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「関節可動域制限」とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!

肩が上がらない、膝が曲がらない、首が回らない…関節の動きが悪くなって、日常生活に支障を感じていませんか?それは、「関節可動域制限」かもしれません。関節可動域制限は、関節の動く範囲が狭くなることで、様々な症状を引き起こします。

今回は、関節可動域制限について詳しく解説し、その原因、症状、そして改善策をご紹介します。関節可動域制限は、適切なケアと早期の対処が重要です。一緒に正しい知識を身につけ、快適な生活を取り戻しましょう。

関節可動域制限とは?

関節可動域制限とは、関節が正常に動く範囲(可動域)が狭くなり、関節の動きが悪くなる状態を指します。関節は、骨と骨が連結する部分で、滑らかな動きを可能にするために、関節包、靭帯、筋肉、腱、滑液などの組織で構成されています。

これらの組織が、加齢、怪我、病気、運動不足など、様々な原因によって変化することで、関節の動きが制限され、可動域が狭くなってしまうことがあります。関節可動域制限は、肩や肘、膝、股関節など、全身の関節に起こり得ます。

関節可動域制限の症状

関節可動域制限の症状は、原因や制限の程度によって異なりますが、代表的な症状は以下の通りです。

  • 関節の動きが悪い:関節が硬く感じられ、スムーズに動かせなくなります。
  • 痛み:関節を動かすと痛みを感じることがあります。
  • 違和感:関節に違和感や突っ張り感を感じることもあります。
  • 腫れ:関節周辺が腫れることがあります。
  • 熱感:関節周辺が熱を持つことがあります。
  • 変形:関節が変形し、見た目が変わることがあります。
  • 筋力低下:関節を動かさなくなることで、周囲の筋肉が衰え、筋力が低下することがあります。

これらの症状は、日常生活や仕事に支障をきたすだけでなく、放置すると症状が悪化し、関節の機能が完全に失われる可能性もあります。

関節可動域制限の原因

関節可動域制限は、様々な原因によって引き起こされます。主な原因は以下の通りです。

加齢

  • 加齢とともに、関節軟骨がすり減ったり、関節包や靭帯が硬くなったりすることで、関節の可動域が制限されることがあります。

怪我

  • 骨折や脱臼、靭帯損傷、半月板損傷などの怪我は、関節の構造を変化させ、可動域制限を引き起こすことがあります。

病気

  • 変形性関節症:関節軟骨がすり減り、骨棘(こつきょく:骨の突起)が形成されることで、関節の動きが悪くなります。
  • 関節リウマチ:関節 synovium(滑膜)に炎症が起こり、関節が破壊されることで、可動域制限が起こります。
  • 痛風:関節内に尿酸結晶が沈着することで、炎症が起こり、関節の動きが悪くなります。

運動不足

  • 運動不足は、関節を動かす機会が減るため、関節の柔軟性が低下し、可動域が制限されることがあります。

その他

  • 筋肉の硬さ:筋肉が硬くなると、関節の動きを妨げ、可動域制限を引き起こすことがあります。
  • 腫瘍:関節周辺に腫瘍ができることで、関節の動きが制限されることがあります。
  • 精神的なストレス:ストレスは、筋肉を緊張させ、関節の動きを悪くすることがあります。

関節可動域制限の種類

関節可動域制限は、制限の方向によっていくつかの種類に分けられます。

  • 屈曲制限:関節を曲げる動きが制限されることです。
  • 伸展制限:関節を伸ばす動きが制限されることです。
  • 内転制限:体の中心に向かって関節を動かす動きが制限されることです。
  • 外転制限:体の中心から関節を遠ざける動きが制限されることです。
  • 回旋制限:関節を軸にして回転させる動きが制限されることです。

関節可動域制限の改善策

関節可動域制限の治療法は、原因や症状の程度によって異なりますが、主な改善策は以下の通りです。

保存療法

  • 運動療法:理学療法士などの専門家による指導のもと、関節可動域訓練やストレッチ、筋力トレーニングなどを行います。
  • 温熱療法:温熱療法は、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。
  • 電気療法:電気刺激によって、筋肉を刺激し、関節の動きを改善する効果があります。
  • 手技療法:マッサージや関節モビライゼーションなど、手技によって関節の動きを改善する治療法です。
  • 薬物療法:痛みや炎症を抑える薬が処方されることがあります。

手術療法

  • 保存療法で効果が得られない場合や、関節の変形がひどい場合に検討されます。
  • 関節鏡手術や関節形成術など、関節の動きを改善するための手術が行われます。

日常生活での注意点

関節可動域制限の予防や改善のためには、以下の点に注意しましょう。

  • 適度な運動:適度な運動は、関節の柔軟性を維持し、筋力を強化するため、関節可動域制限の予防に効果的です。
  • ストレッチ:ストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げる効果があります。
  • 温める:関節を温めることで、血行が促進され、関節の動きがスムーズになります。
  • 適切な姿勢を保つ:猫背や反り腰など、悪い姿勢は関節に負担をかけるため、正しい姿勢を心がけましょう。
  • 体重管理:体重が増えると関節への負担が増えるため、適正体重を維持しましょう。

当院では、関節可動域制限の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。