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プロテインと運動の組み合わとは?【整骨院SAPIENS監修│茨木市/総持寺・高槻市】

はじめに:なぜプロテインと運動の組み合わせが注目されるのか?

近年、健康に対する意識がますます高まり、多くの方が日々の運動やバランスの取れた食事に関心を持っています。その中で、「プロテイン」という言葉を耳にする機会も増えたのではないでしょうか。プロテインは、かつてはボディビルダーやアスリートなど、特別なトレーニングをしている人たちのためのもの、というイメージがあったかもしれません。しかし、実はプロテイン、つまりタンパク質は、私たちの体にとって不可欠な栄養素であり、運動と組み合わせることで、健康づくりに多くの素晴らしい効果をもたらしてくれるのです。

整骨院では、体の痛みや不調を改善するだけでなく、そうした問題の根本原因となり得る生活習慣、特に運動習慣や栄養バランスの重要性についてもお伝えしています。私たちの健康な体は、骨格の正しいアライメント、しなやかで強い筋肉、そしてそれらを支える適切な栄養という三つの要素が密接に関わり合って成り立っています 1。この三位一体の考え方に基づけば、プロテイン(タンパク質)の適切な摂取と運動の組み合わせは、特に運動初心者の方が健康的な体づくりをスタートする上で、非常に効果的かつ安全なアプローチと言えるでしょう。運動習慣のない方がいきなりハードなトレーニングを始めると、体を痛めてしまうリスクも伴いますが、体の専門家である整骨院が監修するプログラムであれば、安心して取り組むことができます。

体が資本であるという考えは、単に筋肉を大きく見せることだけを指すのではありません。むしろ、日常生活を快適に送り、趣味や仕事に精力的に取り組むための機能的な健康、そして怪我をしにくい体を作ることが、より本質的な目標となります。タンパク質は筋肉や骨の材料となり 1、運動はそれらを刺激して強くしなやかにします。この組み合わせは、まさしく整骨院が目指す、痛みの予防と健康寿命の延伸に貢献するものです。

また、運動初心者の方にとって、努力が目に見える形で現れることは、継続の大きなモチベーションになります。適切な栄養摂取、特にタンパク質を意識し、正しい方法で運動を行うと、体が引き締まったり、体力がついたりといった変化を感じやすくなることがあります 2。このような初期の成功体験は、「続けてみよう」という意欲を育み、健康的な生活習慣を長期的に維持するための大切な一歩となるでしょう。

この記事では、なぜプロテインと運動の組み合わせがこれほど注目され、効果が期待できるのか、プロテインの基本的な知識から、整骨院が監修する初心者向けの具体的な自宅トレーニングメニューまで、分かりやすく丁寧にご紹介していきます。

プロテイン(タンパク質)の基本:体と筋肉にとっての役割

健康や体づくりに関心を持つと、必ずと言っていいほど「プロテイン」という言葉に出会います。では、プロテインとは一体何なのでしょうか。そして、私たちの体、特に筋肉にとってどのような役割を果たしているのでしょうか。

プロテインとは何か?

プロテインとは、日本語で「タンパク質」のことを指します。タンパク質は、炭水化物、脂質と並んで私たちの体にとって最も重要な「三大栄養素」の一つです 3。その主な役割は、私たちの体そのものを作り上げることです。筋肉はもちろんのこと、血液、皮膚、爪、髪の毛、さらには内臓に至るまで、体のあらゆる組織はタンパク質を主成分として構成されています 4

それだけではありません。タンパク質は、体の機能を正常に保つためにも不可欠です。例えば、体の調子を整えるホルモン、食べ物を消化・吸収する際に働く酵素、ウイルスや細菌といった外敵から体を守る抗体、そして脳からの指令を伝える神経伝達物質なども、タンパク質から作られています 4。このように、タンパク質は生命を維持し、健康的な活動を行う上で、非常に多岐にわたる重要な働きを担っているのです。このことからも、タンパク質を単に「筋肉の材料」と捉えるだけでなく、体の調子を整え、免疫力を維持し、日々の活力を支える源として理解することが、健康づくりにおいては非常に大切です。

筋肉にとってのタンパク質の重要性

運動、特に筋力トレーニングを行うと、筋肉の繊維(筋線維)には、目に見えないほどの微細な傷がつきます 5。これは筋肉が成長するための正常な反応であり、この傷ついた筋線維が修復される過程で、タンパク質が主役となります。

体が傷ついた筋線維を修復しようとするとき、材料として使われるのが、食事やプロテインサプリメントから摂取したタンパク質なのです。そして、この修復プロセスが適切に行われると、筋線維はただ元通りになるだけでなく、以前よりも少し太く、そして強くなって再生されます 5。この「傷つく→修復して強くなる」というサイクルを繰り返すことで、徐々に筋肉が発達し(筋肥大)、筋力が向上していくのです。

もし、運動後に体内のタンパク質が不足していると、どうなるでしょうか。筋肉の修復に必要な材料が足りないため、せっかくトレーニングを頑張っても、筋肉は思うように成長できません。それどころか、筋肉の分解が進んでしまったり、疲労がなかなか抜けなかったりする可能性も考えられます 7。つまり、運動の効果を最大限に引き出し、効率よく筋肉を成長させるためには、適切な量のタンパク質を適切なタイミングで補給することが非常に重要なのです。

必須アミノ酸の重要性

タンパク質は、実は「アミノ酸」という小さな分子がたくさんつながってできています。アミノ酸には多くの種類がありますが、その中でも特に重要なのが「必須アミノ酸」と呼ばれる9種類のアミノ酸です。これらは、私たちの体内で作り出すことができないため、必ず食事から摂取する必要があります 4

一般的に「質の良いタンパク質」と言われるものは、この必須アミノ酸がバランス良く、かつ十分に配合されているものを指します 3。肉や魚、卵などの動物性タンパク質は、この必須アミノ酸のバランスが良いものが多いとされています。食事からタンパク質を摂る際には、この必須アミノ酸をしっかり補給できているかどうかも、健康な体づくりにおいては意識したいポイントです。この知識は、後ほどご紹介するタンパク質の供給源(食品やサプリメント)を選ぶ際にも役立ちます。なぜなら、単にタンパク質のグラム数だけでなく、その「質」も考慮することで、より効果的な体づくりへと繋がるからです。

運動と筋肉のメカニズム:トレーニングで体がどう変わる?

運動をすると体が引き締まったり、力がついたりすることは多くの方が経験的に知っていますが、その裏ではどのようなメカニズムが働いているのでしょうか。特に筋肉が成長する過程を理解することは、効果的なトレーニングを行う上で非常に重要です。

トレーニングによる筋肉への刺激

筋力トレーニングや少し強度の高い運動を行うと、筋肉には普段かかっている以上の負荷(刺激)が加わります。この刺激によって、筋肉を構成している筋線維の一部が微細に損傷します 5。これは、筋肉がより強く成長するための最初のステップであり、決して悪いことではありません。

筋肉がこのように微細なダメージを受けると、体はすぐに修復反応を開始します。損傷した部位には、白血球などの免疫細胞が集まり、傷ついた組織を取り除き、新しい組織を作る準備を始めます。この修復過程で炎症反応が起こり、時には「筋肉痛」としてそのサインを感じることもあります 6。筋肉痛は、筋肉が使われた証拠であり、成長の過程の一つと捉えることができます。

超回復:筋肉が修復され、より強く成長するプロセス

筋線維が損傷した後、適切な栄養(特にタンパク質)と十分な休養が与えられると、体は損傷した筋線維を修復し始めます。このとき、単に元の状態に戻るだけでなく、以前よりも少し太く、そして強くなって修復される現象が起こります。これを「超回復」と呼びます 5

この超回復のプロセスこそが、筋肉が成長し、筋力が向上する鍵となります。トレーニングで筋線維に刺激を与え、栄養と休養によって超回復を促す。このサイクルを計画的に繰り返すことで、筋肉の体積は徐々に増加し(これを筋肥大と呼びます)、発揮できる力も大きくなっていくのです 5

重要なのは、超回復には一定の時間が必要であるということです。一般的に、トレーニングによってダメージを受けた筋肉が完全に回復し、以前よりも強い状態になるまでには、48時間から72時間程度の休息が必要とされています 9。この期間に十分な栄養、特にタンパク質を摂取し、質の高い睡眠をとることが、効率的な筋成長には不可欠です。この点を理解すると、トレーニングと同じくらい「休息」と「栄養」が重要であることが分かります。初心者の方はつい「毎日たくさん運動した方が効果があるのでは?」と考えがちですが、実際には適切な休息期間を設けることが、長期的に見てより効果的な体づくりに繋がるのです。これは、体を酷使するのではなく、体の自然な回復・成長のメカニズムを賢く利用するという、整骨院が推奨する体のケアにも通じる考え方です。

筋肥大に関わるホルモンの役割

筋肉の修復と成長、つまり筋肥大のプロセスには、体内で分泌されるいくつかのホルモンが深く関わっています 6。これらのホルモンが適切に働くことで、超回復のプロセスがよりスムーズに進行します。

  • 成長ホルモン: 主に睡眠中や運動後に分泌が活発になるホルモンです。その名の通り、体の成長を促す働きがあり、筋トレによって損傷した筋線維の修復を助け、筋肉をより強く、大きくするのに貢献します 6
  • テストステロン: 一般的に男性ホルモンとして知られていますが、女性の体内でも少量分泌されており、男女ともに筋肉の成長(筋肥大)に強く関与するホルモンです。筋力トレーニングを行うことで分泌が促進され、タンパク質の合成を高める働きがあります 6
  • インスリン様成長因子(IGF-1): 成長ホルモンの刺激を受けて肝臓などで作られ、筋肉細胞の成長や修復、再生を強力にサポートするホルモンです 6

これらのホルモンは、トレーニングという刺激に反応して分泌され、筋肉の細胞に働きかけてタンパク質の合成を促したり、細胞の増殖を助けたりします。つまり、適切なトレーニングと栄養摂取は、これらのホルモンが効果的に働くための環境を整えることにも繋がるのです。この生理学的な背景を少し知っておくだけでも、日々のトレーニングや食事への意識が変わり、より質の高い体づくりを目指せるようになるでしょう。

筋タンパク質の合成と分解のバランス

私たちの体内では、実は常に「筋タンパク質の合成(筋肉を作る働き)」と「筋タンパク質の分解(筋肉を壊す働き)」という二つのプロセスが同時に行われています 6。健康な状態では、これらの合成と分解がある程度のバランスを保っています。

筋肉を大きく成長させる(筋肥大させる)ためには、このバランスを「合成が分解を上回る」状態にする必要があります。筋力トレーニングは、筋タンパク質の合成を促進する強力なスイッチとなります。そして、トレーニング後にタンパク質を中心とした栄養をしっかり摂取し、十分な休息を取ることで、体はより多くの筋タンパク質を合成しようとします。この結果、合成が分解を上回る状態が続き、筋肉は徐々に大きく、強くなっていくのです 6

逆に、栄養が不足していたり、休息が不十分だったりすると、筋タンパク質の分解が合成を上回ってしまうこともあります。そうなると、せっかくトレーニングをしても筋肉は成長しにくく、場合によっては減少してしまうことさえあり得ます。したがって、効果的な体づくりのためには、トレーニング、栄養、休息の三つの要素をバランス良く整え、筋タンパク質の合成が優位な状態を維持することが非常に重要です。

プロテイン摂取のベストタイミングと方法:効果を最大限に引き出すコツ

プロテイン(タンパク質)が筋肉の成長や修復に不可欠であることはご理解いただけたかと思います。では、その効果を最大限に引き出すためには、いつ、どのようにプロテインを摂取するのが良いのでしょうか。ここでは、初心者の方にも分かりやすく、プロテイン摂取のベストタイミングと方法について解説します。

運動後のタンパク質補給:ゴールデンタイムの活用

運動、特に筋力トレーニングを行った後の体は、筋肉がエネルギーを消費し、筋線維が微細なダメージを受けた状態です。このとき、体はダメージを修復し、より強い筋肉を作ろうと活発に働き始めます。そのため、運動後はタンパク質の必要性が非常に高まっています 11

一般的に、運動後約45分以内は「ゴールデンタイム」とも呼ばれ、このタイミングでタンパク質を摂取すると、筋肉へのアミノ酸の供給が迅速に行われ、筋タンパク質の合成が特に効率よく促進されると言われています 5。この時間に摂取されたタンパク質は、傷ついた筋肉の修復材料として速やかに利用されやすいため、筋肉の回復を早め、筋肉痛の軽減にも繋がる可能性があります 11。

もちろん、この「45分」という時間に厳密に縛られる必要はありません。初心者の方にとっては、運動後にできるだけ速やかにタンパク質を補給することを意識する、という程度で十分です。大切なのは、運動で刺激された筋肉に、修復のための材料を届けてあげるという意識を持つことです。

運動前のタンパク質補給:血中アミノ酸濃度を高める

運動後のタンパク質補給は広く知られていますが、実は運動前に摂取することにもメリットがあります。運動の約1時間前にプロテインを摂取することも、効果的なタイミングの一つです 13

事前にプロテインを摂取しておくと、消化吸収を経て、トレーニングを開始する頃には血液中のアミノ酸濃度が高まります。血中アミノ酸濃度が高い状態でトレーニングを行うと、運動中の筋肉の分解を抑制し、筋肉の合成を促進する効果が期待できるのです 13。特にホエイプロテインのような吸収の速いタイプは、飲んでから約1~2時間で血中アミノ酸濃度がピークに達すると言われているため 13、トレーニング開始時間から逆算して摂取すると良いでしょう。

就寝前のタンパク質補給:睡眠中の筋肉合成をサポート

睡眠中は、成長ホルモンの分泌が活発になるなど、体が修復・成長するための重要な時間帯です。特に、就寝後1時間ほどで成長ホルモンの分泌はピークを迎えると言われています [4 (2.1)]。

この成長ホルモンが活発に分泌されているタイミングで、体内に筋肉の材料となるアミノ酸が豊富に存在していれば、筋肉の合成がより効率的に行われます。そのため、就寝の30分~1時間前にプロテインを摂取するのもおすすめです [4 (2.1)]。このタイミングでのタンパク質補給は、睡眠中の筋肉の分解を防ぎ、持続的な筋肉合成をサポートする効果が期待できます。特に、カゼインプロテインのような消化吸収がゆっくりとしたタイプのプロテインは、睡眠中に長時間かけてアミノ酸を供給し続けるため、就寝前の摂取に適していると言われています 11

朝食時のタンパク質補給:枯渇した体にチャージ

意外と見落とされがちですが、朝食時のタンパク質補給も重要です。夜間の睡眠中にも体はエネルギーを消費し、タンパク質を利用しているため、朝起きた時には体内のタンパク質がやや枯渇した状態になっていることがあります 11

このタイミングでタンパク質を摂取することで、体に効率よくアミノ酸を補給し、1日の活動に必要なエネルギーや、筋肉をはじめとする体の組織の材料を供給することができます 11。朝食に卵や乳製品、大豆製品などを取り入れるのはもちろん、時間がない場合はプロテインサプリメントを活用するのも手軽で良い方法です。

食事からのタンパク質 vs プロテインサプリメント

タンパク質を摂取する上で基本となるのは、やはり日々の食事です。肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など、多様な食品からバランス良くタンパク質を摂ることが最も重要です 13。これらの食品には、タンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルなど、体に必要な他の栄養素も含まれているからです。

一方で、プロテインサプリメントは、特定の状況下で非常に便利なツールとなります。例えば、

  • 食事だけでは1日に必要なタンパク質量を十分に摂取するのが難しい場合
  • 運動直後など、特定のタイミングで手軽かつ迅速にタンパク質を補給したい場合
  • 忙しくて食事が不規則になりがちな方の栄養補助として

などに活用できます [4 (1.2), 13]。プロテインサプリメントのメリットとしては、水や牛乳に溶かすだけで手軽に良質なタンパク質を摂取できる点や、肉や魚に比べて脂質を抑えながらタンパク質を補給できる製品が多い点などが挙げられます [4 (1.2)]。

初心者の方は、まずご自身の普段の食事内容を見直し、どれくらいのタンパク質を摂取できているか把握することから始めましょう。その上で、不足分を補うためや、特定のタイミングでの利用を目的として、プロテインサプリメントを賢く活用するのがおすすめです 13

プロテインサプリメントの種類(初心者向け)

プロテインサプリメントにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。初心者の方が選ぶ際に知っておきたい代表的なものを紹介します。

種類原料吸収速度主な特徴と期待される効果おすすめの摂取タイミング例
ホエイプロテイン牛乳速いBCAA(分岐鎖アミノ酸)が豊富で筋肉修復をサポート。素早く吸収されるため、トレーニング後の回復に適している。11運動直後、トレーニング前後
カゼインプロテイン牛乳ゆっくり持続的にアミノ酸を供給。満腹感が得られやすいため、就寝前や食事の間の栄養補給に適している。11就寝前、長時間の空腹が予想される時、間食
ソイプロテイン大豆ややゆっくり植物性タンパク質。イソフラボンを含み、美容や健康維持に関心がある方にも。コレステロールを含まない。14就寝前、間食、植物性タンパク質を摂りたい時

ホエイプロテインは、牛乳に含まれるタンパク質の一種で、ヨーグルトの上澄みにできる液体(乳清)が原料です。体内への吸収が速く、筋肉の修復に必要なBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシンといった必須アミノ酸)も豊富に含まれているため、特にトレーニング直後のタンパク質補給に適しています 11。ホエイプロテインには製法によってWPC(ホエイプロテインコンセントレート)とWPI(ホエイプロテインアイソレート)などの種類があります。WPIはWPCに比べてタンパク質の含有率が高く、乳糖が少ない傾向があるため、牛乳でお腹がゴロゴロしやすい方にも試しやすいかもしれません 14

カゼインプロテインもホエイプロテインと同じく牛乳由来のタンパク質ですが、ホエイが乳清から作られるのに対し、カゼインは牛乳から乳脂肪とホエイを取り除いた残りの固形成分から作られます。最大の特徴は、体への吸収がゆっくりであることです 11。そのため、長時間にわたって持続的にアミノ酸を供給するのに役立ち、就寝前の摂取や、食事と食事の間が空いてしまう時の栄養補給に適しています。

ソイプロテインは、その名の通り大豆を原料とする植物性のプロテインです。吸収速度はホエイプロテインよりはゆっくりで、カゼインプロテインに近いとされています。大豆に含まれるイソフラボンという成分は、女性ホルモンと似た働きをすると言われており、美容や健康維持を意識する女性にも人気があります 14。また、コレステロールを含まないのも特徴です。

初心者の方は、まず吸収が速く汎用性の高いホエイプロテインから試してみるのが一般的です。また、ホエイとカゼインがバランス良く配合されたタイプのプロテインは、吸収時間の違いを活かして、運動直後の素早いアミノ酸補給と、その後の持続的な供給の両方のメリットが期待できるため、初心者にも扱いやすい選択肢の一つと言えるでしょう 11。ご自身の目的やライフスタイル、アレルギーの有無などを考慮して選んでみてください。

タンパク質と炭水化物の同時摂取のすすめ

トレーニング後の栄養補給について、タンパク質だけに注目が集まりがちですが、実は炭水化物(糖質)も一緒に摂取することで、筋肉の成長や回復がより効果的に促進されるという研究報告があります 16

炭水化物を摂取すると、血糖値が上昇し、それを下げるためにインスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンには、血液中のアミノ酸を筋肉細胞に取り込むのを助ける働きがあるのです。つまり、タンパク質と炭水化物を一緒に摂ることで、アミノ酸がより効率よく筋肉に運ばれ、筋タンパク質の合成がスムーズに進むと考えられます。

また、炭水化物は運動で消費されたエネルギー源であるグリコーゲンの回復にも不可欠です。筋肉内のグリコーゲンが速やかに回復することで、疲労回復が早まり、次回のトレーニングへの準備も整いやすくなります。

具体的な方法としては、プロテインを飲む際に、おにぎりやバナナ、果汁100%のジュースなどを一緒に摂るのが手軽でおすすめです 12。特に運動直後は、タンパク質と炭水化物を「タンパク質1に対して炭水化物3」程度の比率で摂取すると、筋肉増強に良いと言われています 12。この「なぜ炭水化物も大切なのか」という点を理解しておくと、より戦略的な栄養補給が可能になり、トレーニング効果を高めることができるでしょう。

食事からのタンパク質摂取:おすすめ食材とバランスの良い摂り方

プロテインサプリメントは手軽で便利なものですが、健康な体づくりの基本は、やはり日々のバランスの取れた食事です。特にタンパク質は、多様な食品から摂取することで、他の重要な栄養素も同時に摂ることができます。ここでは、タンパク質が豊富な食品と、バランスの良い摂り方についてご紹介します。

タンパク質が豊富な主な食品群

私たちの身の回りには、タンパク質を多く含む食品がたくさんあります。意識して食事に取り入れることで、必要なタンパク質を確保しやすくなります。

  • 肉類:
  • 鶏むね肉やささみは、高タンパク・低脂肪の代表格で、体づくりには欠かせない食材です。皮を取り除くことでさらに脂質を抑えられます 17
  • 豚もも肉や牛もも肉(特に赤身)も、良質なタンパク質源となります 17
  • 魚介類:
  • カツオ、サケ、マグロ、アジ、サバなどの魚は、タンパク質が豊富なだけでなく、DHAやEPAといった良質な脂質も摂取できます 17
  • エビ、イカ、タコ、貝類なども良いタンパク質源です。
  • 意外なところでは、「かまぼこ」も魚肉を原料としており、低脂肪で高タンパクな食品の一つです 18
  • 卵類:
  • 卵は「完全栄養食品」とも言われるほど栄養価が高く、手軽に質の良いタンパク質を補給できます。卵白だけでなく、卵黄にもタンパク質やビタミン・ミネラルが豊富に含まれています 17
  • 大豆・大豆製品:
  • 豆腐(木綿、絹ごし)、納豆、豆乳、きな粉、油揚げ、厚揚げなどは、植物性タンパク質の代表的な供給源です。日本食にも馴染み深く、取り入れやすいのが特徴です 17
  • 牛乳・乳製品:
  • 牛乳、ヨーグルト、チーズなどは、タンパク質と同時にカルシウムも効率よく摂取できる食品です。特にヨーグルトは、腸内環境を整える乳酸菌も一緒に摂れるメリットがあります 17

これらの食品を日々の食事にバランス良く取り入れることが大切です。

動物性タンパク質と植物性タンパク質

タンパク質は、その由来によって大きく「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」に分けられます。それぞれに特徴があり、両方をバランス良く摂取することが推奨されています。

  • 動物性タンパク質: 肉類、魚介類、卵類、乳製品などに含まれるタンパク質です。一般的に、体内で合成できない必須アミノ酸をバランス良く含んでいるものが多く、「アミノ酸スコア」(タンパク質の栄養価を示す指標)が高い傾向にあります 3。また、体内での消化吸収率も植物性に比べて高い(動物性約97%、植物性約84%)とされています 3
  • 植物性タンパク質: 大豆製品、穀類(米、小麦、そばなど)、野菜、きのこ類などに含まれるタンパク質です。動物性タンパク質に比べると、種類によっては特定の必須アミノ酸が少なめであったり、アミノ酸スコアがやや低いものもあります 3。しかし、食物繊維やビタミン、ミネラル、抗酸化物質といった、動物性食品からは得られにくい栄養素を一緒に摂取できるという大きなメリットがあります。

理想的なのは、動物性と植物性のタンパク質を偏りなく、組み合わせて摂取することです 3。例えば、米(穀物)に不足しがちな必須アミノ酸リジンは、大豆製品に多く含まれています。このように、異なる種類のタンパク質源を組み合わせることで、互いに不足しているアミノ酸を補い合い、全体としてより質の高いタンパク質摂取を実現できます。この知識は、特に菜食中心の方や、特定の食品にアレルギーがある方などが、栄養バランスを考える上で非常に役立ちます。

バランスの良いタンパク質の摂り方のポイント

タンパク質を効果的に体に取り入れるためには、いくつかのポイントがあります。

  • 毎食コンスタントに摂取する: タンパク質は、一度に大量に摂取しても全てが効率よく吸収・利用されるわけではありません。研究によると、1回の食事で20g~40g程度のタンパク質を、1日の中で3~4回に分けて摂取すると、筋肉の合成がより効率的に行われるとされています 16。朝・昼・晩の食事それぞれに、タンパク質源となる食品を必ず一品は加えるように心がけましょう。
  • 多様な食品から摂取する: 特定の食品(例えば鶏むね肉だけ、卵だけなど)に偏ってタンパク質を摂取するのではなく、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などをローテーションしながら、できるだけ多くの種類の食品から摂ることが大切です 8。これにより、様々な種類のアミノ酸をバランス良く摂取できるだけでなく、タンパク質以外のビタミンやミネラルなども幅広く補給できます。
  • 調理法も工夫する: 同じ食材でも、調理法によって脂質の量などが大きく変わることがあります。例えば、揚げ物や炒め物ばかりでなく、茹でる、蒸す、焼く(グリル)、煮るといった、油の使用量を抑えられる調理法を選ぶことで、余分なカロリーや脂質の摂取を抑えつつ、タンパク質をしっかり摂ることができます 13
  • 高齢者の方への配慮: 加齢とともに噛む力や飲み込む力が弱くなることがあります。そのような場合は、硬い肉よりもひき肉を使った料理や、柔らかく煮込んだ魚、豆腐や卵料理など、食べやすく調理されたものを選ぶと、タンパク質の摂取がしやすくなります 17

食事からタンパク質を摂ることは、単に筋肉を作るだけでなく、体の調子を整え、健康を維持するための基本です。プロテインサプリメントはあくまで補助的なものと考え、まずは日々の食事内容を見直すことから始めてみましょう。

主な食品のタンパク質含有量(100gあたり目安)

以下は、日常的によく食べられる食品に含まれるタンパク質の量(可食部100gあたり)の目安です。献立を考える際の参考にしてください。

食品カテゴリー食品名タンパク質量 (g)出典例
肉類鶏むね肉(皮なし)24.418
鶏ささみ23.917
豚もも肉(赤身)22.117
牛もも肉(赤身)20.718
魚介類カツオ(生、春獲り)25.817
サケ22.318
マグロ(赤身)(記載なし)
かまぼこ18.018
卵類鶏卵(全卵、ゆで)12.517
大豆・大豆製品油揚げ(生)23.417
納豆(挽きわり)16.617
木綿豆腐7.017
豆乳3.617
牛乳・乳製品プロセスチーズ22.717
ヨーグルト(全脂無糖)3.617
普通牛乳3.317

※上記はあくまで目安であり、製品や部位によって数値は変動します。マグロ(赤身)のタンパク質量は、一般的に25g前後とされています。

これらの数値を参考に、日々の食事でどれくらいのタンパク質を摂取できているか意識してみると良いでしょう。

整骨院監修!初心者向け自宅トレーニングメニュー

ここからは、いよいよ実践編です。整骨院の視点から、運動初心者の方が安全かつ効果的に取り組める自宅トレーニングメニューをご紹介します。特別な器具は必要なく、ご自身の体重(自重)を負荷として利用するエクササイズが中心です。正しいフォームを意識し、無理のない範囲で始めてみましょう。

トレーニングを始める前に:安全のためのウォームアップ

本格的な運動を始める前には、必ずウォームアップを行いましょう。ウォームアップは、体を運動に適した状態に整え、怪我のリスクを減らすために非常に重要です。

なぜウォームアップが重要か?

  • 怪我の予防: 筋肉や関節を温め、柔軟性を高めることで、運動中の急な動きによる肉離れや捻挫などの怪我のリスクを大幅に低減します 21。特に運動習慣のない初心者の方は、体がまだ運動に慣れていないため、ウォームアップを省略すると怪我をしやすい状態にあります 21
  • パフォーマンスの向上: 全身の血流を促進し、筋肉や関節の温度を上げることで、体の動きがスムーズになり、可動域も広がります 21。これにより、トレーニングの質が高まり、より効果的に筋肉を刺激することができます。
  • 神経系の活性化: ウォームアップは、脳から筋肉への指令伝達をスムーズにし、神経系を活性化させる効果もあります 21。これにより、運動中の体のコントロールがしやすくなり、フォームの精度も向上します。

ウォームアップの目安時間と内容

ウォームアップは、5分~10分程度を目安に行いましょう 21。主な内容は以下の通りです。

  1. 軽い有酸素運動(2~3分程度):
  • その場での足踏み、軽いジョギング、ジャンピングジャック(体力に合わせて)、ウォーキングなど。
  • 目的は、心拍数を徐々に上げ、全身の血行を良くし、体温(特に筋温)を上昇させることです 21。軽く汗ばむ程度が目安です。
  1. 動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)(3~7分程度):
  • 関節をリズミカルに動かしながら、筋肉を伸ばしていくストレッチです。静止してじっくり伸ばす静的ストレッチとは異なり、運動に近い動きを取り入れることで、筋肉の柔軟性を高めるとともに関節の可動域を広げ、神経系を刺激します 21
  • 具体的な例:
  • 腕回し・肩回し: 前回し、後ろ回しをそれぞれ10回程度。肩甲骨から大きく動かす意識で。
  • 体側のストレッチ: 片手を上に伸ばし、反対側にゆっくり体を倒す。左右交互に数回。
  • 股関節回し: 片足ずつ、膝で円を描くように内回し、外回しを各5~10回。
  • レッグスウィング: 壁などに手をつき、片足を前後に振り子のように振る。左右各10回程度 22
  • 軽いスクワットやランジの動作: これから行うエクササイズの動きを、負荷をかけずにゆっくりと数回行い、使う筋肉や関節を予備的に動かしておきます。

運動前の長時間の静的ストレッチ(一つのポーズを30秒以上キープするようなもの)は、一時的に筋力の発揮を低下させる可能性が指摘されているため、ウォームアップでは動的ストレッチを中心に行うのが現在の主流です 23

整骨院からのアドバイス

ウォームアップは、これから行うトレーニングで特に使う筋肉や関節を意識して、「これから動かすぞ」と体に合図を送るようなイメージで行うことが大切です。痛みを感じるような無理な動きは避け、リラックスした状態で、気持ちよく体が温まってくるのを感じながら行いましょう。この準備段階を丁寧に行うことが、安全で効果的なトレーニングへの第一歩です。

基本の自重トレーニング種目と正しいフォーム(整骨院視点の安全ポイント解説付き)

ここでは、自宅で手軽にできる基本的な自重トレーニングを5種目ご紹介します。各種目について、鍛えられる主な筋肉、正しいフォームの段階的説明、初心者が陥りやすい間違い、整骨院の視点からの安全ポイント、難易度調整方法、そして呼吸法を解説します。

これらのエクササイズは、全身の大きな筋肉群をバランス良く鍛えることを目的としています。整骨院の観点からは、単に筋肉を鍛えるだけでなく、正しいフォームで行うことで関節への負担を最小限に抑え、体の安定性や機能性を高めることを重視しています。

1. スクワット (Squat) – 下半身の王様

  • 鍛えられる主な筋肉: 大腿四頭筋(太ももの前側)、ハムストリングス(太ももの裏側)、大殿筋(お尻)、内転筋群(太ももの内側)、脊柱起立筋(背骨を支える筋肉)など、下半身を中心に全身の多くの筋肉を動員します 26
  • 正しいフォーム:
  1. 足を肩幅、またはそれより少し広めに開いて立ちます。つま先は自然にやや外側に向けます(約15~30度程度)5
  2. 背筋をまっすぐに伸ばし、胸を軽く張ります。目線は正面、またはやや斜め上を見ましょう。腕は胸の前で組むか、バランスを取るために前に伸ばします 26
  3. 息をゆっくり吸いながら、椅子に腰かけるようなイメージで、股関節と膝を同時に曲げていきます。このとき、お尻を後ろに突き出すように意識します 5
  4. 太ももが床と平行になるまで、またはご自身がコントロールできる範囲で深くしゃがみ込みます。この際、膝がつま先と同じ方向を向き、膝がつま先よりも極端に前に出すぎないように注意してください 5。かかとが床から浮かないようにします。
  5. 息を吐きながら、足裏全体(特にかかと側)で床を力強く押し、股関節と膝を伸ばしてゆっくりと元の姿勢に戻ります 26
  • 初心者が陥りやすい間違い:
  • 膝が内側に入る(ニーイン): しゃがむときや立ち上がる時に、膝が内側に入ってしまう状態です。これは膝関節に大きな負担をかけ、痛みの原因となります 5
  • 背中が丸まる(猫背): 腰に過度なストレスがかかり、腰痛のリスクを高めます 5
  • 膝がつま先より大きく前に出る: 膝関節への負担が増加します。お尻を後ろに引く意識が不足している場合に起こりやすいです 5
  • かかとが浮く: バランスが崩れ、フォームが不安定になります。
  • 動作が速すぎる、または反動を使う: 筋肉への刺激が減少し、効果が薄れます。
  • 整骨院視点の安全ポイント:
  • 膝関節の保護: 常に膝とつま先の向きを揃えることが最も重要です。これにより、膝関節に不自然なねじれが生じるのを防ぎます 26。もし膝に痛みや違和感がある場合は、無理せず中止し、専門家にご相談ください。
  • 腰椎の保護: 動作中は常に背筋をまっすぐに保ち、腰が丸まったり、逆に反りすぎたりしないように注意が必要です。腹筋にも軽く力を入れ、体幹を安定させることで、腰椎への負担を軽減できます 26
  • 股関節主導の動き: スクワットは膝の曲げ伸ばし運動というよりも、「股関節をしっかりと使う」意識が大切です。お尻を後ろに引く動作で股関節を深く曲げることで、お尻や太もも裏の筋肉を効果的に使えます 26
  • 左右のバランス: 体重が左右どちらかの足に偏らないように、均等にかかるように意識しましょう 29。鏡でフォームを確認するのも良い方法です。
  • 難易度調整:
  • 易しくする方法:
  • 椅子スクワット: 椅子の前に立ち、お尻が椅子に軽く触れるか触れないかくらいまでしゃがみ、立ち上がります。バランスが取りやすく、正しいフォームを習得するのに役立ちます 5
  • ハーフスクワット: しゃがむ深さを浅くし、太ももが床と平行になる手前で止めます 5
  • 壁スクワット: 壁に背中ともたれかかり、足を前に出して行う方法もあります。
  • 難しくする方法:
  • フルスクワット: 太ももが床と平行になるよりも深く、可能な範囲でしゃがみ込みます。より多くの筋肉が動員されます 5
  • スロースクワット: 動作を非常にゆっくり(例:5秒かけて下ろし、5秒かけて上がる)行います。
  • 一時停止スクワット: しゃがんだ状態で数秒間静止してから立ち上がります。
  • 呼吸法: しゃがみ込むときに息を吸い、立ち上がるときに息を吐きます 26

2. 腕立て伏せ (Push-up) – 上半身の基本

  • 鍛えられる主な筋肉: 大胸筋(胸の筋肉)、上腕三頭筋(二の腕の後ろ側)、三角筋(肩の筋肉)、前鋸筋(脇の下あたり)、腹筋群などの体幹 32
  • 正しいフォーム:
  1. 両手を肩幅よりもやや広め(目安として肩幅の1.5倍程度)に床につきます。指先は正面、またはやや内側に向けても良いでしょう 32
  2. 足は腰幅程度に開き、つま先を立てます。頭からかかとまでが一直線になるように体を保ちます。このとき、お腹にしっかりと力を入れ、腰が反ったり、お尻が突き出たりしないように注意します 32。目線は、顔の少し前方の床に向けます 36
  3. 息を吸いながら、脇を締めすぎず、かといって肘が真横に開かないように(目安として体に対して45度程度に開くイメージで)肘を曲げ、体をゆっくりと床に近づけていきます 38。理想は、胸が床につく寸前まで下ろすことです 33
  4. 息を吐きながら、手のひら全体で床を力強く押し、肘を伸ばして体を元の位置に戻します 36。このとき、肩甲骨を寄せるのではなく、むしろ引き離すように意識すると、胸の筋肉をより効果的に使えます 32
  • 初心者が陥りやすい間違い:
  • 腰が反ってしまう、またはお尻が上がりすぎる: 体幹の力が不足していると、体が一直線を保てず、腰に負担がかかったり、効果が薄れたりします 33
  • 頭だけが下がってしまう: 顎を引いてしまい、体はあまり下がっていないのに頭だけが床に近づくことがあります。これでは胸や腕の筋肉は十分に鍛えられません 32
  • 肘(脇)が過度に開いてしまう: 肘が体に対して90度(真横)に開いてしまうと、肩関節への負担が非常に大きくなり、痛みの原因となることがあります 38
  • 手首に過度な負担がかかるフォーム: 手をつく位置や角度が不適切だと、手首を痛めることがあります。
  • 整骨院視点の安全ポイント:
  • 肩関節の保護: 肘を横に開きすぎるフォームは、肩の前側の組織に大きなストレスをかけるため避けるべきです 38。脇を適度に(45度から60度程度)締めることで、肩への負担を軽減し、大胸筋を効果的に使うことができます。
  • 手首の保護: 手のひら全体で均等に床を押し、手首が過度に反り返らないように注意しましょう。床が硬くて手首が痛い場合は、ヨガマットを敷いたり、プッシュアップバー(手首がまっすぐな状態で動作できる器具)を使用したりするのも有効です。事前に手首のストレッチ(32のStep1参照)を行うのも良いでしょう。
  • 体幹の安定: 動作中は常に腹筋に力を入れ、頭からかかと(または膝)までが一直線を保つことを最優先に考えましょう 34。これが腰痛を予防し、全身運動としての効果を高めます。
  • 肩甲骨の動きの意識: 体を押し上げる際には、肩甲骨を背骨から引き離すように(外転させる)意識すると、肩甲骨の安定に関わる前鋸筋という筋肉も鍛えられ、肩関節の健康にも繋がります 32
  • 難易度調整:
  • 易しくする方法:
  • 壁腕立て伏せ: 壁に向かって立ち、壁に手をついて行います。負荷が最も軽くなります 33
  • 膝つき腕立て伏せ: 床に膝をついた状態で行います。支点が膝になるため、負荷が軽減されます 32
  • 台を使った腕立て伏せ: 机や安定した台に手をついて行うと、体が斜めになるため負荷が軽くなります。
  • 難しくする方法:
  • 足を高い位置に置く(デクラインプッシュアップ): 足を椅子などの台に乗せて行うと、上半身にかかる負荷が増します。
  • 手幅を狭める(ナロープッシュアップ/ダイヤモンドプッシュアップ): 上腕三頭筋への刺激が強まります。
  • スロープッシュアップ: 動作を非常にゆっくり行います。
  • 呼吸法: 体を下ろすときに息を吸い、体を押し上げるときに息を吐きます 36

3. プランク (Plank) – 体幹の安定

  • 鍛えられる主な筋肉: 腹直筋(お腹の正面)、腹横筋(お腹の深層)、腹斜筋(脇腹)、脊柱起立筋(背骨を支える筋肉)、殿筋群(お尻)など、体幹部全体を効率よく鍛えることができます 35
  • 正しいフォーム:
  1. うつ伏せの状態から始めます。両肘を肩の真下に置き、前腕を床につけます。肘の角度は90度が目安です。手は軽く握って前に置くか、手のひらを床につけても構いません 39
  2. つま先を立て、腰を浮かせます。このとき、頭の先からかかとまでが一直線になるように意識します 39
  3. お尻が上がりすぎたり、逆に腰が反って下がりすぎたりしないように、腹筋にしっかりと力を入れます。特に腰が反らないように、おへそを背骨の方向に引き込むようなイメージ(骨盤を少し後傾させる)を持つと良いでしょう 39
  4. この姿勢をキープします。初心者はまず10秒~30秒程度から始め、慣れてきたら徐々に時間を延ばしていきます 41
  • 初心者が陥りやすい間違い:
  • 腰が反ってしまう: これが最も多い間違いで、腰痛の原因になります 41
  • お尻が上がりすぎる: 「く」の字のようになり、腹筋への効果が薄れます 41
  • 肩に力が入りすぎる、肩がすくむ: 首や肩の痛みの原因になります。
  • 呼吸を止めてしまう: 全身に力が入ってしまい、血圧が上昇する可能性もあります 41
  • 整骨院視点の安全ポイント:
  • 腰椎の保護: プランクで最も重要なのは、腰椎(腰の骨)を反らせないことです。腹筋、特に深層にある腹横筋を意識して収縮させ、体幹をコルセットのように固めることで、腰椎への過度な負担を避けることができます 39。腰に痛みを感じる場合は、無理に行わないでください。
  • 体幹深層筋の活性化: 正しいフォームで行うプランクは、見た目の派手さはありませんが、体の中心部を支える体幹の深層筋(インナーマッスル)を効果的に鍛えます。これらの筋肉は、正しい姿勢の維持、体の安定性の向上、そして腰痛の予防・改善に非常に重要な役割を果たします。
  • 肩甲骨周りの安定: 肩の真下に肘を置くことで、肩関節や肩甲骨周りの安定性も高まります。肩がすくまないように、首を長く保つ意識も大切です。
  • 全身のアライメント意識: 体が一直線になっているかを、横からだけでなく、前後や上から見た場合も(イメージとして)意識することが理想です 45
  • 難易度調整:
  • 易しくする方法:
  • 膝つきプランク: 膝を床につけた状態で行います。支点が膝になるため、体幹にかかる負荷が軽減されます 41
  • キープ時間を短くする: 最初は5秒や10秒から始め、徐々に時間を延ばしましょう 41
  • 難しくする方法:
  • キープ時間を長くする。
  • 片足を上げる(ワンレッグプランク)。
  • 片手を前に伸ばす(ワンアームプランク)。
  • プッシュアップの姿勢(肘を伸ばした状態)で行うハイプランク。
  • 呼吸法: 姿勢をキープしている間は、自然な呼吸を止めずに行います。ゆっくりと3秒かけて息を吸い、3秒かけて息を吐くなど、一定のリズムを意識すると良いでしょう 40

4. ランジ (Lunge) – バランスと下半身強化

  • 鍛えられる主な筋肉: 大腿四頭筋(太ももの前側)、ハムストリングス(太ももの裏側)、大殿筋(お尻)、中殿筋(お尻の横側、バランスに関与)。片足ずつ行うため、バランス能力や体幹の安定性も養われます 46
  • 正しいフォーム (フロントランジ):
  1. 足を腰幅程度に開いてまっすぐ立ちます。背筋を伸ばし、胸を張ります。手は腰に当てるか、体の横に自然に下ろします 46
  2. 片足(例:右足)を大きく一歩前に踏み出します。歩幅は、しゃがんだ時に前足と後ろ足の膝がそれぞれ約90度に曲がる程度が目安です。
  3. 息を吸いながら、上体をまっすぐに保ったまま、ゆっくりと腰を真下に下ろしていきます。前足の太ももが床と平行になるくらいまで下ろすのが理想です。後ろ足の膝は床につく寸前まで下ろします 46
  4. このとき、前足の膝がつま先よりも前に出すぎないように、そして膝とつま先がまっすぐ正面を向くように注意します。膝が内側や外側にぶれないようにしましょう 46。体重は前足のかかと側にも意識を向けます。
  5. 息を吐きながら、前足のかかとで床を力強く蹴るようにして、踏み出した足を元の位置に戻し、最初の立ち姿勢に戻ります 46
  6. 反対の足(左足)も同様に行います。左右交互に繰り返します。
  • 初心者が陥りやすい間違い:
  • 前足の膝がつま先より大きく前に出てしまう: 膝関節への負担が非常に大きくなります 47
  • 前足の膝が内側に入ってしまう(ニーイン): スクワット同様、膝を痛める原因になります 47
  • 上体が前に倒れすぎる、または背中が丸まる: バランスを崩しやすく、腰への負担もかかります 47
  • 後ろ足に体重が乗りすぎる、または前足のつま先だけに体重が集中する: 効果的な負荷がかからなかったり、バランスを崩したりします 47
  • 踏み出す歩幅が狭すぎる、または広すぎる: フォームが崩れやすくなります。
  • 整骨院視点の安全ポイント:
  • 膝関節・股関節の保護: ランジで最も重要なのは、前足の膝のコントロールです。膝とつま先の向きを常に正面に保ち、膝が内側や外側にぶれないように細心の注意を払いましょう。また、膝がつま先よりも極端に前に出ないように、股関節からしっかりと動き出し、お尻の筋肉を使う意識も大切です 47
  • 体幹の安定と左右バランス: 上体が左右にぐらつかないように、腹筋にも軽く力を入れ、体幹を安定させることが重要です。ランジは片足ずつ負荷をかけるため、左右の筋力差やバランスの偏りにも気づきやすいエクササイズです。左右均等に行い、バランス能力の向上も目指しましょう 46
  • 着地の優しさ: 足を前に踏み出す際は、ドスンと強く着地するのではなく、できるだけ優しく、コントロールして着地することで、膝や足首への衝撃を和らげることができます 47
  • 難易度調整:
  • 易しくする方法:
  • 踏み出す歩幅を小さくする、しゃがむ深さを浅くする。
  • 壁や安定した椅子などに軽く手をついてバランスを補助する 46
  • リバースランジ: 後ろに足を引くランジ。フロントランジよりバランスが取りやすい場合があります。
  • 難しくする方法:
  • ダンベルなどの重りを持つ。
  • 後ろ足を低い台に乗せて行う(ブルガリアンスクワット)。
  • ウォーキングランジ: 一歩ずつ前に進みながらランジを繰り返します。
  • ジャンプランジ(上級者向け): 爆発的な力と高いバランス能力が必要です 49
  • 呼吸法: 腰を下ろすときに息を吸い、元の姿勢に戻るとき(立ち上がるとき)に息を吐きます。

5. バードドッグ (Bird-dog) – 体幹の協調性と安定性

  • 鍛えられる主な筋肉: 脊柱起立筋(背骨を支える筋肉)、多裂筋(背骨の深層にある安定筋)、腹横筋(お腹の深層にあるコルセットのような筋肉)、殿筋群(お尻の筋肉)、三角筋(肩)など、体幹の安定と正しい姿勢の維持に関わる多くの筋肉を協調して鍛えることができます 50。バランス能力の向上にも効果的です。
  • 正しいフォーム:
  1. 四つん這いの姿勢から始めます。手は肩の真下に、膝は股関節の真下にそれぞれ置きます。手のひらは床にしっかりとつけ、指は軽く開きます。背中は床と平行になるようにまっすぐに保ち、腰が反ったり丸まったりしないようにします 50
  2. 息をゆっくり吐きながら、片方の手(例:右手)を肩の高さまでまっすぐ前に伸ばします。それと同時に、対角線上にある足(例:左足)をお尻の高さまでまっすぐ後ろに伸ばします。このとき、伸ばした手、体幹、伸ばした足が床と平行な一直線になるようなイメージです 50
  3. 最も重要なポイントは、手足を伸ばす際に腰が反ったり、骨盤が左右に傾いたりしないように、お腹にしっかりと力を入れて体幹を安定させることです 50。目線は、顔の少し前方の床に向け、首の後ろを長く保つように意識します。
  4. 伸ばした手足と体幹が一直線になった状態で、数秒間(例:3~5秒)その姿勢をキープします 50
  5. 息を吸いながら、伸ばした手と足をゆっくりとコントロールしながら元の四つん這いの位置に戻します。
  6. 今度は反対側の手足(例:左手と右足)も同様に行います 50。これを左右交互に繰り返します。
  • 初心者が陥りやすい間違い:
  • 腰が反ってしまう: 手や足を高く上げようとしすぎると、代償動作として腰が反りやすくなります。これが最も注意すべき点です 50
  • 体が左右に大きくぶれる、骨盤が開いてしまう(お尻が傾く): 体幹の安定性が不足していると起こりやすいです 50
  • 動作が速すぎる、または反動を使ってしまう: 筋肉への刺激が不十分になり、バランスを崩しやすくなります 50
  • 首だけが上がってしまう、または下がりすぎる。
  • 整骨院視点の安全ポイント:
  • 腰椎の安定性の確保: バードドッグを行う上で最も重要なのは、動作中に腰椎(腰の骨)が過度に反ったり丸まったりしないように、腹筋群(特に腹横筋)で体幹をしっかりと固定することです 50。手足を高く上げることよりも、体幹を安定させたまま手足をコントロールして伸ばすことを優先してください。
  • 体幹深層筋の活性化: このエクササイズは、体の深層にあって姿勢を支える多裂筋や腹横筋といった、いわゆる「インナーマッスル」を効果的に刺激します 50。これらの筋肉が強化されると、背骨の安定性が高まり、腰痛の予防や姿勢の改善に繋がります。
  • 左右対称性の意識と維持: 左右の手足を均等に行い、体の歪みを助長しないように注意が必要です。体の中心軸を意識し、骨盤が左右に傾かないようにコントロールしましょう。
  • コントロールされたゆっくりとした動き: 動作はゆっくりと、一つ一つの動きをコントロールしながら行うことが、ターゲットとなる筋肉を意識しやすくし、安全かつ効果的なトレーニングに繋がります 50
  • 難易度調整:
  • 易しくする方法:
  • 片手だけを前に伸ばす、または片足だけを後ろに伸ばす(対角線ではなく、片方ずつ行う)50
  • キープ時間を短くする、またはキープせずにゆっくりと動かす。
  • 難しくする方法:
  • キープ時間を長くする。
  • 伸ばした手(肘)と足(膝)を、お腹の下で軽くタッチするように近づけてから、再び伸ばす動作を加える 50
  • 手首や足首に非常に軽いウェイト(アンクルウェイトなど)を装着する(ただし、フォームが崩れない範囲で)50
  • 呼吸法: 手足を伸ばすときに息を吐き、元の位置に戻すときに息を吸います。姿勢をキープしている間は、自然な呼吸を続けます。

これらのエクササイズを行う際には、常に正しいフォームを意識し、無理のない範囲で行うことが大切です。初めは回数やセット数を少なくし、体が慣れてきたら徐々に増やしていくようにしましょう。もし痛みを感じたり、フォームに不安がある場合は、自己流で続けずに、整骨院の先生など専門家にご相談ください。

トレーニングの頻度と休息の重要性

効果的な体づくりを目指す上で、トレーニングの内容やフォームと同じくらい重要なのが、「どれくらいの頻度で行うか」そして「どれくらい休むか」ということです。特に初心者の方は、このバランスを見誤ると、効果が出にくいばかりか、怪我のリスクを高めてしまうこともあります。

初心者向けのトレーニング頻度

筋力トレーニングを始めたばかりの初心者の方の場合、まずは週に2~3回の頻度からスタートするのがおすすめです 10。毎日トレーニングを行う必要はありません。むしろ、筋肉が成長するためには適切な休息が必要だからです。

一般的に、筋力トレーニングによって刺激を受けた筋肉は、その後48時間~72時間の休息期間中に、栄養(特にタンパク質)を取り込みながら修復され、以前よりも少し強く、太く成長します。この現象を「超回復」と呼びます 9。つまり、トレーニングで筋肉に「成長のきっかけ」を与え、その後の休息と栄養で実際に「成長させる」というサイクルが重要になります。

この超回復の時間を考慮すると、同じ部位のトレーニングは、毎日連続して行うのではなく、間に1~2日程度の休息日を挟むのが効果的です。例えば、

  • 週2回の場合: 月曜日にトレーニング → 火曜・水曜は休息 → 木曜日にトレーニング → 金曜・土曜・日曜は休息
  • 週3回の場合: 月曜日にトレーニング → 火曜は休息 → 水曜日にトレーニング → 木曜は休息 → 金曜日にトレーニング → 土曜・日曜は休息 といったスケジュールが考えられます。このスケジュールは、筋肉に十分な回復時間を与えつつ、定期的な刺激を維持することができるため、初心者の方にとっては無理なく続けやすく、かつ効果も実感しやすいでしょう。

休息の重要性:超回復を促す

前述の通り、筋肉はトレーニングをしているその瞬間に大きくなるわけではありません。トレーニングはあくまで筋肉に「成長しなさい」という指令を与える行為です。実際に筋肉が修復され、成長するのは、トレーニング後の休息期間中、特に睡眠中です 5

この休息期間中に、体は食事から摂取したタンパク質などを材料として、傷ついた筋線維を修復し、より強く太いものへと作り替えていきます。この「超回復」のプロセスが、筋力アップや筋肥大の鍵を握っています。

もし、十分な休息を取らずに毎日同じ部位を激しくトレーニングしてしまうと、筋肉は回復する暇がなく、疲労ばかりが蓄積してしまいます。これは「オーバートレーニング」と呼ばれる状態で、筋肉が成長しないばかりか、逆に分解が進んでしまったり、関節や腱を痛めるなど怪我のリスクを高めたり、集中力の低下や免疫力の低下を招いたりすることもあります 10

したがって、「トレーニングをしない日」や「休んでいる日」も、実は筋肉が作られ、発達している大切な時間なのだと理解することが重要です 7。質の高い睡眠を十分にとり、バランスの取れた食事(特にタンパク質を意識して)を心がけることは、トレーニングそのものと同じくらい、あるいはそれ以上に体づくりには不可欠なのです。この「休むこともトレーニングのうち」という考え方は、体を酷使するのではなく、体の自然な治癒力や適応能力を最大限に引き出すという、整骨院の考え方にも通じるものがあります。

トレーニングプログラムの組み方の例(週2~3回)

初心者向けの自重トレーニングプログラムでは、全身の大きな筋肉群(胸、背中、肩、腕、お腹、脚、お尻など)をバランスよく鍛えることを意識しましょう。今回ご紹介したスクワット、腕立て伏せ、プランク、ランジ、バードドッグは、これらの主要な筋肉を効果的に刺激できるエクササイズです。

各種目の回数やセット数については、まず正しいフォームで行えることを最優先にしてください。

  • 回数の目安: 一般的には、筋肥大を目指す場合、1セットあたり10~12回程度が効果的とされています 54。自重トレーニングの場合、まずは各種目8~15回程度を目標にしてみましょう。「最後の1~2回が少しきつい」と感じるくらいの負荷が理想ですが 26、初めは回数にこだわらず、一つ一つの動作を丁寧に行うことを心がけてください。
  • セット数の目安: 各種目2~3セットから始めるのが良いでしょう 10。セット間の休憩(インターバル)は、1分~1分半程度を目安に、呼吸が整うまで取ります。

体が慣れてきて、楽にこなせるようになってきたら、徐々に回数を増やしたり、セット数を増やしたり、あるいは各種目の難易度を少しずつ上げていく(例:膝つき腕立て伏せから通常の腕立て伏せへ)ことで、継続的に筋肉に新しい刺激を与え、成長を促すことができます。

週間トレーニングスケジュール例(初心者向け)

以下に、週3回トレーニングを行う場合のスケジュール例を示します。これはあくまで一例ですので、ご自身のライフスタイルや体調に合わせて調整してください。

曜日アクティビティ備考
月曜トレーニング日
ウォームアップ(5~10分)
スクワット: 10~15回 × 2~3セット
腕立て伏せ: 8~12回 × 2~3セット(膝つき可)
ランジ: 左右各10~12回 × 2~3セット
プランク: 20~30秒 × 2~3セット
バードドッグ: 左右各10~12回 × 2~3セット
クールダウン(5~10分)
各セット間インターバル1分~1分半。フォーム重視。
火曜休息日軽いウォーキングやストレッチはOK。
水曜トレーニング日
(月曜と同様のメニュー、または一部種目を変更しても良い)
体調が優れない場合は無理しない。
木曜休息日アクティブレストとして、ヨガや軽いサイクリングなども良い。
金曜トレーニング日
(月曜・水曜と同様のメニュー、または一部種目を変更しても良い)
週末に向けて、少し強度を調整しても良い。
土曜休息日趣味やリラックスする時間にあてる。
日曜休息日次の週のトレーニングに向けて、しっかり体を休める。

大切なこと:

  • 自分の体と相談する: 筋肉痛がひどい場合や、体調が優れない場合は無理せず休息しましょう。
  • 継続は力なり: 最初はきつく感じるかもしれませんが、正しい方法で続けていけば必ず体は変化していきます。焦らず、自分のペースで続けることが最も重要です。
  • 楽しむこと: トレーニングが苦痛になってしまっては長続きしません。音楽を聴きながら行うなど、自分が楽しめる工夫を見つけるのも良いでしょう。

このスケジュール例は、自重トレーニングで全身をバランス良く鍛えることを目的としています。各種目の回数やセット数は、ご自身の体力レベルに合わせて調整してください。

トレーニング後のクールダウン:疲労回復と柔軟性向上のために

トレーニングを頑張った後は、すぐに活動を終えるのではなく、クールダウンを行うことが非常に大切です。クールダウンは、運動によって興奮した体を徐々に平常の状態に戻し、疲労回復を促し、怪我の予防にも繋がります。

なぜクールダウンが重要か?

  • 心拍数・呼吸の鎮静化: 運動中は心拍数や呼吸数が上昇していますが、急に運動を止めると体に負担がかかることがあります。クールダウンによってこれらを徐々に落ち着かせ、スムーズに平常時へ移行させます 24
  • 疲労物質の排出促進: 運動によって筋肉中に溜まった乳酸などの疲労物質は、血流に乗って分解・排出されます。クールダウンで軽い運動を続けることで血行が維持され、これらの物質の除去が促され、筋肉痛の軽減や疲労回復を早める効果が期待できます 24
  • 柔軟性の回復・向上: 運動で使われた筋肉は緊張し、硬くなりがちです。クールダウンでストレッチを行うことで、これらの筋肉をゆっくりと伸ばし、柔軟性を回復させることができます。柔軟性が保たれることは、次回のトレーニングのパフォーマンス向上や、日常生活での怪我の予防にも繋がります 24
  • 精神的なリフレッシュ: 集中してトレーニングを行った後、クールダウンでゆったりとした動きやストレッチを行うことは、心身のリラックスにも繋がり、達成感とともに心地よい疲労感を得るのに役立ちます。

クールダウンの目安時間と内容

クールダウンは、5分~10分程度を目安に行いましょう。主な内容は以下の通りです。

  1. 軽い有酸素運動(2~3分程度):
  • トレーニングの最後に行った種目から徐々に強度を落としていくイメージです。例えば、その場でゆっくりとしたジョギング(ダウンジョグ)やウォーキングを行います 24
  • 深い呼吸を意識しながら、心拍数が落ち着いてくるのを感じましょう。
  1. 静的ストレッチ(スタティックストレッチ)(3~7分程度):
  • 運動で特に使った筋肉を中心に、反動をつけずにゆっくりと伸ばし、その状態で20秒~30秒程度キープします 22
  • 具体的なストレッチ例:
  • 太ももの前側(大腿四頭筋)のストレッチ: 立った状態で片方の足首を持ち、かかとをお尻に近づけるようにして膝を曲げ、太ももの前を伸ばします。
  • 太ももの裏側(ハムストリングス)のストレッチ: 床に座って片足を伸ばし、もう片方の足は曲げて足裏を伸ばした足の太ももにつけます。伸ばした足のつま先に向かってゆっくりと体を前に倒します 58
  • お尻(大殿筋)のストレッチ: 仰向けに寝て片方の膝を胸に抱え込みます。
  • 胸(大胸筋)のストレッチ: 壁や柱に片方の手のひらと前腕をつけ、体をゆっくりと開いて胸を伸ばします。
  • 肩のストレッチ: 片方の腕を胸の前で水平に伸ばし、反対側の手で肘あたりを抱えて体に引き寄せます。
  • ふくらはぎのストレッチ: 壁に両手をつき、片足を後ろに引いてかかとを床につけ、アキレス腱とふくらはぎを伸ばします 59

クールダウン時のストレッチは、筋肉が温まっている運動直後に行うのが最も効果的です。一般的に、運動後30分以内に開始するのが理想的とされています 58。時間が経って体が冷えてしまうと、筋肉が硬くなり、ストレッチの効果が薄れたり、逆に無理に伸ばそうとして筋肉を痛めてしまう可能性があるので注意しましょう。

整骨院からのアドバイス

クールダウンは、トレーニングで頑張った自分の体をいたわり、ケアするための大切な時間です。単なる「おまけ」ではなく、トレーニングプログラムの重要な一部と捉えましょう。

ストレッチを行う際は、リラックスして、深い呼吸を止めないように意識してください。伸ばしている筋肉に意識を集中し、「痛い」と感じる一歩手前の「気持ちいい」と感じる範囲でじっくりと伸ばすことがポイントです 57。決して無理に強く伸ばしたり、反動をつけたりしないようにしましょう。

クールダウンを習慣にすることで、疲労の蓄積を防ぎ、より快適にトレーニングを継続できるようになります。これは、体の声に耳を傾け、セルフケアを行うという、整骨院が推奨する健康管理の考え方にも合致します。また、クールダウン中に行うゆったりとしたストレッチは、心身のリラックスを促し、運動後の心地よい達成感を高めてくれるでしょう。

プロテインと運動を組み合わせる相乗効果:初心者にもたらすメリット

これまで、プロテイン(タンパク質)の重要性、運動による筋肉の成長メカニズム、そして具体的なトレーニング方法について解説してきました。では、これらを組み合わせることで、特に運動初心者の方にはどのような素晴らしい「相乗効果」が期待できるのでしょうか。

効率的な筋力アップと筋肥大の促進

運動、特に筋力トレーニングは、筋肉に「もっと強くなる必要がある」というスイッチを入れます。そして、プロテイン(タンパク質)は、そのスイッチが入った筋肉が実際に成長するための大切な「材料」となります。この二つがタイミング良く組み合わさることで、筋力アップや筋肥大のプロセスがよりスムーズかつ効率的に進むのです [2 (1.1)]。

運動は筋肉に成長の「需要」を生み出し、プロテインはその需要に応えるための「供給」を担います。どちらか一方が不足していると、もう一方の効果も半減してしまいます。例えば、いくら質の高いプロテインを摂取しても、筋肉への適切な刺激(運動)がなければ、筋肉は思うように成長しません 4。逆に、一生懸命トレーニングをしても、筋肉の材料となるタンパク質が不足していれば、修復や成長は滞ってしまいます。

特にトレーニングを始めたばかりの初心者の方は、筋肉がまだ運動の刺激に慣れていないため、いわゆる「伸びしろ」が大きい状態です。そのため、適切な運動と栄養補給を行うことで、比較的早い段階で体の変化(例えば、力がついてきた、体が引き締まってきたなど)を実感しやすい傾向があります 2。この「1+1が2以上になる」ような相乗効果は、初心者の方にとって大きなモチベーションとなるでしょう。

運動後の迅速な回復と筋肉痛の軽減

運動によって微細なダメージを受けた筋線維の修復には、タンパク質が不可欠です。運動後に適切にプロテインを補給することで、この修復プロセスが速やかに開始され、スムーズに進むため、疲労からの回復を早める効果が期待できます [2 (1.1), 11]。

筋肉のダメージが早く回復するということは、運動後によくある筋肉痛の程度を軽減したり、筋肉痛が続く期間を短縮したりすることにも繋がる可能性があります 11。筋肉痛がひどいと、次のトレーニングへの意欲が削がれてしまったり、日常生活に支障が出たりすることもありますが、プロテインの適切な摂取は、こうした不快感を和らげる手助けとなるかもしれません。

結果として、より良いコンディションで次のトレーニングに臨むことができ、トレーニングを継続しやすくなるという好循環が生まれます。

健康的な体重管理と体組成の改善サポート

プロテインと運動の組み合わせは、健康的な体重管理や理想的な体組成(筋肉と脂肪のバランス)の実現にも貢献します。

筋肉は、安静にしている時でもエネルギーを消費する(基礎代謝)主要な組織の一つです。運動によって筋肉量が増えると、基礎代謝が上がりやすくなり、結果として脂肪が燃焼しやすい、いわゆる「痩せやすい体質」へと変化していく可能性があります。プロテインは、この筋肉量の維持や増加を強力にサポートします。

特にダイエット(減量)を目的として運動を始める方にとって、タンパク質の摂取は非常に重要です。食事制限を伴うダイエット中は、摂取カロリーが不足しやすく、体がエネルギー源として筋肉を分解してしまうことがあります。筋肉量が減ると基礎代謝も低下し、かえって痩せにくい体になってしまうという悪循環に陥ることも。しかし、ダイエット中でもタンパク質を十分に摂取することで、筋肉量の低下を最小限に食い止め、代謝が下がるのを防ぐ効果が期待できるのです 4。

実際に、プロテインと運動を組み合わせることで、体重はそれほど変わらなくても体脂肪率が減少したり、体が引き締まったりといった効果を実感する方も少なくありません 2。

さらに、プロテインをヨーグルトと一緒に摂取することで、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内環境を整え、体内の老廃物の排出をスムーズにし、結果として余分な脂肪や老廃物が体に溜まりにくくなる効果も期待できるという考え方もあります 19

全身の健康と活力の向上

タンパク質の役割は、筋肉を作ることだけにとどまりません。先述の通り、タンパク質はホルモンや酵素、免疫に関わる抗体など、体の機能を調整し、健康を維持するために不可欠な物質の材料ともなります 4。

したがって、適切な量のタンパク質を摂取し、適度な運動を習慣にすることは、単に体力や筋力が向上するだけでなく、免疫機能のサポート、ホルモンバランスの安定、そして日々の生活における活力や気力の向上にも繋がる可能性があります。

整骨院の視点からも、健康な筋骨格系を維持し、痛みや不調のない快適な生活を送るためには、適切な栄養摂取(タンパク質を含む)と、体を支える筋肉を養うための運動が両輪となって不可欠であると考えられています 1。プロテインと運動の組み合わせは、まさにこの両輪を効果的に回すための一つの手段と言えるでしょう。

まとめ:整骨院が推奨する、健康的な体づくりの第一歩

この記事では、プロテイン(タンパク質)の適切な摂取と、正しいフォームでの運動を組み合わせることが、いかに健康的な体づくりに効果的であるか、そして初心者の方が安全に取り組むための具体的な方法について解説してきました。

大切なのは、プロテインも運動も、魔法の薬ではないということです。筋肉は一朝一夕に作られるものではなく、健康的な体は日々の積み重ねによって育まれます。焦らず、無理をせず、そして何よりも楽しみながら継続することが、目標達成への一番の近道です。今日ご紹介した食事のポイントやトレーニングメニューが、皆様の健康づくりの第一歩を踏み出すための一助となれば幸いです。

私たちの体は、適切なケアと努力によって必ず応えてくれます。プロテインと運動を通じてご自身の体の変化を感じることは、大きな自信と喜びに繋がるでしょう。そしてそれは、単に見た目が変わるだけでなく、日々の生活がより活動的になったり、心も前向きになったりといった、内面からの変化ももたらしてくれるはずです。このプロセスを通じて、ご自身の体をより深く理解し、大切にするという意識も育まれることでしょう。

整骨院では、体の構造と機能の専門家として、皆様が痛みや不調のない健康で快適な毎日を送れるよう、運動指導や栄養に関するアドバイスも積極的に行っています 1。もし、ご紹介したトレーニングを行う中で関節の痛みを感じたり、正しいフォームでできているか不安がある場合、あるいはご自身の体力レベルや目標に合わせた、よりパーソナルなアドバイスが必要な場合は、どうぞお気軽に当院のスタッフにご相談ください。私たちは、皆様の健康的なライフスタイルをサポートするためのパートナーでありたいと考えています。

プロテインと運動という二つの強力なツールを賢く活用し、より健康で、より活力に満ちた未来を、ご自身の力で築いていきましょう。

引用文献

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  2. 【徹底検証】HMBの気になる効果を最大化するには? – サプリンクス, 5月 15, 2025にアクセス、 https://www.suplinx.com/shop/e/e20000255/
  3. 動物性タンパク質と植物性タンパク質の違いとは?食事の比率と筋肉への栄養補給を解説, 5月 15, 2025にアクセス、 https://www.shinyakoso.com/column/protein-different/
  4. たんぱく質とは?効果やメリット、摂取量、たんぱく質が多い食材 …, 5月 15, 2025にアクセス、 https://www.kikkoman.co.jp/homecook/tsushin/tips0031/
  5. 筋肥大とは。トレーニングでより太くたくましく! | POWER … – Glico, 5月 15, 2025にアクセス、 https://www.glico.com/jp/powerpro/training/entry16/
  6. 筋肥大とは?メカニズムや効果的なポイントをわかりやすく解説 …, 5月 15, 2025にアクセス、 https://www.jpinstructor.org/shikaku/kintore/kintore-article10/
  7. 初心者でも分かる!プロテインの基礎知識を身に着けて筋肥大を目指す, 5月 15, 2025にアクセス、 https://column.valx.jp/2751/
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  48. フロントランジのやり方!効果や注意点、バックランジとの違いも – B & | B&, 5月 15, 2025にアクセス、 https://www.beautynation.jp/a-how-to-front-lunge-20181029/
  49. 筋トレ「ランジ」のやり方や効果は?下半身を効率よく鍛えるためのコツを紹介 – Wellulu, 5月 15, 2025にアクセス、 https://wellulu.com/moderate-exercise/14307/
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  57. ランニングを快適にするクールダウン!おすすめの方法をご紹介 – Runtage公式, 5月 15, 2025にアクセス、 https://www.runtage.com/blogs/blog/cool-down-for-running
  58. ウォーキング後ストレッチで疲労知らずの身体に!クールダウン方法 | ぷらす鍼灸整骨院(大阪・兵庫・東京・横浜・広島で展開中), 5月 15, 2025にアクセス、 https://plusseikotsuin.com/stretch/17194.html
  59. 【整骨院監修】ふくらはぎをほぐすおすすめのストレッチ6選, 5月 15, 2025にアクセス、 https://plusseikotsuin.com/stretch/14470.html
  60. 運動が苦手な初心者に人気!『加圧トレーニング』 – 西川口駅前カイロ整体院, 5月 15, 2025にアクセス、 https://nishikawaguchi-chiro.jp/entry14.html
  61. 【これだけ覚えよう】自然治癒力が上がるおすすめ食材BEST5! | ぷらす鍼灸整骨院(大阪・兵庫・東京・横浜・広島で展開中), 5月 15, 2025にアクセス、 https://plusseikotsuin.com/jiritsushinkei/18752.html
  62. 筋肉維持に必要「プロテイン」いつ摂れば効果的か 「1日に必要なタンパク質」は思った以上に多い, 5月 15, 2025にアクセス、 https://toyokeizai.net/articles/-/861269?display=b
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整骨院SAPIENSブログ

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