「魔女の一撃」とも呼ばれるぎっくり腰。その激痛は、経験した人でなければ分からないほどの苦しみです。一度ぎっくり腰を経験すると、再発への不安がつきまといますよね。しかし、適切なストレッチとケアを行うことで、再発を予防し、腰の健康を維持することができます。今回は、ぎっくり腰の再発防止に役立つストレッチとケアについて詳しく解説します。
ぎっくり腰とは？
ぎっくり腰とは、正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、腰に急に激痛が走る状態を指します。重い物を持ち上げた時や、体を捻った時、くしゃみをした時など、日常生活の些細な動作がきっかけで起こることがあります。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の主な原因は、腰の筋肉や靭帯の損傷です。中腰での作業や長時間のデスクワーク、運動不足などによって、腰に負担がかかり続けると、筋肉や靭帯が疲労し、損傷しやすくなります。
ぎっくり腰の再発を予防するためのストレッチ
ぎっくり腰を繰り返さないためには、日頃から腰の柔軟性を高め、筋肉を強化することが大切です。ここでは、再発予防に効果的なストレッチを3つ紹介します。
1. 背中を伸ばすストレッチ（キャット＆カウ）
- 四つん這いになり、背中を丸めるように息を吐きながらゆっくりと頭を下げます。（猫のポーズ）
- 次に、背中を反らせるように息を吸いながらゆっくりと頭を上げます。（牛のポーズ）
- この動作を5〜10回繰り返します。
2. 腰を捻るストレッチ
- 仰向けに寝て、両膝を立てます。
- 両膝を揃えたまま、ゆっくりと左右に倒します。
- 左右交互に5〜10回繰り返します。
3. 太もも裏を伸ばすストレッチ
- 仰向けに寝て、片方の脚をまっすぐ伸ばします。
- もう片方の脚を曲げ、両手で太ももの裏を持ち、ゆっくりと胸の方に引き寄せます。
- 気持ちの良いところで30秒ほどキープし、反対側の脚も同様に行います。
ぎっくり腰の再発を予防するためのケア
ストレッチに加えて、日常生活でのケアも再発予防に重要です。
1. 正しい姿勢を意識する
立っている時や座っている時は、背筋を伸ばし、お腹に力を入れ、腰を反りすぎないように意識しましょう。
2. 重い物を持ち上げる時は注意する
中腰での作業は避け、膝を曲げて腰を落とした状態から持ち上げるようにしましょう。また、一度に重い物を持ち上げず、分割して運ぶようにしましょう。
3. 長時間同じ姿勢を避ける
デスクワークなど、長時間同じ姿勢での作業は、腰に負担がかかります。こまめに休憩を取り、ストレッチなどで体を動かしましょう。
4. 適度な運動を心掛ける
適度な運動は、腰の筋肉を強化し、柔軟性を高める効果があります。ウォーキングや水泳など、腰に負担の少ない運動を選びましょう。
ぎっくり腰の再発を防ぐための整骨院での施術
整骨院では、ぎっくり腰の再発予防のために、様々な施術を行います。
1. 手技療法
- マッサージ：筋肉の緊張をほぐし、血行を促進します。
- ストレッチ：関節の可動域を広げ、柔軟性を高めます。
- 骨盤矯正：骨盤の歪みを整え、腰への負担を軽減します。
2. 物理療法
- 電気療法：痛みを和らげ、治癒を促進します。
- 温熱療法：血行を促進し、筋肉の緊張を緩和します。
3. 運動療法
- 体幹トレーニング：体幹を強化し、腰への負担を軽減します。
- ストレッチ指導：自宅で行えるストレッチを指導します。
まとめ
ぎっくり腰は、適切なストレッチとケアを行うことで、再発を予防することができます。日頃から腰の健康を意識し、ストレッチや運動を習慣化しましょう。
当院では、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
