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「腰椎圧迫骨折」とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!

「くしゃみをした拍子に腰に激痛が走った」「背中が丸くなってきた」「身長が縮んだ気がする」…このような症状に心当たりはありませんか?それは、「腰椎圧迫骨折」のサインかもしれません。腰椎圧迫骨折は、骨粗鬆症などが原因で腰の骨が潰れてしまう骨折で、高齢者に多く見られます。

今回は、腰椎圧迫骨折について詳しく解説し、その原因、症状、そして改善策をご紹介します。早期発見・早期治療が重要な腰椎圧迫骨折、一緒に正しい知識を身につけ、適切な対処法を知りましょう。

腰椎圧迫骨折とは?

腰椎圧迫骨折とは、腰椎(腰の骨)が、何らかの原因で圧迫され、骨折してしまう状態を指します。骨粗鬆症などによって骨がもろくなっている場合、しりもちをついたり、くしゃみをするなどの些細な衝撃でも骨折することがあります。

腰椎は、5つの骨で構成されており、その中でも腰椎圧迫骨折は、下部の腰椎に起こりやすい傾向があります。

腰椎圧迫骨折の症状

腰椎圧迫骨折の症状は、骨折の程度や場所、個人の感じ方によって異なりますが、代表的な症状は以下の通りです。

  • 腰痛:腰椎圧迫骨折の最も一般的な症状です。突然の激痛や、徐々に強くなる鈍痛など、痛みの程度は様々です。
  • 背中が丸くなる:骨折によって背骨が変形し、背中が丸くなることがあります。
  • 身長が縮む:骨折によって背骨が潰れるため、身長が縮むことがあります。
  • 神経症状:骨折した骨が神経を圧迫すると、足にしびれや痛み、麻痺などの神経症状が現れることがあります。

腰椎圧迫骨折の原因

腰椎圧迫骨折は、以下の原因によって引き起こされます。

骨粗鬆症

  • 骨粗鬆症は、骨密度が低下し、骨がもろくなる病気です。骨粗鬆症の人は、軽微な衝撃でも腰椎圧迫骨折を起こしやすくなります。
  • 特に、閉経後の女性は、女性ホルモンの減少によって骨粗鬆症になりやすいため、注意が必要です。

転倒・落下

  • 高いところからの落下や、階段を踏み外すなどの転倒は、腰椎に強い衝撃を与え、圧迫骨折を引き起こすことがあります。

交通事故

  • 交通事故による衝撃で、腰椎が圧迫骨折することがあります。

悪性腫瘍

  • がんが骨に転移し、骨を破壊することで、病的骨折と呼ばれる骨折が起こることがあります。腰椎圧迫骨折も、病的骨折の一つです。

腰椎圧迫骨折の診断

腰椎圧迫骨折は、以下の方法で診断されます。

  • 問診:医師が、痛みの程度や発症時期、ケガの状況などを詳しく聞きます。
  • 触診:医師が、骨折部位の圧痛や腫れなどを確認します。
  • X線検査:腰椎の骨折の有無や程度を診断するために、X線検査を行います。
  • MRI検査やCT検査:神経の圧迫の有無や程度を詳しく調べるために、MRI検査やCT検査が行われることがあります。
  • 骨密度検査:骨粗鬆症の診断や重症度を評価するために、骨密度検査が行われることがあります。

腰椎圧迫骨折の治療法

腰椎圧迫骨折の治療法は、骨折の程度や症状によって異なりますが、大きく分けて保存療法と手術療法があります。

保存療法

  • 安静:初期は、コルセットなどを装着し、安静にすることが大切です。
  • 薬物療法:痛み止めや骨粗鬆症治療薬が処方されます。
  • 理学療法:リハビリテーションとして、ストレッチや筋力トレーニング、電気療法などを行います。

手術療法

  • バルーン椎体形成術(BKP):潰れた骨の中に風船を挿入し、骨を膨らませた後、骨セメントを注入して固定する手術です。
  • 経皮的椎体形成術(PVP):骨セメントを直接潰れた骨に注入して固定する手術です。

腰椎圧迫骨折の予防

腰椎圧迫骨折を予防するためには、以下の点に注意しましょう。

  • 骨粗鬆症の予防:カルシウムやビタミンDを十分に摂取し、適度な運動を心がけましょう。
  • 転倒予防:家の中や外出先で、転倒しないように注意しましょう。手すりや杖を使用することも有効です。
  • 定期的な骨密度検査:骨粗鬆症の早期発見・早期治療に繋がります。

当院では、腰椎圧迫骨折の原因を特定し、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。