【公式】整骨院SAPIENS(サピエンス)│総持寺駅徒歩2分 大阪府茨木市総持寺駅前町11-11

ホーム │

「パーキンソン病」とは?その原因と症状、改善策を徹底解説!

手足の震え、動作が遅くなる、筋肉がこわばる…このような症状に心当たりはありませんか?それは、「パーキンソン病」の初期症状かもしれません。パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質であるドーパミンが減少することで起こる神経変性疾患です。

今回は、パーキンソン病について詳しく解説し、その原因、症状、そして改善策をご紹介します。パーキンソン病は、早期発見・早期治療が重要です。一緒に正しい知識を身につけ、適切な対処法を知りましょう。

パーキンソン病とは?

パーキンソン病とは、脳内の神経伝達物質であるドーパミンを産生する神経細胞が減少することで、運動機能に障害が起こる神経変性疾患です。

ドーパミンは、運動の開始やスムーズな動きを調節する役割を担っています。ドーパミンが減少すると、筋肉の動きが鈍くなり、震えやこわばり、動作緩慢などの症状が現れます。

パーキンソン病は、50歳以上の人に多く発症し、高齢になるほど発症率が高くなります。また、男性の方が女性よりもわずかに発症しやすい傾向があります。

パーキンソン病の症状

パーキンソン病の症状は、初期には軽微で気づきにくいこともありますが、徐々に進行し、日常生活に支障をきたすようになります。主な症状は以下の通りです。

運動症状

  • 振戦(しんせん): 安静時に手足が震える症状です。特に、指を丸めたり伸ばしたりする動作で震えが目立ちます。
  • 固縮(こしゅく): 筋肉がこわばり、関節の動きが悪くなる症状です。
  • 無動・寡動(むどう・かどう): 動作が遅くなったり、小さくなったりする症状です。表情が乏しくなったり、声が出にくくなったりすることもあります。
  • 姿勢保持障害: 姿勢を維持することが難しくなり、前かがみになったり、バランスを崩しやすくなったりします。

非運動症状

  • 自律神経症状: 便秘、立ちくらみ、発汗異常、頻尿などの自律神経症状が現れることがあります。
  • 精神症状: うつ病、不安障害、幻覚、妄想などを伴うことがあります。
  • 睡眠障害: 睡眠時無呼吸症候群やレム睡眠行動障害などを伴うことがあります。
  • 嗅覚障害: 匂いを感じにくくなることがあります。

パーキンソン病の原因

パーキンソン病の詳しい原因は、まだ解明されていません。しかし、以下の要因が関与している可能性が考えられています。

遺伝的要因

  • パーキンソン病は、一部の遺伝子変異と関連があることが知られています。
  • しかし、ほとんどのパーキンソン病は、遺伝的な要因だけで発症するわけではなく、環境要因も関与していると考えられています。

環境要因

  • 農薬や除草剤など、特定の化学物質への曝露が、パーキンソン病のリスクを高める可能性が指摘されています。
  • 頭部外傷の経験がある人は、パーキンソン病を発症しやすい傾向があります。

加齢による変化

  • 加齢とともに、脳内のドーパミン産生細胞が減少していくことは、パーキンソン病の主要な原因の一つと考えられています。

パーキンソン病の診断

パーキンソン病の診断は、主に以下の方法で行われます。

  • 問診:医師が、症状の出現時期や痛みの程度、日常生活での動作や習慣などを詳しく聞きます。
  • 神経学的検査:医師が、振戦や固縮、無動・寡動、姿勢保持障害などの運動症状を確認します。
  • 画像検査:MRI検査やDATスキャンなどを行い、脳内のドーパミン産生細胞の減少を確認します。
  • 薬物反応性試験:レボドパというドーパミン補充薬を投与し、症状が改善するかどうかを確認します。

パーキンソン病の改善策

パーキンソン病は、完治する治療法はありませんが、薬物療法やリハビリテーション、手術療法などを組み合わせることで、症状をコントロールし、進行を遅らせることができます。

薬物療法

  • ドーパミン補充薬:レボドパ、ドパミンアゴニストなど、脳内のドーパミンを補う薬です。
  • ドーパミン分解酵素阻害薬:ドーパミンの分解を抑え、効果を持続させる薬です。
  • COMT阻害薬:ドーパミンの分解産物の作用を抑える薬です。
  • MAO-B阻害薬:ドーパミンの分解を抑える薬です。
  • 抗コリン薬:振戦や固縮を改善する薬です。

リハビリテーション

  • 理学療法:運動機能の維持・改善を目的としたリハビリテーションです。歩行訓練や筋力トレーニング、ストレッチなどを行います。
  • 作業療法:日常生活動作の改善を目的としたリハビリテーションです。食事や着替え、トイレなどの動作の練習を行います。
  • 言語療法:発声や嚥下機能の改善を目的としたリハビリテーションです。

手術療法

  • 脳深部刺激療法(DBS):脳の特定部位に電極を埋め込み、電気刺激を与えることで、症状を改善する手術です。

日常生活での注意点

パーキンソン病の症状を悪化させないためには、以下の点に注意しましょう。

  • 薬の飲み忘れに注意する:医師の指示通りに薬を服用することが大切です。
  • バランスの取れた食事を摂る:栄養バランスの良い食事は、健康維持に欠かせません。
  • 適度な運動:無理のない範囲で、ウォーキングやストレッチなどの運動を続けましょう。
  • 転倒予防:足元を整理整頓し、手すりや杖を使用するなど、転倒予防に努めましょう。
  • 規則正しい生活:睡眠リズムを整え、ストレスを溜めないようにしましょう。

当院では、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。