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「恥骨結合炎」って一体何?その原因と症状、改善策を徹底解説!

下腹部や股関節に痛みを感じていませんか?それはもしかすると、「恥骨結合炎」のサインかもしれません。恥骨結合炎は、骨盤にある恥骨結合という関節に炎症が起こることで、日常生活に支障をきたすことがあります。

今回は、恥骨結合炎について詳しく解説し、その原因、症状、そして改善策をご紹介します。意外と知られていない恥骨結合炎、一緒に正しい知識を身につけ、辛い症状から解放されましょう。

恥骨結合炎とは?

恥骨結合炎とは、骨盤の前面にある左右の恥骨が結合している部分(恥骨結合)に炎症が起こり、痛みや違和感などを引き起こす疾患です。

恥骨結合は、通常はわずかな動きしかありませんが、妊娠や出産、スポーツなどによって過度な負荷がかかると、炎症を起こしやすくなります。また、関節リウマチなどの疾患が原因で発症することもあります。

恥骨結合炎の症状

恥骨結合炎の症状は、炎症の程度や期間によって異なりますが、代表的な症状は以下の通りです。

  • 恥骨部の痛み:恥骨結合周辺に痛みを感じます。歩行時や階段の上り下り、寝返りなど、脚を開いたり閉じたりする動作で痛みが強くなることがあります。
  • 股関節の痛み:恥骨結合炎は、股関節にも痛みを引き起こすことがあります。
  • 下腹部の痛み:恥骨結合炎は、下腹部にも痛みを引き起こすことがあります。
  • 脚の付け根の痛み:恥骨結合炎は、脚の付け根にも痛みを引き起こすことがあります。
  • 歩行障害:痛みが強くなると、歩行が困難になることがあります。
  • 排尿痛:恥骨結合の炎症が膀胱にも影響を与え、排尿時に痛みを感じることがあります。

これらの症状は、日常生活に支障をきたすだけでなく、放置すると症状が悪化し、慢性的な痛みに悩まされる可能性があります。

恥骨結合炎の原因

恥骨結合炎は、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられていますが、主な原因は以下の通りです。

妊娠・出産

  • 妊娠中は、リラキシンというホルモンが分泌され、骨盤の靭帯が緩みます。
  • この靭帯の緩みによって、恥骨結合が不安定になり、炎症を起こしやすくなります。
  • また、出産時の赤ちゃんの通過によって、恥骨結合に負担がかかり、炎症を引き起こすことがあります。

スポーツ

  • サッカーやバスケットボール、ラグビーなど、急な方向転換やキック動作が多いスポーツは、恥骨結合に負担をかけ、炎症を起こしやすくなります。

関節リウマチ

  • 関節リウマチは、全身の関節に炎症が起こる病気で、恥骨結合にも炎症が起こることがあります。

外傷

  • 転倒や交通事故などによる骨盤への衝撃は、恥骨結合を損傷し、炎症を引き起こすことがあります。

過度な運動

  • 急激な運動量の増加や、準備運動不足は、恥骨結合に負担をかけ、炎症を起こしやすくなります。

恥骨結合炎になりやすい人の特徴

恥骨結合炎は、以下のような特徴を持つ人に発症しやすいと言われています。

  • 妊娠中や産後の女性:ホルモンバランスの変化や出産による骨盤の歪みが原因で、恥骨結合が不安定になりやすいです。
  • スポーツ選手:特に、サッカーやバスケットボール、ラグビーなど、急な方向転換やキック動作が多いスポーツをしている人は、恥骨結合に負担がかかりやすいです。
  • 関節リウマチの人:関節リウマチは、恥骨結合にも炎症を引き起こすことがあります。

恥骨結合炎の改善策

恥骨結合炎の治療法は、症状の程度や原因によって異なりますが、主な改善策は以下の通りです。

保存療法

  • 安静:恥骨結合に負担をかける動作を控え、安静にすることが大切です。
  • 冷却:炎症が強い場合は、アイシングなどで患部を冷やすことで、痛みや炎症を和らげることができます。
  • 薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬が処方されます。
  • 骨盤ベルト:骨盤ベルトを装着することで、恥骨結合を安定させ、痛みを軽減することができます。
  • リハビリテーション:ストレッチや筋力トレーニング、骨盤矯正など、恥骨結合の安定性と柔軟性を高めるためのリハビリテーションが行われます。

手術療法

  • 保存療法で効果が得られない場合や、重度の恥骨結合離開がある場合に検討されます。
  • 恥骨結合を固定する手術が行われます。

日常生活での注意点

恥骨結合炎の予防や再発防止のためには、以下の点に注意しましょう。

  • 無理な動作を避ける:脚を開いたり閉じたりする動作や、重い物を持ち上げる動作は避けましょう。
  • 正しい姿勢を意識する:猫背や反り腰は、恥骨結合に負担をかけるため、正しい姿勢を心がけましょう。
  • 適度な運動:適度な運動は、血行を促進し、筋肉を強化するため、恥骨結合の安定性に繋がります。
  • ストレッチ:股関節や骨盤周りの筋肉をストレッチすることで、恥骨結合の柔軟性を高めることができます。
  • 体重管理:体重が増えると恥骨結合への負担が増えるため、適正体重を維持しましょう。

当院では、恥骨結合炎の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。