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「月経困難症」とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!

生理痛がひどくて、日常生活に支障をきたしていませんか?それは、「月経困難症」かもしれません。月経困難症は、月経時に起こる激しい痛みや不快感を伴う疾患で、多くの女性が悩んでいます。

今回は、月経困難症について詳しく解説し、その原因、症状、そして改善策をご紹介します。我慢せずに適切な対処をすることで、月経困難症の症状を和らげることができます。一緒に正しい知識を身につけ、快適な生活を取り戻しましょう。

月経困難症とは?

月経困難症とは、月経時に起こる下腹部痛や腰痛などの症状がひどく、日常生活に支障をきたす状態を指します。月経痛は、多くの女性が経験する一般的な症状ですが、日常生活に支障が出るほどの痛みや不快感を伴う場合は、月経困難症と診断されます。

月経困難症は、原因によって「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」の2つに分けられます。

  • 機能性月経困難症:子宮や卵巣に器質的な異常がないにもかかわらず、月経時に強い痛みを感じるタイプです。
  • 器質性月経困難症:子宮内膜症や子宮筋腫など、子宮や卵巣に器質的な異常があることが原因で起こるタイプです。

月経困難症の症状

月経困難症の症状は、人によって異なりますが、代表的な症状は以下の通りです。

  • 下腹部痛:最も一般的な症状で、月経開始前または開始直後から下腹部に鈍痛や痙攣痛を感じます。
  • 腰痛:下腹部痛とともに、腰に痛みを感じることもあります。
  • 吐き気、嘔吐:下腹部痛や腰痛とともに、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
  • 下痢:月経時に腸の動きが活発になり、下痢になることがあります。
  • 頭痛:月経時のホルモンバランスの変化によって、頭痛が起こることがあります。
  • イライラ感:月経時のホルモンバランスの変化によって、イライラしたり、情緒不安定になったりすることがあります。
  • 冷え:月経時の血行不良によって、手足が冷えやすくなることがあります。

これらの症状は、日常生活や仕事、学業に支障をきたすだけでなく、放置すると症状が悪化し、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。

月経困難症の原因

月経困難症の原因は、以下の2つのタイプに分けられます。

機能性月経困難症

  • プロスタグランジンの過剰分泌:プロスタグランジンは、子宮を収縮させる物質で、月経時に子宮内膜から分泌されます。過剰に分泌されると、子宮が過剰に収縮し、強い痛みを引き起こします。
  • 子宮の過収縮:プロスタグランジンの過剰分泌や、子宮の出口が狭いなどの原因によって、子宮が過剰に収縮し、痛みを引き起こします。
  • 冷え性:体が冷えると、血行が悪くなり、子宮の収縮が強くなるため、痛みを感じやすくなります。
  • ストレス:ストレスは、自律神経のバランスを乱し、月経困難症の症状を悪化させることがあります。

器質性月経困難症

  • 子宮内膜症:子宮内膜が子宮以外の場所に発生し、月経時に出血することで、強い痛みを引き起こします。
  • 子宮筋腫:子宮の筋肉層にできる良性の腫瘍で、月経時の出血量が増えたり、子宮が大きくなることで、痛みを引き起こします。
  • 子宮腺筋症:子宮内膜が子宮の筋肉層に深く入り込んで増殖し、月経時に強い痛みを引き起こします。
  • 骨盤内炎症性疾患:細菌感染によって、卵管や卵巣に炎症が起こり、痛みを引き起こします。

月経困難症になりやすい人の特徴

月経困難症は、以下のような特徴を持つ人に発症しやすいと言われています。

  • 10代~20代の女性:初潮後数年は、月経困難症を発症しやすい傾向があります。
  • やせ型の人:皮下脂肪が少ないため、冷えやすく、月経困難症のリスクが高まります。
  • ストレスを抱えやすい人:ストレスは、自律神経のバランスを乱し、月経困難症の症状を悪化させることがあります。
  • 喫煙者:喫煙は、血管を収縮させ、血行不良を引き起こすため、月経困難症のリスクを高めます。
  • 家族に月経困難症の人がいる人:遺伝的な要因も関与していると考えられています。

月経困難症の改善策

月経困難症の治療法は、原因や症状の程度によって異なりますが、主な改善策は以下の通りです。

薬物療法

  • 鎮痛薬:痛み止めは、月経困難症の痛みを和らげるために広く使用されています。
  • 低用量ピル:低用量ピルは、排卵を抑えることで、プロスタグランジンの分泌を抑制し、痛みを軽減する効果があります。
  • 漢方薬:体質改善を目的とした漢方薬が、月経困難症の症状を和らげる効果があります。

その他の治療法

  • 温熱療法:温熱パッドやカイロなどで下腹部を温めることで、血行が促進され、痛みが緩和されることがあります。
  • 鍼灸治療:鍼灸治療は、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。
  • アロマセラピー:リラックス効果のあるアロマオイルを使用することで、ストレスを軽減し、症状を和らげる効果があります。

日常生活での注意点

  • 規則正しい生活:十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動は、ホルモンバランスを整え、月経困難症の症状を軽減するのに役立ちます。
  • 身体を冷やさない:身体を冷やすと、血行が悪くなり、痛みが強くなるため、温かい服装を心がけましょう。
  • ストレスを溜めない:ストレスは、月経困難症の症状を悪化させるため、リラックスできる時間を作るなど、ストレスを解消する工夫をしましょう。
  • 禁煙:喫煙は、血行を悪くし、痛みを悪化させるため、禁煙することが大切です。

当院では、月経困難症の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。