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「肘筋腱炎」とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!

肘の痛みや違和感、力が入りにくい…そんな症状はありませんか?それは、「肘筋腱炎」かもしれません。肘筋腱炎は、肘の関節を動かす筋肉や腱に炎症が起こることで、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすことがあります。

今回は、肘筋腱炎について詳しく解説し、その原因、症状、そして改善策をご紹介します。肘筋腱炎は、適切な治療とリハビリを行うことで改善が期待できます。一緒に正しい知識を身につけ、肘の痛みから解放されましょう。

肘筋腱炎とは?

肘筋腱炎とは、肘関節を動かす筋肉や腱に炎症が起こることで、肘に痛みや腫れ、運動制限などを引き起こす疾患の総称です。具体的には、以下の3つのタイプに分けられます。

  1. 上腕骨外側上顆炎(テニス肘):手首や指を伸ばす筋肉(短橈側手根伸筋など)の使いすぎによって起こる炎症です。
  2. 上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘):手首や指を曲げる筋肉(円回内筋、橈側手根屈筋、尺側手根屈筋など)の使いすぎによって起こる炎症です。
  3. 上腕三頭筋腱炎:二の腕の後ろ側にある上腕三頭筋の腱に炎症が起こることで、肘の後ろ側に痛みを感じます。

これらの炎症は、スポーツや仕事、日常生活での動作など、肘に繰り返し負担がかかることで起こります。

肘筋腱炎の症状

肘筋腱炎の症状は、炎症の部位や程度によって異なりますが、代表的な症状は以下の通りです。

  • 肘の痛み:炎症が起こっている部位に痛みを感じます。
  • 圧痛:炎症が起こっている部位を押すと痛みを感じます。
  • 腫れ:炎症によって、肘が腫れることがあります。
  • 熱感:炎症によって、患部が熱を持つことがあります。
  • 運動制限:肘の動きが悪くなり、曲げ伸ばしやひねる動作が制限されることがあります。
  • 筋力低下:痛みのために、肘の筋肉が使われなくなり、筋力が低下することがあります。

これらの症状は、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすだけでなく、放置すると症状が悪化し、慢性的な痛みに悩まされる可能性があります。

肘筋腱炎の原因

肘筋腱炎は、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられていますが、主な原因は以下の通りです。

スポーツ

  • テニス:バックハンドストロークやサーブなどの動作を繰り返すことで、手首や指を伸ばす筋肉に負担がかかり、上腕骨外側上顆炎(テニス肘)を引き起こしやすくなります。
  • ゴルフ:スイングのインパクト時に、手首や指を曲げる筋肉に負担がかかり、上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)を引き起こしやすくなります。
  • 野球:投球動作やバッティングの繰り返しによって、肘の筋肉や腱に負担がかかり、肘筋腱炎を引き起こしやすくなります。

日常生活動作

  • パソコン作業:キーボードやマウスを長時間操作するなど、手首や指を繰り返し使う動作は、肘筋腱炎のリスクを高めます。
  • 家事:料理、洗濯、掃除など、手首や指を繰り返し使う家事は、肘筋腱炎の原因となることがあります。
  • 重い荷物を持つ:重い荷物を持つと、肘の筋肉や腱に負担がかかり、炎症を起こしやすくなります。

仕事

  • 同じ動作の繰り返し:工場でのライン作業や、美容師、調理師など、手首や指を繰り返し使う仕事は、肘筋腱炎のリスクを高めます。
  • 振動工具の使用:振動工具を長時間使用すると、肘に負担がかかり、炎症が起こりやすくなります。

その他

  • 加齢:加齢とともに、腱や筋肉が衰え、損傷しやすくなるため、肘筋腱炎のリスクが高まります。
  • 遺伝的要因:肘筋腱炎は、遺伝的な要因も関与していると考えられています。

肘筋腱炎の改善策

肘筋腱炎の治療法は、症状の程度や原因によって異なりますが、主な改善策は以下の通りです。

保存療法

  • 安静:痛みが強い場合は、肘を休ませることが大切です。サポーターや装具で肘を固定することも有効です。
  • 冷却:炎症が強い場合は、アイシングなどで患部を冷やすことで、痛みや腫れを抑えることができます。
  • 圧迫:弾性包帯などで肘を圧迫することで、腫れを抑えることができます。
  • 薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬が処方されることがあります。
  • リハビリテーション:理学療法士などの専門家による指導のもと、ストレッチや筋力トレーニングなどを行います。
  • 体外衝撃波治療:衝撃波を患部に当てることで、痛みの軽減や組織の修復を促す治療法です。
  • PRP療法(多血小板血漿療法):自分の血液から抽出した多血小板血漿を患部に注射することで、組織の修復を促進する治療法です。

手術療法

  • 保存療法で効果が得られない場合や、腱が断裂している場合に検討されます。
  • 損傷した腱を修復したり、骨棘を除去したりする手術が行われます。

日常生活での注意点

肘筋腱炎の予防や再発防止のためには、以下の点に注意しましょう。

  • 肘の使い過ぎに注意する:パソコン作業や手作業など、肘を繰り返し使う場合は、こまめに休憩を取りましょう。
  • 正しいフォームで運動する:スポーツをする際は、正しいフォームで運動し、無理な力を加えないようにしましょう。
  • ストレッチ:肘のストレッチを習慣化することで、筋肉の柔軟性を高め、ケガの予防に繋がります。
  • 適切な道具を選ぶ:テニスラケットやゴルフクラブなど、自分に合った道具を選ぶことも大切です。
  • 痛みが続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

当院では、肘筋腱炎の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。