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頭痛とは?原因と対策【整骨院SAPIENS監修│茨木市/総持寺・高槻市】

現代社会では仕事や家事、スマートフォンの長時間使用など、多種多様な要因で頭痛が起こりやすくなっています。とはいえ、「前に経験したときと同じような症状だから大丈夫」と自己判断してしまうのは危険です。頭痛には、慢性的に発生する一次性頭痛と、病気が原因で引き起こされる二次性頭痛があります。まずは頭痛のメカニズムや原因、見分け方を知り、日常生活におけるセルフケアで対策できるものかどうかを見極めることが大切です。もし「いつもと違う痛み」があるなら、早めに医療機関を受診し、潜むリスクを回避しましょう。

原因がはっきりしない頭痛に潜む危険性

頭痛には大きく分けて、病気が原因ではない「一次性頭痛」と、脳や体のどこかに病気があって生じる「二次性頭痛」が存在します。普段感じる頭痛の多くは、ストレスや生活習慣などによって引き起こされる一次性頭痛です。しかし、脳血管の重大な疾患や精神疾患などによって頭痛が生じる場合(=二次性頭痛)もあります。二次性頭痛の背景には、くも膜下出血や脳腫瘍、高血圧性脳症、副鼻腔炎、うつ病など、早めの受診・治療を要する深刻な要因が潜んでいることもあるため、注意が必要です。

こんな症状があれば要受診

  • 今まで感じたことのないタイプの頭痛や、痛みが突然起こり、急に悪化する
  • 頭痛の頻度が高まり、初期よりも痛みが強くなっている
  • めまい、吐き気、嘔吐などの症状を伴う
  • 視界が急に悪くなったり、手足が動かしにくくなるなどの体の異常を感じる
  • 高熱や発疹を伴う

こうした症状に当てはまるときは、なるべく早く医療機関を受診しましょう。とくに、「ガンガン殴られるように痛む」「ろれつが回らない」といった緊急性の高い症状がある場合は、ためらわず病院に行くことが大切です。

頭痛が起こるメカニズム

私たちが頭痛を感じる仕組みには、頭や首の血管・神経・筋肉が大きくかかわっています。具体的には、下記のような刺激が加わると痛みが発生すると考えられています。

  • 頭の血管や神経が拡張・圧迫・炎症を起こす
  • 頭皮や頭の骨を取り巻く筋肉が伸び縮みして神経が刺激される
  • 姿勢の崩れによる首や肩の筋肉の緊張で血行が悪くなる

こうした状態が続くと痛みが強まったり、慢性化につながったりします。適切なセルフケアや専門医による対処を行わないままだと、より大きな負担を抱えることになりかねません。

熱中症や二日酔いも二次性頭痛?

頭痛は、発熱や二日酔い、熱中症などの原因から一時的に起こるケースもあります。これらは、頭痛そのものを治療するよりも、まずは「根本原因を取り除く」ことが大切です。二日酔いなら飲酒量の調整を、熱中症なら体を冷やして水分補給をといった形で対処すると、自然に改善しやすくなります。とはいえ、痛みに耐えきれないほどつらい場合は、頭痛薬を服用するのもひとつの方法です。ただし、頻繁に頭痛薬を使うことでかえって症状を悪化させる恐れがあるため、「おかしいな」と感じた時点で医療機関に相談することを検討しましょう。

慢性的に起こる頭痛の主なタイプと対策

他の病気や原因が見当たらず、同じような頭痛を繰り返している場合は、一次性頭痛である可能性が高いです。一次性頭痛には下記の三大タイプがあり、メカニズムや誘発要因、対策がそれぞれ異なります。

片頭痛(血管性頭痛)

頭の片側、あるいは両側が脈打つようにズキズキと痛むのが片頭痛です。吐き気を伴うことが多く、光や音に敏感になるケースも少なくありません。痛みは4~72時間ほど持続し、入浴や運動によって悪化するのが特徴です。20~40代の女性に多く、月経前後に起こりやすいことが知られています。

誘因となる主な要素

  • ストレスや緊張から解放されたとき
  • 寝不足、または寝過ぎ
  • 空腹、アルコールの過剰摂取
  • 月経によるホルモンバランスの変動
  • 人ごみや騒音などの強い刺激
  • 天候の変化(気圧の低下など)

片頭痛の対策

  • 痛みを軽減する薬(医療機関で処方されるトリプタン製剤など)
  • 市販薬を服用する場合は用法用量を厳守し、使用頻度に注意
  • 痛むときはできるだけ冷やす、刺激を避ける
  • 痛みが起こりそうなときの入浴やマッサージ、ストレッチは血管拡張を進めてしまう場合があるので控える

緊張型頭痛(筋肉収縮性頭痛)

一次性頭痛のなかで最も多いとされるのが緊張型頭痛です。首や肩の筋肉がこり固まることで血行不良が起こり、後頭部やこめかみを中心にジワジワとした圧迫感や締めつけられるような痛みが生じます。片頭痛ほど強い痛みでないことが多く、体を動かしても悪化するわけではありませんが、長引くことで集中力の低下や不快感を招きやすい点が問題です。

誘因となる主な要素

  • ストレスや心身の緊張
  • 長時間同じ姿勢を続ける(パソコン作業など)
  • 眼精疲労、顎関節症
  • 運動不足による筋力の低下

緊張型頭痛の対策

  • 首や肩を温めたり、お風呂でゆっくり体を温めて血行を改善する
  • 適度なストレッチやマッサージで凝り固まった筋肉をほぐす
  • 姿勢に気をつける。パソコンやスマホの画面を長時間見続けない
  • イライラや不安をため込まないよう、こまめに気分転換を行う

群発頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛

片側の目の奥からこめかみにかけて激しい痛みがあり、痛む側の目の充血や涙、鼻づまりなど自律神経症状を伴うのが群発頭痛です。数日から数か月の間(群発期)に痛みの発作が集中して起こり、日常生活に支障をきたすこともあります。20~40代の男性に多いとされますが、近年は男女差がやや縮まりつつあります。

誘因となる主な要素

  • 飲酒、喫煙
  • 血管拡張剤の服用
  • 気圧の変化など

群発頭痛の対策

  • 群発期のアルコールは控える(特にビールやワインなどの摂取は避ける)
  • 医療機関で予防薬を処方してもらい、痛みが起こる時期に対応する
  • 寝ている間に発作が起こりやすい傾向があるので、症状が出たときは早めに専門医へ相談

「更年期障害」と頭痛の関係

閉経前後の10年ほどの間、女性ホルモンの急激な変化や日々の体調や精神状態が不安定になることで、更年期障害に伴う頭痛を訴える人も少なくありません。イライラやのぼせ、ほてりといった典型的な症状だけでなく、「今まで片頭痛はなかったのに、更年期に入ってから急に起こるようになった」というケースもあります。

女性ホルモンが乱れると、自律神経のバランスも崩れがちです。ストレスや睡眠不足などがさらに頭痛を増幅させる恐れがあるため、きちんと医療機関で相談し、自分の症状に合わせた治療や生活改善を取り入れることが大切です。

頭痛が起こったときの対処法

「いつもの頭痛だから大丈夫」と思っていても、もし痛みの質や程度がこれまでと違うなら、重大な病気が隠れている可能性を考慮し、一度診療を受けるほうが安心です。また、慢性的な一次性頭痛の場合は、市販薬を上手に活用しながらセルフケアを続けると、痛みをコントロールしやすくなるでしょう。

医療機関での受診を検討すべきケース

  • 初めて体験するレベルの激しい頭痛
  • すぐに治まると思ったのに、時間とともに悪化していく
  • 頭痛に加えて嘔吐やめまい、発疹、手足のしびれなどを感じる
  • 頭痛が頻繁に起こり、これまでよりも痛みが強くなってきた
  • 高熱やろれつの回らなさ、意識障害などの緊急性の高い症状がある

頭痛外来など専門医のいる医療機関を受診すれば、片頭痛や群発頭痛など、痛みのタイプを正確に診断して適切な薬を処方してもらえます。頭痛が慢性化して日常生活に支障をきたしている人は、早めに受診を検討しましょう。

市販薬でセルフケアするときのポイント

市販の解熱鎮痛薬は、頭痛が起こったときに手軽に対応できる一方で、使い方や飲み合わせに注意が必要です。特に胃が弱い人は、空腹時の服用を避け、水かぬるま湯での服用を心がけましょう。また、妊娠中や授乳中の人は成分によっては危険な場合があるため、自己判断せず必ず医師または薬剤師に相談してください。

鎮痛薬の使い過ぎに要注意

頭痛が出るたびに鎮痛薬に頼っていると、逆に頭痛が慢性化し、「薬物乱用頭痛」に陥るリスクがあります。月10回以上鎮痛薬を服用していると感じるなら、医療機関に相談し、根本原因の治療を検討しましょう。

頭痛を予防するには?

頭痛持ちの人は、「どんなときに頭痛が起こりやすいか」を把握し、誘因を遠ざける対策が有効です。しかし、もし普段とは違うタイプの痛みが現れたら、ただの頭痛ではない可能性を疑い、早めに医師の診断を受けるようにしてください。

片頭痛の予防

  • 規則正しい生活を送り、ストレスや疲れをためない
  • 空腹状態で血糖値が下がるのを避けるため、食事を抜かない
  • 寝不足だけでなく寝過ぎも避ける
  • ワインなどアルコール類は血管を拡張し、痛みを増幅しやすい
  • 片頭痛が起こりそうなときは入浴やマッサージを控える

緊張型頭痛の予防

  • 首や肩のこりを放置せず、適度にストレッチ
  • 入浴やマッサージで血行を良くし、筋肉の緊張をほぐす
  • 姿勢を意識し、長時間同じ姿勢で作業しない
  • 精神的な緊張をためないよう、こまめにリフレッシュの時間をつくる

群発頭痛の予防

  • 群発期にはアルコールを避ける
  • 必要があれば医療機関で予防薬を処方してもらう
  • 睡眠中に発作が起こることが多いため、夜間の痛みに備えて医師と相談

パソコンやスマホの過剰使用を控える

長時間スマホやパソコンを使用することで、首・肩・目に大きな負担がかかります。定期的に画面から目を離し、ストレッチや軽い運動を取り入れるなど、意識的にケアしてあげましょう。仕事や趣味などで使わざるを得ない人は、1時間に数分は休憩をとり、背筋を伸ばして血行を促進するだけでも違います。

ストレスをうまく発散する

ストレスはすべての一次性頭痛の大きな要因ともいえます。忙しいときほど適度に休息を取り、趣味や運動などで気分転換しましょう。ただし、アルコールでの解消は頭痛を誘発しやすいため控えめに。飲み過ぎや二日酔いからくる頭痛を招くことも少なくありません。

気圧変化と頭痛

低気圧のときに体がだるくなったり、頭痛がひどくなるという人は多いです。自律神経が乱れることで血管が収縮したり、神経が圧迫されやすくなって痛みが出るのではないかと考えられています。天候の変化を感じやすい人は、気圧が下がりそうなときは早めに休んだり無理を避けたりして、自分なりの対策をとるとよいでしょう。

まとめ

頭痛には慢性的に起こるものから重大な病気が原因のものまで、さまざまなタイプがあります。血管や神経、筋肉の緊張などで生じる一次性頭痛は、セルフケアや生活習慣の改善でコントロールできる場合が多い一方、強い痛みが突然始まる、いつもと違う症状が出るといったときには危険な疾患の可能性も否定できません。思い当たる原因がなく、症状が深刻化するようなら早めに医療機関を受診し、原因を明確にして対策を進めましょう。

この記事を監修
整骨院SAPIENSブログ

大阪府茨木市、阪急京都線「総持寺駅」から徒歩2分の場所にある【整骨院SAPIENS】が運営するブログです。
当院には、国家資格である「柔道整復師」の資格を持つ経験豊富なスタッフが在籍しブログ記事を監修しています。
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