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頭痛の種類と原因を徹底解説!あなたは何タイプ?

はじめに:「たかが頭痛」と我慢していませんか?その痛み、原因によって対処法は真逆です

「こめかみがズキン、ズキンと脈打って、仕事に集中できない」

「夕方になると、頭全体をギューッと締め付けられるような重い痛みがやってくる」

「頭痛くらいで会社は休めないし…」と、市販の痛み止めを飲んで、なんとかやり過ごす毎日。

あなたにとって、頭痛はもはや「いつものこと」であり、「体質だから仕方ない」と諦めてしまってはいないでしょうか。

しかし、その考えは、非常にもったいないだけでなく、時には危険ですらあります。

一口に「頭痛」と言っても、その背景には様々な種類と原因が隠されています。そして驚くべきことに、頭痛のタイプによっては、良かれと思ってやった対処法が、かえって症状を悪化させてしまうケースが非常に多いのです。例えば、温めた方が良い頭痛と、絶対に冷やさなければいけない頭痛があります。

この記事は、そんな「頭痛との付き合い方が分からない」と悩むあなたのための、専門家による徹底解説ガイドです。

まずは、命に関わる「危険な頭痛」のサインを見分ける方法から、日本人に多い3大頭痛「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」それぞれの特徴と原因、そして、タイプ別の正しい対処法まで、分かりやすくお伝えしていきます。

ご自身の頭痛の正体を正しく理解し、もう二度と、つらい痛みに振り回されない、快適な毎日を取り戻しましょう。

第1章:その頭痛、本当に大丈夫?まず知っておきたい「危険な頭痛」のサイン

本格的な頭痛タイプの解説に入る前に、これだけは必ず知っておいてほしい、という最も重要な情報からお伝えします。それは、世の中には「放っておくと命に関わる、危険な頭痛」が存在する、ということです。

頭痛は、大きく分けて2種類あります。

  • 一次性頭痛:頭痛そのものが病気であり、命に別状はないもの(いわゆる「頭痛もち」の頭痛)。
  • 二次性頭痛:脳の病気(くも膜下出血、脳梗塞、脳腫瘍、髄膜炎など)や、他の体の病気が原因で起こる頭痛。

これからご紹介する3大頭痛は「一次性頭痛」ですが、その前に、以下の「二次性頭痛(危険な頭痛)」のサインに当てはまるものがないか、必ずセルフチェックしてください。

【緊急受診セルフチェック】こんな頭痛は、すぐに病院へ!

もし、以下のような症状が一つでも見られる場合は、市販薬で様子を見るなどせず、ためらわずに救急車を呼ぶか、夜間や休日であっても、すぐに脳神経外科などの医療機関を受診してください。

  • □ 今まで一度も経験したことのないような、突然の激しい頭痛(「バットで殴られたような」「ハンマーで叩かれたような」と表現される痛み)。
  • □ 手足の麻痺やしびれ、力が入らない。
  • □ ろれつが回らない、言葉がうまく出てこない。
  • □ 物が二重に見える、視野の一部が欠ける。
  • □ 高熱を伴い、首の後ろが硬くなって、前に曲げられない。
  • □ けいれんを起こした、意識がもうろうとしている。
  • □ 時間の経過とともに、頭痛がどんどん悪化していく。

これらのサインは、一刻を争う脳の病気の可能性があります。自己判断は絶対にせず、直ちに専門医の診察を受けてください。

第2章:あなたの頭痛は何タイプ?日本人に多い3大「一次性頭痛」

さて、上記の「危険な頭痛」に当てはまらないことを確認した上で、いよいよ、多くの人が悩む「一次性頭痛」の世界へ入っていきましょう。これは、命に別状はありませんが、私たちの日常生活の質(QOL)を著しく低下させる、つらい頭痛です。

主に、以下の3つのタイプに分けられます。ご自身の症状がどれに最も近いか、考えながら読み進めてみてください。

タイプ① 緊張型頭痛② 片頭痛(偏頭痛)③ 群発頭痛
痛みの質ギューッと締め付けられるような、圧迫されるような鈍い痛みズキン、ズキンと脈打つような、拍動性の強い痛み目をえぐられるような、焼けるような、耐え難い激痛
痛む場所頭全体、後頭部、首筋片側(時に両側)のこめかみ周辺片側の目の奥
頻度・持続ほぼ毎日、ダラダラと続くことも月に数回〜週に1回程度の発作性1〜2ヶ月の群発期に、1日に何度も集中して起こる
伴う症状肩こり、首こり、めまい、体のだるさ光・音・匂いに過敏、吐き気、嘔吐涙、鼻水、目の充血、発汗
動くとどうなる?動いても悪化しない、むしろ少し楽になることも動くと痛みが悪化するため、じっとしていたくなるじっとしていられず、転げ回るほどの痛み

第3章:【タイプ1】日本人の頭痛で最多!「緊張型頭痛」の原因と対策

日本人の頭痛の中で、最も多いのがこのタイプです。まさに「頭痛の王様」と言えるでしょう。

症状の特徴

  • 痛み方:「ヘルメットをかぶったような」「鉢巻きで頭をギューッと締め付けられているような」と表現される、圧迫感のある鈍い痛みが特徴です。
  • 場所:後頭部から首筋、肩にかけてのエリアを中心に、頭全体が重苦しくなります。
  • 持続時間:数時間で治まることもあれば、数日間ダラダラと続くこともあり、慢性的になりやすい傾向があります。
  • その他:吐き気や嘔吐を伴うことは稀で、動けないほどの痛みではありませんが、常に頭がスッキリせず、仕事や家事の効率が著しく低下します。めまいや、体のだるさを伴うこともあります。

原因は「筋肉の緊張」と「ストレス」

緊張型頭痛の主な原因は、その名の通り、頭、首、肩、背中にかけての筋肉が過度に「緊張」し、血行が悪くなることです。

  • 身体的ストレス:長時間のデスクワークやスマホ操作による、猫背やストレートネックといった悪い姿勢が、首や肩の筋肉に持続的な負担をかけ、筋肉をガチガチに硬くしてしまいます。
  • 精神的ストレス:仕事のプレッシャーや人間関係の悩みといった精神的なストレスは、無意識のうちに体に力が入り、歯を食いしばらせ、全身の筋肉を緊張させます。

この筋肉の緊張が、血管を圧迫して血行不良を招き、頭部への酸素や栄養の供給が滞ることで、重苦しい痛みが生じるのです。

正しい対策(キーワード:温める、動かす、ほぐす)

緊張型頭痛の対策の基本は、「血行を促進し、筋肉の緊張を緩める」ことです。

  • 温める:蒸しタオルやホットパックで、首の後ろや肩をじんわりと温めましょう。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かる全身浴も、血行を促進し、心身をリラックスさせるのに非常に効果的です。
  • 動かす:同じ姿勢を続けるのは禁物です。30分に1回は立ち上がり、首をゆっくり回したり、肩を上げ下げしたり、背伸びをしたりして、固まった筋肉を動かしてあげましょう。軽いウォーキングなどもお勧めです。
  • ほぐす(マッサージ・整骨院):ご自身で首や肩を優しく揉みほぐしたり、専門家である私たち整骨院で、硬くなった筋肉を的確に緩めてもらったり、頭痛の根本原因となっている姿勢の歪みを矯正したりすることは、非常に有効なアプローチです。

やってはいけないNG対処法

痛むからといって、患部を「冷やす」ことは、血管をさらに収縮させ、血行を悪化させるため、逆効果です。

第4章:【タイプ2】ズキンズキンと脈打つ痛み「片頭痛」の原因と対策

女性に多く見られ、その強い痛みから、日常生活に大きな支障をきたすのが片頭痛です。緊張型頭痛とは、原因も対処法も「真逆」であると覚えてください。

症状の特徴

  • 痛み方:「ズキン、ズキン」「ガン、ガン」と、心臓の拍動に合わせて脈打つような、強い痛みが特徴です。
  • 場所:片側のこめかみ周辺から目のあたりにかけて痛むことが多いですが、両側が痛むこともあります。
  • 持続時間:一度発作が起こると、数時間から、長い場合は3日間ほど続きます。
  • 伴う症状:日常生活の光やテレビの音、香水の匂いなどが、普段よりもうるさく、不快に感じられる「感覚過敏」を伴います。また、強い吐き気や、実際に嘔吐してしまうことも少なくありません。
  • 動くと悪化:階段の上り下りや、少し頭を動かすだけでも痛みが響き、悪化するため、発作中は、とにかく暗くて静かな場所で、じっと横になっていたくなります。
  • 前兆(アウラ):一部の人には、頭痛が起こる直前に、「目の前にキラキラした光が見える」「視野の一部がギザギザして見えにくくなる」(閃輝暗点)といった、特徴的な前兆が現れることがあります。

原因は「血管の拡張」と「神経の興奮」

片頭痛のメカニズムはまだ完全に解明されていませんが、現在最も有力な説は、何らかのきっかけで、頭蓋骨内の「血管が急激に拡張」し、その周りを取り巻く、顔面の感覚を司る「三叉神経」が刺激されることで、炎症と痛みが生じる、というものです。

そのきっかけ(誘因)としては、以下のようなものが知られています。

  • ストレス(あるいは、ストレスから解放された週末など)
  • 睡眠不足、または、休日の寝すぎ
  • 女性ホルモンの変動(生理の開始前後、排卵期など)
  • 特定の食べ物(チョコレート、チーズ、赤ワイン、柑橘類など)
  • 気圧や温度の急激な変化

正しい対策(キーワード:冷やす、安静、暗く静かに)

片頭痛の対策の基本は、「拡張した血管を収縮させ、神経への刺激を減らす」ことです。緊張型頭痛とは真逆のアプローチになります。

  • 冷やす:痛むこめかみや額を、冷たいタオルや冷却シート、氷のうなどで冷やしましょう。血管が収縮し、痛みが和らぎます。
  • 安静にする:とにかく刺激を避けることが重要です。光や音を遮断できる、暗くて静かな部屋で、横になって休みましょう。
  • カフェインを少量摂る:コーヒー、緑茶、紅茶などに含まれるカフェインには、血管を収縮させる作用があります。そのため、痛みが始まったごく初期の段階で、カップ1杯程度を飲むと、痛みが和らぐことがあります。ただし、飲み過ぎはかえって頭痛を誘発することもあるため、注意が必要です。

やってはいけないNG対処法

お風呂で温まったり、マッサージをしたり、運動したりすることは、血管をさらに拡張させ、ズキンズキンという拍動性の痛みを激増させるため、絶対に避けてください。

第5章:【タイプ3】耐え難い激痛「群発頭痛」の原因と対策

一次性頭痛の中では頻度は低いですが、その痛みは「人類が経験する痛みの中で最大級」とも言われ、絶対に知っておくべき頭痛です。

症状の特徴

  • 痛み方:「目をえぐられるような」「きりで突き刺されるような」と表現される、常軌を逸した、耐え難いほどの激痛です。
  • 場所:必ず、左右どちらか片方の目の奥に起こります。
  • 伴う症状:痛む側と同じ側の、目の充血、涙、鼻水・鼻づまり、まぶたの下垂、額の発汗といった、自律神経系の症状を伴うのが特徴です。
  • 特徴的なサイクル:15分から3時間程度の激しい痛みの発作が、1日に1〜8回ほど起こります。そして、この発作が、1年のうちの特定の期間(1〜2ヶ月)に集中して起こり(これを「群発期」と呼びます)、その時期を過ぎると、嘘のように症状が全くなくなります。
  • 行動:じっとしていることができず、あまりの痛みに部屋の中を歩き回ったり、頭を壁に打ち付けたくなったりするほどのたうち回ります。

正しい対策(市販薬は無効!必ず専門医へ)

群発頭痛の痛みは、市販の鎮痛薬では全く歯が立ちません。この頭痛が疑われる場合は、必ず「脳神経外科」や「頭痛専門外来」といった、専門の医療機関を受診してください。

病院では、以下のような専門的な治療が行われます。

  • 純酸素吸入法:医療用の純度100%の酸素を、マスクで吸入する方法。高い鎮痛効果が認められています。
  • トリプタン製剤の自己注射:片頭痛の治療にも使われる血管収縮薬の注射をご自身で行うことで、速やかに痛みを抑えます。

群発期の誘因として、アルコールがほぼ100%の確率で発作を誘発することが知られています。群発期の間は、厳禁です。

第6章:あなたの頭痛、整骨院でできること

では、これらの頭痛に対して、私たち整骨院はどのようなお手伝いができるのでしょうか。

緊張型頭痛は、まさに私たちの専門分野です

緊張型頭痛の根本原因である「筋肉の緊張」と「姿勢の歪み」は、私たち柔道整復師が最も得意とする分野です。

  • 手技療法:首、肩、背中、時には頭部の筋肉まで、硬くなってしまった部分を的確に見つけ出し、丁寧にほぐして血行を促進します。
  • 骨格矯正:猫背やストレートネック、骨盤の歪みといった、頭痛を引き起こす根本的な姿勢の問題を、ソフトな矯正で整えていきます。
  • 生活習慣指導:頭痛を再発させないための、正しい姿勢やセルフケアの方法を指導します。

片頭痛・群発頭痛との関わり方

片頭痛や群発頭痛そのものを、私たちの施術で「治す」ことはできません。これらは、血管や神経、脳の機能が関わる、より専門的な治療が必要な頭痛です。

しかし、首や肩の筋肉の過度な緊張が、片頭痛の発作の「引き金(誘因)」になっているケースは非常に多くあります。

私たちは、首や肩のコンディションを整え、自律神経のバランスを安定させることで、片頭痛の発作が起こる頻度を減らしたり、発作が起きても、その程度を軽くしたりする、という形でのサポートが可能です。

そして何より、あなたの頭痛がどのタイプなのか、危険な頭痛のサインはないかを見極め、必要に応じて適切な医療機関へと案内する「健康のゲートキーパー」としての役割も、私たちは担っています。

まとめ:その痛み、もう一人で悩まないでください

たかが頭痛、されど頭痛。あなたの日常生活を脅かすその痛みには、必ず原因があり、そして、正しい対処法が存在します。

  • ギューッと締め付けられるなら → 緊張型頭痛(温める・動かす)
  • ズキンズキンと脈打つなら → 片頭痛(冷やす・安静にする)

まずは、この大きな違いを理解し、ご自身の症状に合わせて、逆効果になる対処法を避けるだけでも、頭痛との付き合い方は大きく変わるはずです。

そして、自己判断で市販薬を飲み続ける前に、一度、専門家に相談してみませんか。その頭痛が本当に一次性頭痛なのか、どのタイプなのかを正しく知ること。それが、長年の悩みから解放されるための、最も確実な第一歩です。

「体質だから」と諦める必要はありません。あなたの笑顔を曇らせるその痛みから解放され、スッキリとした毎日を取り戻すために、私たち専門家は、いつでもあなたの力になります。

この記事を監修
整骨院SAPIENSブログ

大阪府茨木市、阪急京都線「総持寺駅」から徒歩2分の場所にある【整骨院SAPIENS】が運営するブログです。
当院には、国家資格である「柔道整復師」の資格を持つ経験豊富なスタッフが在籍しブログ記事を監修しています。
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