【公式】整骨院SAPIENS(サピエンス)│総持寺駅徒歩2分 大阪府茨木市総持寺駅前町11-11

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スポーツ中の肉離れ、正しい対処とリハビリ

スポーツ中に起こる怪我の中でも、特に注意が必要な「肉離れ」。ふくらはぎや太ももなど、下半身に起こりやすく、激しい痛みが伴います。肉離れは適切な対処とリハビリを行うことで、早期回復と再発防止に繋がります。今回は、スポーツ中の肉離れの原因、症状、応急処置、そして整骨院でのリハビリについて詳しく解説していきます。

肉離れとは?その原因と症状

肉離れとは、スポーツなどの運動中に筋肉が急激に収縮することで、筋繊維が部分的に、もしくは完全に断裂してしまう状態を指します。筋肉に過度な負荷がかかることで発生し、特に運動前の準備運動不足や筋肉疲労がある場合に起こりやすいと言われています。

肉離れの主な症状は以下の通りです。

  • 痛み: 発生時に激痛を感じることが多く、その後も運動時やストレッチ時に痛みが続きます。
  • 腫れ: 損傷した筋肉周辺が炎症を起こし、腫れが生じます。
  • 内出血: 筋肉の損傷に伴い、皮下で出血が起こり、青あざができることがあります。
  • 筋肉の陥凹: 筋肉が部分的に断裂すると、その部分が凹んで見えることがあります。
  • 関節の可動域制限: 損傷した筋肉が硬くなり、関節の動きが悪くなることがあります。

肉離れの応急処置「RICE処置」

肉離れを起こした場合は、まず「RICE処置」を行いましょう。RICE処置は、損傷の拡大を防ぎ、早期回復を促すための基本的な処置です。

  1. R: Rest(安静) 肉離れを起こした部位を安静にすることが重要です。運動を中止し、患部を動かさないようにしましょう。松葉杖やサポーターなどを利用して、患部を固定することも有効です。
  2. I: Icing(冷却) 氷や保冷剤などをタオルに包んで、患部を冷やしましょう。冷却することで、炎症を抑え、痛みや腫れを軽減することができます。1回15〜20分程度、数時間おきに冷やすのが効果的です。
  3. C: Compression(圧迫) 弾性包帯やテーピングなどで患部を適度に圧迫することで、内出血や腫れを抑えることができます。ただし、締め付けすぎると血行が悪くなるため、注意が必要です。
  4. E: Elevation(挙上) 患部を心臓よりも高い位置に挙げることで、血液の循環を良くし、腫れや内出血を軽減することができます。横になった状態で、クッションや枕などを利用して患部を高くしましょう。

整骨院でのリハビリ

応急処置後、早期回復と再発防止のためには、整骨院での専門的なリハビリが重要です。

手技療法

  • マッサージ: 損傷した筋肉や周辺の筋肉の緊張を緩和し、血行を促進することで、痛みや腫れの軽減を促します。
  • ストレッチ: 筋肉の柔軟性を回復させ、関節の可動域を広げることで、早期回復を促します。
  • 関節モビライゼーション: 専門的な手技によって関節の動きを滑らかにし、可動域を改善します。

物理療法

  • 電気療法: 微弱な電流を流すことで、痛みを和らげ、治癒を促進します。
  • 超音波療法: 超音波の振動で、深部の組織を温め、血行を促進します。
  • テーピング: 筋肉や関節をサポートし、負担を軽減することで、早期回復を促します。

運動療法

  • 筋力トレーニング: 回復段階に合わせて、損傷した筋肉や周辺の筋肉を強化するトレーニングを行います。
  • ストレッチング: 筋肉の柔軟性を高め、再発予防に繋げます。
  • バランス訓練: 身体のバランス能力を高め、怪我の予防に繋げます。

肉離れの回復期間と再発予防のポイント

肉離れの回復期間は、損傷の程度によって異なりますが、軽度のものであれば2〜3週間、重度のものであれば数ヶ月かかることもあります。早期に適切な処置とリハビリを受けることで、回復期間を短縮し、後遺症を残さずに回復できる可能性が高まります。

肉離れの再発を予防するためには、以下の点に注意しましょう。

  • 運動前のウォーミングアップとクールダウンを必ず行う
  • 筋肉疲労を感じたら、無理をせず休息をとる
  • ストレッチやマッサージなどで、筋肉の柔軟性を保つ
  • バランスの取れた食事と十分な睡眠をとる

まとめ

スポーツ中の肉離れは、適切な応急処置と専門的なリハビリによって、早期回復と再発防止が可能です。RICE処置をしっかりと行い、早めに整骨院を受診しましょう。

当院では、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。