢性化し、スポーツ活動や日常生活に支障をきたすこともあるため、早期の対処が重要です。

今回は、腸脛靭帯炎の原因と症状、そして効果的な改善策について詳しく解説していきます。腸脛靭帯炎でお悩みの方、また予防に関心のある方も、ぜひ最後までご覧ください。

腸脛靭帯炎の原因

腸脛靭帯炎は、太ももの外側を走る腸脛靭帯と、大腿骨外顆という骨の隆起が繰り返し擦れることで炎症が起こり、痛みが生じます。主な原因は以下の通りです。

  1. オーバーユース(使いすぎ): ランニングやジャンプ、キックなどの動作を繰り返すことで、腸脛靭帯と大腿骨外顆が繰り返し摩擦を起こし、炎症を引き起こしやすくなります。特に、長距離ランナーやサッカー選手、バスケットボール選手など、膝を酷使するスポーツ選手に多く見られます。
  2. フォームの異常: ランニングやジャンプなどの動作において、フォームに問題があると、膝関節に余計な負担がかかり、腸脛靭帯炎を引き起こす原因となります。例えば、O脚やX脚、過度な回内足などは、膝関節の動きを不安定にし、腸脛靭帯へのストレスを増大させます。
  3. 筋肉のアンバランス: 大腿筋膜張筋や中殿筋などの股関節周囲の筋肉が弱かったり、柔軟性が低下していたりすると、腸脛靭帯への負担が増加し、炎症を起こしやすくなります。
  4. 柔軟性不足: 腸脛靭帯や股関節周囲の筋肉の柔軟性が低いと、膝関節の動きが悪くなり、腸脛靭帯へのストレスが増大します。
  5. 下り坂や硬い路面での運動: 下り坂を走ったり、硬い路面で運動したりすると、膝関節への衝撃が大きくなり、腸脛靭帯炎のリスクが高まります。

腸脛靭帯炎の症状

腸脛靭帯炎の主な症状は、以下の通りです。

  • 膝の外側の痛み: 膝の外側、特に大腿骨外顆付近に痛みを感じます。
  • 運動時や運動後の痛み: スポーツや運動中、または運動後に膝の痛みが強くなります。特に、ランニングやジャンプ、階段の上り下りなどで痛みが悪化することがあります。
  • 膝の外側の腫れや熱感: 腸脛靭帯に炎症が起こると、膝の外側が腫れたり、熱を持ったりすることがあります。
  • 膝の曲げ伸ばし時の痛み: 膝を曲げたり伸ばしたりする際に痛みを感じることがあります。
  • 安静時の痛み: 重症化すると、安静時にも痛みを感じることがあります。

腸脛靭帯炎の改善策

腸脛靭帯炎の改善には、以下の方法が有効です。

  1. 安静: 痛みが強い場合は、まず膝を休ませることが大切です。スポーツや運動を控え、膝に負担をかけないようにしましょう。
  2. アイシング: 炎症を抑えるために、痛む部分を冷やしましょう。氷のうや保冷剤などをタオルに包んで、10~15分程度冷やします。
  3. ストレッチ: 腸脛靭帯や股関節周囲の筋肉をストレッチすることで、柔軟性を高め、腸脛靭帯への負担を軽減することができます。
  4. 筋力トレーニング: 大腿筋膜張筋や中殿筋などの股関節周囲の筋肉を鍛えることで、膝関節の安定性を高め、腸脛靭帯炎の再発を予防することができます。
  5. フォームの改善: 専門家(トレーナーやコーチ)に指導を受け、正しいフォームで運動しましょう。
  6. 適切なシューズ選び: クッション性の高いシューズを選び、足に合ったサイズのものを選びましょう。インソールを使用することも有効です。
  7. 薬物療法: 痛みが強い場合は、医師に相談し、消炎鎮痛剤や湿布薬などを処方してもらうことがあります。

整骨院での施術

整骨院では、腸脛靭帯炎に対して、手技療法や物理療法、鍼灸などの施術を行うことができます。

  • 手技療法: マッサージやストレッチなどにより、筋肉の緊張を緩和し、血行を促進します。腸脛靭帯の柔軟性を高める施術や、股関節の動きを改善する施術などがあります。
  • 物理療法: 超音波や電気療法などにより、炎症を抑え、痛みの緩和を図ります。
  • 鍼灸: 鍼灸治療は、ツボを刺激することで、血行を促進し、痛みを和らげる効果があります。

まとめ

腸脛靭帯炎は、早期に適切な対処をすることで、症状を改善することができます。

当院では、腸脛靭帯炎の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。