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整骨院SAPIENSの4人スタッフの集合写真①井上龍輝②中務光貴③小山 大輝④久宗 勇斗

高齢者の腰痛、諦めないで!QOLを高める整骨院のサポート

はじめに:「もう年だから…」その一言で、人生の楽しみを諦めていませんか?

「昔は大好きだった散歩も、今では5分と歩けない」

「可愛い孫を抱き上げてあげたいのに、腰が痛くて叶わない」

「友人との旅行の誘いも、腰に不安があって断ってしまった」

年齢を重ねるにつれて、じわじわと存在感を増してくる腰の痛み。「もう年だから、この痛みと付き合っていくしかないんだ」と、ご自身のやりたいことや、人生の楽しみに蓋をしてしまってはいないでしょうか。

確かに、長年連れ添ってきた体には、様々な変化が起こります。しかし、「加齢による体の変化」と、「痛みに悩まされ、不自由な生活を送ること」は、決してイコールではありません。

そのつらい腰痛は、適切な知識とケアによって、和らげることができます。そして、痛みが和らぐことで、あなたの「生活の質(QOL=クオリティ・オブ・ライフ)」、つまり、あなたらしく、生き生きと毎日を送るための活力を、もう一度取り戻すことができるのです。

この記事は、長年の腰痛に悩むシニア世代の皆様、そしてそのご家族様のために、私たち整骨院という体の専門家がお届けする、温かいサポートガイドです。

なぜ年を重ねると腰が痛くなりやすいのか、その背景から、ご高齢の方に多い腰痛疾患の特徴、そして、私たち整骨院があなたの「生活の質」を高めるために、どのようなお手伝いができるのかを、一つひとつ、分かりやすい言葉で丁寧にお伝えしていきます。

諦めるのは、まだ早すぎます。この記事を読んで、あなたの「これから」を、もっと豊かで、もっと楽しいものにするための一歩を、一緒に踏み出してみませんか。

第1章:なぜ、年を重ねると腰が痛くなるのか?高齢者の腰痛、4つの背景

「若い頃は、こんなことなかったのに…」と感じるのは、ごく自然なことです。私たちの体は、年齢と共に少しずつ変化していきます。その変化を正しく理解することが、腰痛と上手に付き合っていくための第一歩です。

背景1:体を支える筋力の低下(サルコペニア)

私たちの筋肉量は、30歳頃をピークに、何もしなければ1年に約1%ずつ減少していくと言われています。特に、70代になるとその減少スピードは加速します。この加齢に伴う筋力の低下、筋肉量の減少を「サルコペニア」と呼びます。

体を内側から支える「天然のコルセット」である体幹のインナーマッスルや、大きな力を生み出すお尻、太ももの筋肉が弱ることで、背骨や腰の関節を安定させることが難しくなります。その結果、日常の些細な動きでも、腰に直接的な負担がかかりやすくなってしまうのです。

背景2:背骨や椎間板の経年変化(変形性脊椎症)

長年、私たちの体を支え続けてくれた背骨や、そのクッションの役割を果たしてきた椎間板は、家や車と同じように、少しずつ経年変化を起こします。

椎間板の水分が減って薄くなったり、背骨の縁がトゲのように変形したり(骨棘)、関節がすり減ったり。これらを総称して「変形性脊椎症」と呼びます。これは、あなたが人生を頑張ってきた証でもありますが、この変化によって、背骨の動きが悪くなったり、時には神経を刺激して痛みを引き起こしたりすることがあります。

背景3:筋肉や関節の柔軟性の低下

若い頃はしなやかだった筋肉や靭帯も、年齢と共に少しずつ水分を失い、硬くなっていきます。特に、股関節やお尻、太ももの裏側といった、腰の動きと密接に関わる部分の柔軟性が低下すると、問題が起こりやすくなります。

例えば、股関節が硬くなると、歩いたり、かがんだりする時に、股関節が動くべき範囲を、腰が無理に代償して動こうとします。この「腰の頑張りすぎ」が、腰痛の大きな原因となるのです。

背景4.:全身の血行不良

加齢や運動不足は、心臓のポンプ機能や、筋肉の働きを低下させ、全身の血の巡りを悪くする傾向があります。血行が悪くなると、腰周りの筋肉に十分な酸素や栄養素が行き渡らなくなり、疲労物質が溜まりやすくなります。これにより、筋肉はさらに硬くなり、痛みやこりを感じやすい状態になってしまうのです。冷え性の方が、腰痛を併発しやすいのもこのためです。

第2章:これって何?高齢者に多い2つの代表的な腰痛疾患

加齢による変化を背景として、ご高齢の方には特に注意が必要な、代表的な腰痛疾患が2つあります。

① 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

これは、背骨の中にある神経の通り道(脊柱管)が、骨の変形や靭帯の肥厚などによって狭くなり、神経が圧迫されることで起こる疾患です。

  • 最大の特徴:「間歇性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれる、特徴的な症状です。「数分歩くと、お尻から足にかけてしびれや痛みが出てきて歩けなくなるが、少し前かがみで休むと、また歩けるようになる」というサイクルを繰り返します。
  • 楽になる姿勢:腰を反らすと症状が悪化し、逆に前かがみになると脊柱管が広がって症状が和らぎます。そのため、スーパーのカートや杖、手押し車などを使うと楽に歩けるのが特徴です。

② 骨粗しょう症に伴う圧迫骨折

骨がもろくなる「骨粗しょう症」がベースにある方に起こりやすい、背骨の骨折です。

  • 最大の特徴:非常に弱い力で発症します。例えば、「くしゃみをした」「尻もちをついた」「ベッドから起き上がろうとした」といった、日常の些細なきっかけで、背骨(主に背中から腰の上あたり)が、潰れるように骨折してしまうのです。
  • 見分けるサイン:「何かをしてから、急に腰や背中が痛くなった」「寝返りをうつのがつらい」「背中が急に丸くなってきた」「身長が縮んだ気がする」といった場合は、圧迫骨折を疑う必要があります。自己判断でマッサージなどをすると、骨折を悪化させる危険性があるため、特に注意が必要です。

第3章:整骨院の目的は「QOLの向上」。私たちができる5つのサポート

「もう年だから、良くならない」…いいえ、そんなことはありません。私たち整骨院の目的は、あなたの「生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)」を高めることです。

前提:私たちは「若返り」のお手伝いをする場所ではありません

まずご理解いただきたいのは、私たちが加齢による体の変化そのものを、元に戻すことはできない、ということです。変形した骨の形を治したり、すり減った軟骨を再生させたりすることはできません。

私たちの目的は、それらの変化を受け入れた上で、「今のあなたの体で、いかに痛みなく、快適に、そして自分らしく生活できるか」を、専門家の視点から全力でサポートすることにあります。

サポート1:痛みの緩和(つらい毎日からの解放)

まずは、今あるつらい痛みを取り除くことから始めます。ホットパックなどで体を深部から温める「温熱療法」や、痛みの緩和に効果的な「電気治療」、そして何より、凝り固まった筋肉を優しく、丁寧にほぐしていく「手技療法」を通して、痛みの悪循環を断ち切ります。バキバキするような強い施術は一切行いませんので、ご安心ください。

サポート2:関節の動きの改善(「動ける体」を取り戻す)

「痛いから動かさない」を続けていると、関節はどんどん硬くなり、動かせる範囲が狭くなってしまいます。私たちは、ストレッチのような非常にソフトな手技を用いて、固まってしまった股関節や背骨の関節を、痛みのない範囲で、少しずつ、優しく動かしていきます。「前より楽に靴下が履けるようになった」「振り向くのが楽になった」といった、日々の「できること」を増やしていきます。

サポート3:筋力の維持・向上(自分の足で、いつまでも)

転倒予防や、腰を支える力の維持には、筋力トレーニングが不可欠です。しかし、自己流の運動はケガのリスクを伴います。私たちは、あなたのお体の状態に合わせて、椅子に座ったままや、ベッドに寝たままの姿勢でもできる、安全かつ効果的なエクササイズを厳選して指導します。無理なく、楽しく続けられる筋力づくりをサポートします。

サポート4:バランス能力の向上(「転ばない」自信をつける)

ご高齢の方にとって、「転倒」は何としても避けたいアクシデントです。転倒は、さらなる骨折や、寝たきりの原因にもなりかねません。整骨院では、壁や手すりにつかまりながら安全に行える、簡単なバランストレーニングを指導します。ふらつきを減らし、「転ばない」という自信を取り戻すお手伝いをします。

サポート5:日常生活のアドバイス(安心できる毎日を)

施術だけでなく、日常生活の中での体の使い方をアドバイスすることも、私たちの重要な役割です。

  • 安全な立ち上がり方、起き上がり方
  • 杖の正しいつき方
  • 腰に負担のかからない物の持ち方
  • 転倒しにくい室内環境の整え方 など、専門家の視点から、あなたの生活に寄り添った具体的なアドバイスを提供します。

第4章:ご自宅でできる!安全第一の腰痛予防・緩和ケア

整骨院でのケアと合わせて、ご自宅でも安全にできるセルフケアを続けることが、良い状態を維持する鍵となります。

1. 椅子に座ってできる簡単ストレッチ

無理に床に座る必要はありません。安定した椅子に座って、テレビを見ながらでも行えます。

  • お尻伸ばし:椅子に深く腰掛け、右足のくるぶしを左膝の上に乗せます。背筋を伸ばしたまま、ゆっくりとお辞儀をするように体を前に倒します。右のお尻が伸びるのを感じる位置で20秒キープ。反対も同様に。
  • 体ひねり:椅子に座ったまま、右手で背もたれの左側を持ち、体をゆっくりと左にひねります。腰から背中にかけてが伸びるのを感じながら20秒キープ。反対も同様に。
  • 足首ぐるぐる:椅子に座り、片足を少し浮かせて、足首を内外にゆっくりと大きく10回ずつ回します。ふくらはぎの血行を促進し、むくみや冷えの改善、転倒予防にも繋がります。

2. 寝たままできる簡単エクササイズ

朝、目が覚めた時や、夜寝る前に、お布団の上でできる簡単な運動です。

  • 膝抱え運動:仰向けに寝て、まずは片膝ずつ、ゆっくりと両手で抱えて胸に近づけます。腰が丸まって気持ちよく伸びるのを感じましょう。脊柱管狭窄症の方には特におすすめです。
  • お尻上げ(ヒップリフト):仰向けで両膝を立てます。お尻の穴をキュッと締めるように力を入れ、床からお尻を5cmほど浮かせるだけで十分です。その位置で5秒キープし、ゆっくり下ろします。お尻と腰を支える筋肉を安全に鍛えます。

3. 「転倒しない」ための環境づくり

筋力やバランス能力を高めると同時に、転倒のリスクそのものを減らす環境整備も大切です。

  • 床の整理整頓:床に物を置かない、電気コードを壁際にまとめるなど、つまずきの原因をなくしましょう。
  • 照明の確保:夜間にトイレに行く際など、廊下や足元を照らすセンサー付きのライトを設置すると安心です。
  • 手すりの設置:玄関、廊下、トイレ、浴室など、立ち座りや移動の際に不安がある場所には、手すりを設置することを検討しましょう。

第5章:こんな時はまず病院へ。「見逃してはいけない」危険なサイン

ほとんどの腰痛は、ご紹介したようなケアで症状を和らげることができますが、中には、すぐに専門医の診察が必要な「危険な腰痛」も存在します。以下の症状が見られる場合は、整骨院ではなく、まずは整形外科などの医療機関を受診してください。

  • □ 安静にしていても痛みが全く軽くならない、特に夜中に痛みがひどくなる。
  • □ 痛みが日に日に強くなっていく。
  • □ 腰だけでなく、足のしびれや麻痺がひどく、力が入らない。つま先が上がらず、よくつまずく。
  • □ 尿が漏れてしまう、便失禁がある、肛門の周りの感覚がない(膀胱直腸障害)。
  • □ 尻もちをつくなど、何かきっかけがあってから急に動けないほどの痛みが出た(圧迫骨折の疑い)。
  • □ 原因不明の体重減少や、発熱を伴う。

これらのサインは、重篤な神経の障害や、骨折、あるいは内臓の病気や腫瘍などが隠れている可能性を示唆しています。「いつもと違う」「何かおかしい」と感じたら、自己判断せず、必ず医師の診察を受けてください。

まとめ:諦めなければ、体はきっと応えてくれます

ご高齢の方の腰痛は、単なる痛みだけの問題ではありません。それは、外出する意欲を奪い、人との交流を減らし、日々の生活から笑顔を奪ってしまう、心の問題にも繋がります。

「もう年だから」という一言で、その大切な人生の喜びを諦めてしまうのは、あまりにも、もったいないことです。

加齢による体の変化は、誰にでも訪れる自然なことです。しかし、その変化と上手に付き合い、痛みや不自由さを少しでも和らげ、あなたらしい生活を取り戻すための方法は、たくさんあります。

私たち整骨院は、あなたの「痛みを和らげたい」という切実な願いはもちろんのこと、「もう一度、自分の足で買い物に行きたい」「孫と思いっきり遊びたい」「趣味の旅行を楽しみたい」といった、前向きな気持ちを全力で応援する、あなたの人生のサポーターです。

諦めなければ、あなたの体はきっと応えてくれます。痛みのない、笑顔あふれる毎日を目指して、私たちと一緒に、できることから始めてみませんか。

この記事を監修
整骨院SAPIENSブログ

大阪府茨木市、阪急京都線「総持寺駅」から徒歩2分の場所にある【整骨院SAPIENS】が運営するブログです。
当院には、国家資格である「柔道整復師」の資格を持つ経験豊富なスタッフが在籍しブログ記事を監修しています。
来院される皆様の「つらい」を根本から改善し、健康的な生活を送れるよう全力でサポート させていただいております。

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