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テニス肘ってどんな症状?原因や治し方、予防方法を解説!日常生活でできる改善策も紹介

テニス肘ってどんな痛み?

「テニス肘」って聞いたことありますか?名前からテニスをしている人がなるものと思われがちですが、実はテニスをしていない人でもなる可能性があるんです。

テニス肘は、肘の外側が痛む症状のこと。腕を伸ばしたり、物を握ったりする動作で痛みが強くなるのが特徴です。具体的には、コップを持つ、ドアノブを回す、洗濯物を干すなど、日常生活の動作で痛みを感じてしまうことも。

ひどい場合は、痛みで日常生活に支障が出てしまうことも…。

「最近、肘の外側が痛むなぁ…」と感じている方は、もしかしたらテニス肘かもしれません。

テニス肘の原因は?

テニス肘は、肘の外側にある筋肉や腱に負担がかかることで起こります。

腕を伸ばしたり、手首を反らしたりする動作を繰り返すことで、肘の外側の筋肉や腱が傷つき、炎症を起こしてしまうんですね。

では、具体的にどんな原因が考えられるのでしょうか?

1. 繰り返し同じ動作をすること

テニスやバドミントン、ゴルフなど、腕を繰り返し使うスポーツをしていると、肘に負担がかかり、テニス肘になりやすくなります。

他にも、重いものを持ち上げたり、細かい作業を長時間続けたりする仕事をしている場合も、同じ動作を繰り返すため、テニス肘のリスクが高まります。

2. 筋肉の使いすぎや筋力低下

筋肉の使いすぎや筋力低下によって、肘の関節が不安定になり、負担がかかりやすくなります。

例えば、普段から運動不足で腕の筋肉が弱っていたり、急に激しい運動を始めた場合などは、筋肉が負担に耐えきれずに炎症を起こしてしまうことがあります。

3. 肘への衝撃

肘に直接強い衝撃を受けた場合も、テニス肘を発症する可能性があります。

例えば、転倒して肘をぶつけたり、何か重いものに肘をぶつけたりした場合などです。

テニス肘の症状をチェック!

テニス肘の症状は、人によって様々ですが、多く見られる症状は以下の通りです。

  • 肘の外側の痛み
  • 手首を伸ばしたり、握ったりするときの痛み
  • 肘を曲げ伸ばしするときの痛み
  • 肘の外側に触ると痛みがある
  • 腕を回したり、物を持ち上げたりするときの痛み

これらの症状に心当たりがある場合は、テニス肘の可能性があります。

もし、症状が強い場合や日常生活に支障が出ている場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

テニス肘の診断

テニス肘の診断は、医師が症状を聞き取り、触診を行うことで行われます。

レントゲン検査を行う場合もありますが、テニス肘は、主に筋肉や腱の炎症が原因であるため、レントゲン検査では異常が見られないことが多いです。

医師は、症状や触診の結果、そして患者の日常生活などを総合的に判断して、テニス肘と診断します。

もし、テニス肘と診断された場合は、原因や症状に合わせて適切な治療法を選択していくことになります。

テニス肘の治療法

テニス肘の治療法は、症状の程度によって異なります。

1. 保存療法

保存療法は、薬物療法や物理療法など、手術をせずに症状を改善する方法です。

  • 薬物療法: 痛みや炎症を抑えるために、消炎鎮痛剤の内服薬や外用薬が処方されます。
  • 物理療法: 患部の血行を良くし、痛みや炎症を抑えるために、超音波治療や温熱療法、電気治療などが行われます。
  • 装具: 肘の負担を軽減するために、サポーターや固定具を使用する場合があります。
  • 安静: 肘への負担を減らすために、症状が強い場合は、腕をなるべく使わないように安静にする必要があります。
  • ストレッチや筋トレ: 肘の周りの筋肉を柔軟にし、筋力を強化することで、肘への負担を軽減します。

2. 手術療法

保存療法で症状が改善しない場合、手術が必要になることがあります。

手術では、損傷した腱を修復したり、炎症を起こしている組織を除去したりします。

手術は、症状が重症な場合や、保存療法で効果が見られない場合に選択される治療法です。

テニス肘の予防方法

テニス肘は、適切な予防策を行うことで発症のリスクを下げることが可能です。

1. ウォーミングアップとストレッチ

運動前には、必ずウォーミングアップを行い、肘の周りの筋肉を温めてから運動を始めましょう。

運動後には、ストレッチを行い、筋肉の柔軟性を高めることが大切です。

2. 正しいフォームで運動する

スポーツや作業を行う際は、正しいフォームを意識することが重要です。

間違ったフォームで運動すると、肘に負担がかかりやすくなってしまいます。

3. 筋肉を鍛える

肘の周りの筋肉を鍛えることで、肘への負担を軽減することができます。

腕立て伏せやダンベルを使った筋トレなど、肘の周りの筋肉を鍛える運動を取り入れましょう。

4. 肘への負担を避ける

重いものを持つ場合や、長時間同じ体勢で作業をする場合は、こまめに休憩を取り、肘への負担を軽減しましょう。

テニス肘の改善に役立つ日常生活での工夫

テニス肘の症状を改善するためには、日常生活の中でできる工夫も大切です。

1. 肘への負担を減らす工夫

  • 重い荷物を持つ際は、もう一方の手やリュックサックを使うなど、肘への負担を減らしましょう。
  • ドアノブを回す際など、肘を曲げ伸ばしする動作は、なるべく避けるようにしましょう。
  • 長時間同じ体勢での作業は避け、こまめな休憩を挟みましょう。

2. 適切なストレッチ

  • 手首を反らすストレッチ: 手のひらを下に向けて、反対側の手で指を掴み、手首をゆっくりと反らします。
  • 肘を伸ばすストレッチ: 腕を伸ばし、手のひらを上に向けて、反対側の手で指を掴み、肘をゆっくりと伸ばします。
  • 前腕のストレッチ: 腕を伸ばし、手のひらを下に向けて、反対側の手で指を掴み、手首を曲げます。

3. 冷やす・温める

  • **痛みが強い場合は、患部を冷やしましょう。**氷のうなどを使い、15~20分程度冷やすと、痛みや炎症を抑える効果が期待できます。
  • **痛みが落ち着いてきたら、患部を温めましょう。**温めることで血行が促進され、筋肉の回復を助ける効果が期待できます。

テニス肘と似た症状の病気

テニス肘と似た症状が現れる病気には、以下のようなものがあります。

  • 尺骨神経の圧迫: 肘の内側のしびれや痛み、手の痺れなどが現れます。
  • 上腕骨外側上顆炎: テニス肘と同じく、肘の外側の痛みが特徴です。
  • 手根管症候群: 手首の痺れや痛み、手のしびれなどが現れます。
  • 頚椎症: 首の痛みやしびれ、手の痺れなどが現れます。

これらの病気も肘の痛みを引き起こす可能性があるため、症状に不安がある場合は、医療機関を受診して適切な診断を受けることが大切です。

まとめ

テニス肘は、肘の外側の痛みを特徴とする症状で、スポーツや日常生活での動作の繰り返しによって発症する可能性があります。

症状が軽い場合は、保存療法で改善することが期待できますが、症状が強い場合は手術が必要となる場合もあります。

テニス肘を予防するためには、ウォーミングアップやストレッチをしっかり行い、肘への負担を減らす工夫をすることが大切です。

日常生活の中で、肘に痛みを感じたり、日常生活に支障が出始めてきたら、放置せずに医療機関を受診しましょう。

当院では、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にLINEでご相談ください。