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膝痛の原因と改善策とは?【整骨院SAPIENS監修│茨木市/総持寺・高槻市】

膝の痛みは、私たちの日常生活の質を大きく左右する悩ましい問題です。「歩き始めに膝が痛む」「階段の上り下りがつらい」「正座ができない」など、膝の不調は様々な場面で活動を制限し、精神的なストレスにもつながります。この痛みは、ご高齢の方特有のものと思われがちですが、実は若い世代やスポーツを愛好する方々にも無関係ではありません。

この記事では、茨木市/総持寺エリアや高槻市で地域の方々の健康をサポートする「整骨院SAPIENS」の監修のもと、膝の痛みの主な原因から、ご自身でできるセルフケア、整骨院での専門的なアプローチ、そして痛みを未然に防ぐための予防策まで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。つらい膝の痛みから解放され、快適な毎日を取り戻すための一歩を、この記事と共に見つけていきましょう。

あなたの膝は大丈夫?膝の構造と役割を簡単に知ろう

まず、私たちの膝がどのようにできていて、どんな働きをしているのか、基本的な構造と役割を理解することから始めましょう。膝関節は体の中でも特に複雑で、大きな負荷がかかる重要な関節です。

  • 膝関節を構成する骨: 膝関節は主に3つの骨で構成されています。太ももの骨である「大腿骨(だいたいこつ)」、すねの太い骨である「脛骨(けいこつ)」、そして膝のお皿と呼ばれる「膝蓋骨(しつがいこつ)」です。これらの骨が組み合わさって、曲げ伸ばしなどの動きを可能にしています。
  • 軟骨の役割: 大腿骨と脛骨の関節面、そして膝蓋骨の裏側は、「関節軟骨」という滑らかで弾力性のある組織で覆われています。この軟骨は、膝を動かす際の摩擦を減らし、スムーズな動きを助けるとともに、歩行やジャンプなどの際に骨にかかる衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。
  • 靭帯の役割: 膝関節は、骨同士を強固につなぎとめる複数の「靭帯(じんたい)」によって安定性が保たれています。代表的なものに、膝の内側と外側の安定性を高める「内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)」と「外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)」、そして膝の前後方向のずれを防ぐ「前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)」と「後十字靭帯(こうじゅうじじんたい)」があります。これらの靭帯が損傷すると、膝の不安定感や脱臼の原因となります。
  • 半月板の役割: 大腿骨と脛骨の間には、「半月板(はんげつばん)」というC型をした線維軟骨の板が内外に1枚ずつあります。半月板は、膝関節の適合性を高めて安定させるとともに、軟骨と同様に衝撃を吸収し、体重を分散させるクッションの役割を担っています。
  • 筋肉の役割: 膝の動きは、太ももやお尻、ふくらはぎなど、多くの筋肉によってコントロールされています。特に太ももの前側にある「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」は膝を伸ばす際に、太ももの裏側にある「ハムストリングス」は膝を曲げる際に主に働きます。これらの筋肉は、膝関節を安定させ、衝撃を吸収する上でも非常に重要です。筋力が低下すると、膝への負担が増大し、痛みの原因となることがあります。

このように、膝は多くの組織が複雑に連携し合って機能しています。これらのいずれかの組織に問題が生じると、膝の痛みや不調につながる可能性があるのです。

なぜ膝が痛くなるの?主な原因を探る

膝の痛みの原因は多岐にわたります。ここでは、代表的な原因をいくつかご紹介します。

加齢による変化

  • 変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう): 膝の痛みの原因として最も多いのが、この変形性膝関節症です。主に加齢や長年の膝への負担の蓄積により、膝関節の軟骨がすり減り、骨の形が変形してしまう病気です。
    • 初期症状: 立ち上がりや歩き始めに膝がこわばる、痛む、といった症状が現れます。少し動いていると痛みが和らぐこともあります。
    • 進行期の症状: 症状が進行すると、安静時にも痛むようになったり、膝の曲げ伸ばしが困難になったり、膝に水がたまったり(関節水腫)、O脚変形が目立つようになったりします。
    • 女性に多い理由: 一般的に男性よりも筋力が弱いこと、閉経後のホルモンバランスの変化などが影響していると考えられています。

使いすぎ(オーバーユース)

特定の動作の繰り返しや、膝への過度な負荷が長時間続くことで、膝周りの組織に炎症や微細な損傷が生じ、痛みが発生します。

  • スポーツによる負担: ランニング、マラソン、サッカー、バスケットボール、バレーボールなど、ジャンプや急な方向転換、長時間の走行を伴うスポーツは、膝に大きな負担をかけます。
    • 膝蓋腱炎(しつがいけんえん): 別名「ジャンパー膝」。ジャンプ動作の繰り返しにより、膝のお皿の下にある膝蓋腱に炎症が起こります。
    • 腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん): 別名「ランナー膝」。長距離ランナーに多く見られ、膝の外側にある腸脛靭帯が、太ももの骨の外側の出っ張り(外側上顆)と擦れて炎症を起こします。
  • 長時間の立ち仕事、重いものを持つ仕事: 日常生活や仕事での習慣も、膝への負担を蓄積させる原因となります。

体重の増加

体重が増加すると、その分、膝関節にかかる負荷も大きくなります。

  • 歩行時: 体重の約3~5倍の負荷が膝にかかると言われています。
  • 階段昇降時: さらに負荷は増し、体重の約7~8倍にもなるとされています。 体重が数キロ増えるだけでも、膝への負担は想像以上に大きくなるため、体重管理は膝痛予防・改善において非常に重要です。

筋力低下

膝関節を支え、安定させる役割を持つ筋肉、特に太ももの前側にある「大腿四頭筋」の筋力が低下すると、膝への衝撃を十分に吸収できず、関節や軟骨への負担が増加します。運動不足や加齢が主な原因です。

姿勢の悪さ・体の使い方

日常生活での姿勢や体の使い方の癖も、膝の痛みに大きく影響します。

  • O脚・X脚: 脚の形がO脚(内反膝)だと膝の内側に、X脚(外反膝)だと膝の外側に体重が偏ってかかりやすく、特定の部位の軟骨がすり減りやすくなります。
  • 猫背、反り腰などによる体の歪み: 全身のバランスが崩れると、そのしわ寄せが膝に来ることがあります。例えば、猫背になると骨盤が後傾し、膝が曲がった状態でバランスを取ろうとするため、膝への負担が増えます。
  • 不適切な歩き方、立ち方: 膝を十分に伸ばさずに歩く、片足に体重をかけて立つなどの癖は、膝に余計なストレスを与えます。

怪我(外傷)

スポーツ活動中の接触プレーや転倒、交通事故などによって、膝の組織が直接損傷することで痛みが生じます。

  • 靭帯損傷: 前十字靭帯損傷、内側側副靭帯損傷などが代表的です。急な方向転換やジャンプの着地失敗、外部からの強い衝撃で起こります。「ブチッ」という断裂音(ポップ音)が聞こえることもあり、激しい痛みや腫れ、膝の不安定感が生じます。
  • 半月板損傷: スポーツ中のひねり動作や、ジャンプの着地などで半月板が断裂したり、亀裂が入ったりします。膝の曲げ伸ばし時の痛みや引っかかり感、膝に水がたまるなどの症状が出ます。
  • 骨折: 膝蓋骨骨折、大腿骨顆部骨折、脛骨高原骨折など、膝関節を構成する骨の骨折です。

その他

上記以外にも、以下のような病気が膝の痛みを引き起こすことがあります。

  • 関節リウマチなどの炎症性疾患: 自己免疫疾患の一つで、関節に炎症が起こり、痛みや腫れ、変形などをきたします。朝のこわばりが特徴的です。
  • 痛風、偽痛風: 尿酸やピロリン酸カルシウムの結晶が関節内に沈着し、急性の激しい炎症(関節炎)を引き起こします。
  • 冷えによる血行不良: 体が冷えると血行が悪くなり、筋肉が硬直しやすくなったり、痛みを感知しやすくなったりすることがあります。

このように、膝の痛みの原因は一つとは限らず、複数の要因が絡み合っていることも少なくありません。

こんな症状は要注意!膝の痛みのサインと種類

膝の痛みといっても、その現れ方は様々です。以下のような症状に気づいたら、膝からのSOSサインかもしれません。

  • 動き始めの痛み(こわばり): 長時間座っていた後や、朝起きた時に、膝がこわばって動かしにくい、最初の数歩が痛む。
  • 歩行時の痛み: 歩いている最中に膝が痛む。特に長距離を歩いた後や、坂道で痛みが強くなる。
  • 階段の上り下りでの痛み: 階段を上る時よりも、下りる時の方が痛みが強いことが多い。
  • 正座や深く膝を曲げた時の痛み: 膝を深く曲げる動作(しゃがむ、あぐらをかくなど)ができない、または痛くてつらい。
  • 膝の腫れ、熱感: 膝全体、または特定の部分が腫れている、触ると熱っぽい感じがする。
  • 膝に水がたまる(関節水腫): 膝が腫れぼったく、重だるい感じがする。膝のお皿の周りがブヨブヨする。
  • 膝がグラグラする不安定感: 歩いている時や、体重をかけた時に、膝が抜けるような、頼りない感じがする。
  • 膝が完全に伸びない、曲がらない(可動域制限): 膝をまっすぐ伸ばしきれない、または深く曲げられない。
  • 膝から音がする: 膝を動かすと、「ギシギシ」「ゴリゴリ」「ポキポキ」といった音がする。音がするだけでは必ずしも問題があるわけではありませんが、痛みを伴う場合は注意が必要です。

これらの症状は、膝のどの部分に問題が起きているか、どの程度進行しているかによって異なります。自己判断せずに、気になる症状があれば専門家に相談することが大切です。

自分でできる膝痛のセルフケアと応急処置

膝の痛みを感じた場合、すぐに医療機関を受診するのが理想的ですが、日常生活でできるセルフケアや応急処置を知っておくことも重要です。

痛みが強い時の応急処置(RICE処置)

スポーツ中の怪我など、急に強い痛みや腫れが生じた場合には、RICE処置が基本となります。

  • Rest(安静): 痛む膝を無理に動かさず、体重をかけないように安静にします。
  • Ice(冷却): 炎症や腫れを抑えるために、ビニール袋に氷と少量の水を入れ、タオルで包んで患部に15~20分程度当てます。
  • Compression(圧迫): 内出血や腫れを抑えるために、弾性包帯などで患部を軽く圧迫します。締めすぎに注意しましょう。
  • Elevation(挙上): 患部を心臓より高い位置に保ち、腫れを軽減します。

RICE処置は、あくまで応急処置であり、症状が強い場合は速やかに医療機関を受診してください。

温める

慢性的な鈍い痛みや、朝のこわばりが気になる場合には、膝を温めることが効果的な場合があります。

  • 方法: 入浴(ぬるめのお湯にゆっくり浸かる)、蒸しタオルやホットパックを当てる、サポーターで保温するなど。
  • 効果: 血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、痛みが軽減することが期待できます。
  • 注意点: 膝が赤く腫れて熱を持っているような急性期の炎症がある場合は、温めると症状が悪化することがあるため避けましょう。

ストレッチ

膝周りの筋肉や、関連する股関節、足首周りの筋肉の柔軟性を高めることは、膝への負担を軽減し、痛みの改善・予防につながります。

  • ポイント:
    • 痛くない範囲で、ゆっくりと息を吐きながら行う。
    • 反動をつけず、じわっと20~30秒程度伸ばす。
    • 毎日、特に運動後やお風呂上がりなど、体が温まっている時に行うのが効果的。
  • 具体的なストレッチ例:
    • 大腿四頭筋(太もも前)のストレッチ: 立った状態で片方の足首を持ち、かかとをお尻に近づける。壁などに手をついてバランスを取る。
    • ハムストリングス(太もも裏)のストレッチ: 床に座って片足を伸ばし、もう片方の足は曲げて足裏を伸ばした脚の太ももにつける。背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと体を前に倒す。
    • ふくらはぎのストレッチ: 壁に両手をつき、足を前後に開いて後ろ足のかかとを床につけたまま、前の膝を曲げていく。
    • お尻のストレッチ: 仰向けで片方の膝を抱え胸に引き寄せる。または、椅子に座って片方の足首を反対側の膝の上に乗せ、体を前に倒す。

筋力トレーニング(膝に負担の少ないもの)

膝を支える筋力を維持・向上させることも重要です。ただし、膝に痛みがある場合は、負荷の少ない運動から始め、絶対に無理をしないようにしましょう。

  • ポイント:
    • 最初は自重で行い、慣れてきたら軽い負荷(チューブなど)を加える。
    • 正しいフォームで行うことが重要。
    • 痛みが出たらすぐに中止する。
  • 具体的なトレーニング例:
    • 大腿四頭筋のトレーニング(膝伸展運動): 椅子に浅く座り、片方の膝をゆっくりと伸ばし、数秒キープしてからゆっくり下ろす。
    • タオルつぶし(大腿四頭筋の等尺性運動): 仰向けで膝の下に丸めたタオルを置き、タオルを押しつぶすように膝の裏に力を入れ、太ももの前側に力が入るのを感じる。数秒キープして力を抜く。
    • ヒップリフト(お尻のトレーニング): 仰向けで膝を曲げ、足裏を床につける。お尻を持ち上げ、肩から膝までが一直線になるようにして数秒キープし、ゆっくり下ろす。
    • 体幹トレーニング(プランクなど)も、体の安定性を高め、膝への負担軽減につながります。

体重コントロール

体重が増えれば膝への負担も増えるため、適正体重を維持することは膝痛対策の基本です。バランスの取れた食事を心がけ、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを意識しましょう。

生活習慣の見直し

日常生活の中でのちょっとした工夫も、膝への負担を減らすのに役立ちます。

  • 正しい姿勢を心がける: 立っている時も座っている時も、背筋を伸ばし、良い姿勢を保つように意識しましょう。
  • 膝に負担のかかる動作を避ける・工夫する:
    • 床からの立ち座りは、壁や手すり、椅子などを利用する。
    • 重いものを持つ時は、膝を曲げて腰を落とし、体全体で持ち上げる。
    • 長時間の正座やあぐらは避ける。
  • 適切な靴を選ぶ: クッション性があり、かかとが安定し、足にフィットする靴を選びましょう。ハイヒールや底の薄い靴は、膝への衝撃が大きくなるため、長時間の使用は避けるのが賢明です。
  • サポーターの活用: 膝用のサポーターは、関節を保温したり、安定性を高めたり、心理的な安心感を与えたりする効果が期待できます。ただし、サポーターに頼りすぎると筋力が低下する可能性もあるため、あくまで一時的な保護や、痛みが強い時の補助として使用し、筋力トレーニングなども併せて行うことが大切です。

これらのセルフケアは、痛みの程度や原因によって効果が異なります。無理のない範囲で試してみて、症状が改善しない場合は専門家に相談しましょう。

整骨院でできる膝痛へのアプローチ【整骨院SAPIENSの視点】

セルフケアだけではなかなか改善しない膝の痛みや、原因がよくわからない膝の不調でお悩みの場合、整骨院での専門的なアプローチが有効な選択肢となります。茨木市/総持寺エリアや高槻市にお住まいの方であれば、「整骨院SAPIENS」のような地域に根差した整骨院にご相談いただくのも良いでしょう。

整骨院とは?(柔道整復師の役割)

整骨院(接骨院とも呼ばれます)では、柔道整復師という国家資格を持った専門家が、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷(肉離れなど)といった怪我の治療や、関節や筋肉の痛みに対する施術を行います。柔道整復師は、体の構造や機能、怪我の発生メカニズムについて深い知識と技術を持っています。

丁寧なカウンセリングと検査

整骨院では、まず患者様のお話をじっくりと伺うことから始まります。

  • 痛みの状況、原因の特定: いつから、どんな時に、どこが、どのように痛むのか、日常生活で困っていること、過去の怪我や病気の有無などを詳しくお聞きし、痛みの原因や背景を探ります。
  • 姿勢分析、動作分析: 立っている時の姿勢や、歩き方、膝の曲げ伸ばしなどの動作を観察し、体の歪みや使い方、バランスの崩れなどをチェックします。
  • 関節可動域のチェック、筋力テスト: 膝関節だけでなく、股関節や足首など関連する関節の動きのスムーズさや、膝を支える筋肉の強さなどを徒手的に検査します。

これらの情報をもとに、一人ひとりの状態に合わせた最適な施術プランを立てていきます。

主な施術内容

整骨院で行われる膝痛に対する主な施術には、以下のようなものがあります。これらを組み合わせて、痛みの根本原因にアプローチし、症状の改善と再発予防を目指します。

  • 手技療法:
    • 筋肉の緊張緩和: 硬くなった筋肉や筋膜(筋肉を包む膜)を、マッサージやストレッチ、筋膜リリースといった手技で丁寧にほぐし、血行を促進し、痛みを和らげます。膝周りだけでなく、太もも、お尻、ふくらはぎなど、膝の動きに関連する筋肉全体を調整します。
    • 関節の調整: 膝関節や、関連する股関節、足首、骨盤などの関節の動きが悪くなっている場合に、モビライゼーション(関節をゆっくり動かして可動域を改善する手技)やマニピュレーション(瞬間的な力を加えて関節のズレを矯正する手技、ただし慎重な判断が必要)などを行い、関節の正しい動きを取り戻します。全身のバランスを整えることで、膝への負担を軽減します。
  • 物理療法: 専用の医療機器を用いて、痛みの緩和や組織の修復を促進します。
    • 電気治療: 低周波治療器、干渉波治療器、ハイボルテージ治療器などを用い、電気刺激によって痛みを伝える神経の興奮を抑えたり、筋肉の緊張を和らげたり、血行を促進したり、損傷した組織の修復を早めたりします。
    • 超音波治療: 超音波の振動エネルギーを体の深部にまで到達させ、温熱効果や非温熱効果(ミクロマッサージ効果)によって、炎症を抑え、組織の修復を促します。
    • 温熱療法、冷却療法: 症状や状態に合わせて、患部を温めたり冷やしたりします。
  • 運動療法・リハビリテーション: 痛みが軽減してきた段階で、再発予防と機能回復のために、個々の状態に合わせた運動療法を行います。
    • 筋力トレーニング指導: 膝を支える筋肉(大腿四頭筋、ハムストリングス、臀部筋群など)や、体幹の筋肉を効果的に鍛えるためのトレーニング方法を指導します。自宅でできる簡単なエクササイズも指導します。
    • 正しい体の使い方、歩行指導: 日常生活での膝に負担のかかりにくい体の使い方や、正しい歩き方などをアドバイスします。
    • バランストレーニング: バランスディスクなどを用いて、膝の安定性を高めるためのトレーニングを行います。
  • テーピング療法: 伸縮性のあるテープや固定用のテープを使い、膝関節の動きをサポートしたり、制限したりします。筋肉の働きを助けたり、痛みを軽減したり、関節の安定性を高めたりする目的で行います。
  • 日常生活でのアドバイス: 施術だけでなく、日常生活での注意点や、自分でできるセルフケア方法(ストレッチ、簡単な運動、姿勢の改善など)を具体的に指導し、患者様自身が積極的に症状改善に取り組めるようにサポートします。

整骨院SAPIENSならではの取り組みや考え方

「整骨院SAPIENS」では、単に痛む場所だけを施術するのではなく、なぜそこに痛みが出ているのか、その根本原因を見つけ出すことを重視しています。全身のバランスを詳細に評価し、姿勢の歪みや体の使い方の癖など、痛みの背景にある問題を特定し、それに対して包括的なアプローチを行います。そして、その場しのぎの痛みの緩和だけでなく、痛みが再発しにくい体づくりを目指し、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせたセルフケア指導や予防策の提案にも力を入れています。

医療機関(整形外科)との連携の重要性

膝の痛みの原因や状態によっては、整骨院での施術だけでなく、整形外科などの医療機関での精密検査や専門的な治療が必要となる場合があります。

  • 整形外科での診断が必要なケース:
    • 明らかな外傷(転倒、事故など)による激しい痛みや腫れ、変形がある場合(骨折の疑い)。
    • 靭帯や半月板の重度の損傷が疑われる場合。
    • 感染症(膝が赤く腫れて熱を持ち、全身の発熱もあるなど)の兆候がある場合。
    • 関節リウマチなどの全身性の病気が疑われる場合。
    • 原因不明の痛みが長期間続く、または急速に悪化する場合。 このような場合は、まず整形外科を受診し、レントゲン、MRI、血液検査などの精密検査を受け、医師による正確な診断を受けることが重要です。

整骨院では、これらの医療機関との連携を大切にしています。必要に応じて、適切な医療機関への受診をお勧めしたり、医師の診断や治療方針に基づいた上で、整骨院での施術やリハビリテーションを進めていくこともあります。自己判断せずに、まずは専門家に相談することが、適切な治療への第一歩です。

膝痛を予防するために今日からできること

膝の痛みは、一度発症すると改善に時間がかかることも少なくありません。だからこそ、日頃から予防を意識することが非常に大切です。今日からできる簡単な予防策をいくつかご紹介します。

  • 適度な運動習慣を身につける: 膝に負担の少ない運動(ウォーキング、水泳、水中ウォーキング、サイクリングなど)を定期的に行うことで、膝周りの筋力を維持・向上させ、関節の柔軟性を保ち、血行を促進することができます。無理のない範囲で、楽しみながら続けられるものを見つけましょう。
  • 正しい姿勢と動作を意識する:
    • 立っている時も座っている時も、背筋を伸ばし、良い姿勢を保つように心がけましょう。
    • 長時間同じ姿勢でいることを避け、こまめに体勢を変えたり、軽いストレッチをしたりしましょう。
    • 床に落ちた物を拾う時や、重い物を持ち上げる時は、膝をしっかりと曲げ、腰を落として体全体を使うように意識しましょう。
  • 体重管理を徹底する: 前述の通り、体重が増えると膝への負担は格段に大きくなります。バランスの取れた食事と適度な運動で、適正体重を維持・管理することが、膝を守るための基本です。
  • 適切な靴選びを心がける: 日常生活で履く靴は、クッション性があり、かかとが安定し、自分の足の形にフィットするものを選びましょう。特に女性の場合、ハイヒールは膝への負担が大きいため、長時間の使用や毎日の着用は避けるのが賢明です。仕事などでどうしても履く必要がある場合は、できるだけヒールの低いものを選び、こまめに休憩を取るなどの工夫をしましょう。
  • 床からの立ち座りを工夫する: 和式の生活では、床からの立ち座りが多く、膝への負担が大きくなりがちです。できるだけ椅子やソファを利用したり、立ち上がる際には壁や手すり、安定した家具などを支えにしたりするなどの工夫をしましょう。
  • 定期的な体のメンテナンスを習慣にする: 毎日少しの時間でも良いので、膝周りや股関節、足首などのストレッチや、軽い筋力トレーニングを習慣にしましょう。また、定期的に専門家(整骨院の先生など)に体の状態をチェックしてもらい、必要なケアやアドバイスを受けることも、膝痛予防には効果的です。

これらの予防策は、特別なことではなく、日々のちょっとした心がけの積み重ねです。自分の体を大切にし、膝に優しい生活を送りましょう。

まとめ【整骨院SAPIENSからのメッセージ】

膝の痛みは、決して「年のせいだから仕方ない」と諦める必要はありません。その原因をしっかりと見極め、適切な対処とケア、そして日々の予防を心がけることで、症状の改善や、痛みのない快適な生活を取り戻すことは十分に可能です。

もし、あなたが今、つらい膝の痛みでお悩みでしたら、一人で抱え込まず、まずは専門家にご相談ください。「整骨院SAPIENS」は、茨木市/総持寺エリアや高槻市にお住まいの皆様の身近な健康サポーターとして、膝の痛みだけでなく、体に関する様々なお悩みに真摯に寄り添い、その原因からの根本改善と再発予防を目指した施術を提供しています。

この記事が、膝の痛みで悩む多くの方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。皆様が健康で活動的な毎日を送れるよう、心から願っております。膝のことでお困りの際は、どうぞお気軽に「整骨院SAPIENS」までご相談ください。

この記事を監修
整骨院SAPIENSブログ

大阪府茨木市、阪急京都線「総持寺駅」から徒歩2分の場所にある【整骨院SAPIENS】が運営するブログです。
当院には、国家資格である「柔道整復師」の資格を持つ経験豊富なスタッフが在籍しブログ記事を監修しています。
来院される皆様の「つらい」を根本から改善し、健康的な生活を送れるよう全力でサポート させていただいております。

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