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鍼施術でスッキリ解消!便秘の原因と改善策を徹底解説【整骨院SAPIENS監修│茨木市/総持寺・高槻市】

近年、多くの方が慢性的な便秘に悩まされています。朝からなんとなくお腹に違和感があったり、排便できずモヤモヤした気分が続いたりすると、一日を思いきり快適に過ごしづらくなるものです。便秘は放置してしまうと、肌荒れや体調不良の原因にもつながる場合があります。そこで注目されているのが、鍼施術を活用した便秘対策です。

鍼は「肩こり」「腰痛」などに効くイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、便秘の緩和にも効果が期待できるといわれています。しかし「本当に鍼で便秘が良くなるの?」「どうして便秘になるの?」と疑問に思っている方も少なくありません。そこで本記事では、便秘の種類や原因、さらに鍼によるアプローチの可能性や具体的な生活改善策にいたるまで、徹底的に解説していきます。

この機会に便秘の仕組みをしっかり理解し、あなたに合った対策を見つけてみてください。本記事は5000文字以上のボリュームで、内容をじっくり読み解けるよう構成しています。最後までお読みいただくことで、日々の不快感から解放されるヒントや、さらなる健康維持に役立つ情報を得られるはずです。

便秘とは何か?基本的な定義と症状

便秘とは、「本来体外に排出されるべき便が、スムーズに十分量を出せない状態」を指します。医療的には、排便回数が週に2回以下であったり、毎回の排便に強い残便感がある状態を指す場合が多いですが、排便の回数や感覚には個人差があります。回数が少なくとも、苦痛なく排便できていれば便秘とはみなさない場合もあるため、自己判断だけで決めつけるのは注意が必要です。

便秘になると、お腹の張りやガスの溜まり、便が出なくて苦しいといった不快感に襲われます。さらに肌荒れ、頭痛、肩こりといった二次的な不調の原因になることもあります。精神的にもイライラしやすくなり、ストレスに敏感になるケースも少なくありません。毎朝スッキリと排便できるかどうかは、日々の快適さを左右する大切なポイントといえるでしょう。

便秘は大きく2種類に分けられる

便秘には「機能性便秘」と「器質性便秘」が存在します。器質性便秘とは、大腸や小腸に病変があり、通過障害が起きて便が物理的に出にくくなるタイプです。たとえば大腸がんや大腸狭窄、腸閉塞といった疾患が原因となるため、医療機関での検査・治療が必須となります。一方、鍼施術や生活習慣の改善による対策でアプローチできるのは、主に器質的な問題がなく、腸の機能的な異常や乱れによって便が出づらくなる「機能性便秘」です。

機能性便秘はさらに、弛緩性便秘・痙攣性便秘・直腸性便秘の3種類に分類されます。それぞれ原因や特徴が異なるため、自分がどのタイプに該当しそうかチェックし、対策を考えることが重要です。

弛緩性便秘:大腸の動きが低下するタイプ

弛緩性便秘は、大腸のぜん動運動(便を押し出す動き)が弱くなることが主な原因です。便を押し出す力が足りないため、便が大腸内をゆっくり移動し、排泄までに時間がかかってしまいます。便が大腸内に留まる時間が長いと、水分を吸収されすぎて便が硬くなり、ますます出にくい状態になります。

このタイプの便秘は、高齢者や妊婦さん、若い女性にも多く見られます。食物繊維不足や運動不足、あるいは筋力の低下が大きな原因です。とくに腹筋の弱さは便を押し出す力に直結するため、腹筋が衰えやすい高齢者の方や妊娠中の女性は注意が必要です。

また、食物繊維は便のかさを増やし、水分を吸収して便をやわらかくする役割を持っています。野菜不足や偏った食生活が続くと弛緩性便秘を引き起こしやすいため、生活習慣を見直すことが第一の対策となります。便が硬く太い塊状になり、排便時に強くいきむ必要がある場合は、弛緩性便秘を疑ってみるとよいでしょう。

痙攣性便秘:ストレスや緊張が鍵になるタイプ

痙攣性便秘は、大腸が過度に収縮(痙攣)するために起こります。大腸が強く収縮しすぎてしまうと、便が腸内をうまく移動できなくなり、小さくコロコロした便となってしまうのです。ストレスが原因となるケースが非常に多く、「過敏性腸症候群」の一症状としてあらわれることもあります。

このタイプの便秘は、便秘と下痢を繰り返すことも珍しくありません。精神的な負担が増えると交感神経が優位になり、腸の動きが乱れるため、排便リズムが安定しにくいのです。便を出そうといきんでも、腸が痙攣している状態では痛みや不快感が増すばかりで、スムーズに排泄されません。

痙攣性便秘への対策としては、心身のリラックスを心がけ、ストレスを上手に発散することが重要です。適度な運動や充分な睡眠によって副交感神経が優位になる時間を増やすことが、症状を緩和する基本といえます。

直腸性便秘:排便タイミングの乱れが原因のタイプ

直腸性便秘は、その名のとおり、便が直腸まで届いているにもかかわらず排出されない状態です。忙しくて便意を感じても我慢してしまう、あるいはトイレに行くタイミングを逃すなどの生活習慣の乱れが大きく影響します。便が直腸に長時間とどまると、水分が吸収されて固くなり、余計に出にくくなる上、切れ痔などの肛門周辺トラブルにもつながりやすいので注意が必要です。

特に社会人の方や育児中の方など、トイレに行きづらい環境で過ごしている場合は要注意です。便意を感じたら我慢せず、できるだけ早く排便する習慣をつけるだけでも、直腸性便秘は改善へと向かいやすくなります。

鍼施術は便秘にどう効くのか?そのメカニズムと期待できる効果

鍼施術(鍼灸)は、東洋医学の長い歴史の中で培われてきた治療法です。体の特定のツボに鍼を打つことで、気血(きけつ)の流れや自律神経のバランスを整えようとするアプローチが基盤になっています。では、なぜ鍼で便秘が改善される可能性があるのでしょうか。

自律神経への働きかけ

腸の動きは自律神経によってコントロールされています。大腸のぜん動運動をスムーズにするには、副交感神経がある程度優位になることが必要です。鍼施術では、自律神経のバランスを整え、交感神経の過度な高まりを抑えられると考えられています。その結果、腸管の緊張状態が和らぎ、便が円滑に運ばれるようになりやすいのです。

血流改善による腸管活動の向上

鍼を打つことで、刺激を受けた血管が拡張し、体の循環が良くなるともいわれています。腸管の血流が良くなると、消化や吸収のプロセスがスムーズになり、腸自体も活発に動きやすくなるでしょう。とくに便秘が慢性化している人は腹部の血行が滞っている場合があるため、鍼施術による血流促進効果により、腸管が本来の機能を取り戻す手助けが期待できます。

内臓機能をサポートするツボへのアプローチ

東洋医学では、便秘など消化器系の不調には、特定のツボを刺激することが有効とされています。たとえば、腹部や足に存在する便秘に関連したツボに鍼を打つことで、内臓や腸に対してダイレクトに働きかけると考えられます。これらのツボを適切に刺激することで、副交感神経が優位になり、腸のリズムを整える効果が期待できます。

実際に鍼施術で便秘は解消できるのか?注意点も含めて解説

弛緩性便秘、痙攣性便秘などは鍼でのアプローチが有効だとされていますが、すべてのケースが鍼だけで完璧に解消できるわけではありません。便秘の原因が生活習慣に大きく依存している場合は、鍼施術とあわせて食事や運動、ストレスマネジメントなどを同時に見直すことが理想的です。

また、器質性便秘(大腸がんや狭窄など)の可能性がある場合は、鍼施術に頼る前に医療機関での検査を受けましょう。自分の便秘の原因を正確に把握することが、安全かつ効果的に便秘を改善するための第一歩です。

鍼施術以外でできる便秘改善策:タイプ別アプローチ

ここからは、それぞれのタイプ(弛緩性便秘・直腸性便秘・痙攣性便秘)にあわせた生活習慣の見直し方や、具体的な改善ポイントを解説していきます。鍼施術とあわせることでより効果的に便秘を解消できるため、日々の暮らしにぜひ取り入れてみてください。

弛緩性便秘へのアプローチ

弛緩性便秘の最大の原因は、筋力低下や運動不足、食物繊維不足などによる大腸のぜん動運動の弱まりです。以下のポイントを意識しましょう。

1. 適度な運動を取り入れる
ウォーキングや軽いストレッチ、ヨガなど毎日続けやすい運動で十分です。下腹部を意識して動かすことで、腸の動きをサポートできます。お腹をひねるポーズや深呼吸を取り入れると、腸への刺激が増し、より便通改善に効果的です。

2. 食物繊維と水分補給を意識
野菜や果物、海藻類、全粒穀物などをバランス良く摂りましょう。食物繊維は水分を保持し、便を柔らかくすると同時にかさ増し効果も期待できます。朝起きたらコップ一杯の水を飲む習慣をつけるだけでも、腸が動き出しやすくなります。

3. 腹筋を鍛える習慣づくり
座りがちな生活を送っている方は、とくに腹筋が弱っている可能性があります。毎日少しずつでも腹筋運動を取り入れたり、姿勢を意識することが、排便時に必要な腹圧を高める助けとなるでしょう。

直腸性便秘へのアプローチ

直腸性便秘の最大の問題は、排便のタイミングを逃し続けることで便意が鈍くなってしまう点です。便意を感じたら我慢せずトイレに行く習慣を身につけるだけでも大きく改善が期待できます。

1. 毎朝同じ時間にトイレへ行く
便意がなくても、朝食後や起床後など決まった時間にトイレへ行くことで身体が排便のリズムを覚えやすくなります。最初は出なくても、続けるうちに習慣化され、自然に便意が起こることが増えるでしょう。

2. 我慢しない生活パターンを工夫する
忙しい職場や接客業の方などは、なかなかトイレに行けない状況もあります。できるだけトイレのタイミングを確保できるよう、上司や同僚に相談してみるのも一つの手です。また、在宅ワークの方でも仕事に集中しすぎて便意を逃さないよう、定期的に休憩を取るなど工夫が必要です。

3. 腹圧のかけ方を見直す
強くいきむばかりでは、排便がスムーズにいかない場合があります。呼吸を止めず、下腹部に意識を向けてゆっくり息を吐きながらいきむと、余計な力みが減り、直腸周辺の筋肉に適度な圧をかけられます。無理なく排便できる姿勢や呼吸法を工夫しましょう。

痙攣性便秘へのアプローチ

痙攣性便秘はストレスや緊張が引き金となるケースが多いため、心身のリラックスが欠かせません。

1. ストレスを溜めにくい生活を
仕事や家事、人間関係などストレスを抱えていると、交感神経が優位になって腸の動きが乱れます。ストレッチや軽めの運動、好きな趣味に没頭する時間を作るなど、自分なりのストレス発散方法を確立しましょう。

2. 十分な睡眠とリラックス法
寝る前にスマートフォンやパソコンを使うと脳が刺激され、交感神経が高まりやすくなります。寝室の明かりを落としてゆったりと過ごしたり、ぬるめのお湯でゆっくり入浴したりすることで副交感神経を高め、質の高い睡眠をとるよう心がけましょう。深い睡眠がとれれば、翌日の腸の動きも安定しやすくなります。

3. 腸をいたわる食事を意識する
コロコロ便になりやすい痙攣性便秘の場合、食物繊維を摂りすぎると逆に腸を刺激しすぎて悪化するケースもあります。自分の体調や便の状態を見ながら、無理のない範囲で水溶性食物繊維を中心にバランスをとることが大切です。発酵食品(ヨーグルト、味噌、納豆など)を取り入れるのも腸内環境の改善に有益です。

生活習慣のポイント:鍼とあわせて実践したい日々のケア

便秘対策は鍼施術だけに頼るのではなく、毎日の生活習慣をちょっと見直すだけでも大きく変わります。鍼施術を受けながら、以下のポイントを取り入れると相乗効果が期待できるでしょう。

規則正しい食事
朝食を抜いたり、極端なダイエットを続けたりすると、腸のリズムが乱れて便秘が助長されます。朝は特に、食物を入れることで「胃結腸反射」が起こり、自然な便意につながりやすい時間帯。適度に栄養バランスの良い食事をとりましょう。

積極的な水分摂取
便秘になりがちな方は、意外と水分不足であるケースも多いです。便の水分量が不足すると固く出にくくなります。目安として、1日1.5~2リットル程度の水分補給を心がけてみてください(運動量や気温によっても変わります)。

入浴やマッサージでリラックス
ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで副交感神経が刺激され、腸への血流も促進されます。お風呂あがりにお腹まわりを軽くマッサージすると、腸が刺激されて排便リズムが整いやすくなります。

寝る前のデジタルデトックス
スマホやパソコンの画面を見ると、交感神経が活性化しがちです。寝る1~2時間前は画面を見ないようにして、腸をリラックスできる環境を整えると朝の目覚めとともに快便を促しやすくなるでしょう。

ストレスコントロールの重要性:便秘改善のカギ

痙攣性便秘の方に限らず、弛緩性便秘や直腸性便秘であっても、ストレスは体のさまざまな機能を乱す要因となります。とくに現代社会では、仕事や人間関係、情報過多などで無意識のうちにストレスが蓄積されやすい環境です。ストレスが溜まりすぎると睡眠の質が落ち、自律神経のバランスが崩れ、結果として便秘を悪化させることもあります。

上手なストレス発散法を見つける
運動、読書、音楽鑑賞、瞑想、アロマなど、どんな方法でもかまいません。自分のリラックススイッチを発見し、忙しいときほど意識的に取り入れましょう。

小さな「ありがとう」を増やす
人間関係のストレスは、自分でコントロールしづらい部分が大きいですが、日頃から感謝の気持ちやポジティブな言葉を増やすことで、思わぬストレスが緩和されることもあります。

専門家に相談する
どうしてもストレスが強く、生活に支障が出るほど辛い場合には、カウンセラーや医療機関に相談するのも一つの方法です。心のケアが整えば、便秘や他の身体症状も緩和に向かいやすくなります。

まとめ

便秘と一口にいっても、原因や症状にはさまざまなタイプがあります。弛緩性便秘は筋力不足や食物繊維不足、痙攣性便秘はストレスや緊張、直腸性便秘は排便習慣の乱れなど、それぞれ異なる要因が背景にあるのです。まずは自分の便秘の傾向を把握し、生活習慣の改善やストレスコントロールに取り組んでみましょう。適度な運動、水分補給、バランスの良い食事、そして規則正しい排便リズムを身につけることが、便秘改善への近道となります。

鍼施術は、自律神経を整えたり腸管の血流を促進したりすることで、便秘に対してプラスに作用する可能性があります。とくに弛緩性便秘や痙攣性便秘に悩む方は、鍼施術の力を借りることで、より早く快適なお通じリズムを取り戻せるかもしれません。ただし、器質性便秘の疑いがある場合は、まず医療機関で検査を受けることが大前提です。

この記事を監修
整骨院SAPIENSブログ

大阪府茨木市、阪急京都線「総持寺駅」から徒歩2分の場所にある【整骨院SAPIENS】が運営するブログです。
当院には、国家資格である「柔道整復師」の資格を持つ経験豊富なスタッフが在籍しブログ記事を監修しています。
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