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脊柱管狭窄症ってどんな病気?原因や症状、治療法をわかりやすく解説!

脊柱管狭窄症とは?

「最近、腰や足がしびれる」「歩いていると足が痛くなる」「長時間立っているのが辛い」…こんな症状に悩んでいませんか?もしかしたら、それは脊柱管狭窄症という病気かもしれません。

脊柱管狭窄症は、背骨の中にある脊髄や神経の通る通路(脊柱管)が狭くなることで、神経が圧迫されて様々な症状を引き起こす病気です。

簡単に言うと、背骨の通路が狭くなって、中の神経が圧迫されてしまう状態です。神経が圧迫されると、痛みやしびれ、脱力感などの症状が現れてしまいます。

多くは、加齢によって背骨が変形したり、椎間板が飛び出したりすることで起こります。しかし、若い人でも、生まれつき脊柱管が狭い場合や、外傷などが原因で発症することもあります。

脊柱管狭窄症の原因

脊柱管狭窄症は、主に加齢が原因で起こる病気です。

1. 椎間板の変性

椎間板とは、背骨と背骨の間にあるクッションのような役割をする軟骨です。加齢によって椎間板は水分を失い、弾力性が低下していきます。そのため、背骨が不安定になり、脊柱管が狭くなることがあります。

2. 脊椎の変形

加齢や姿勢の悪さなどによって、背骨が変形することも脊柱管狭窄症の原因となります。例えば、骨棘(こっきょく)と呼ばれる骨の突起が形成されて、脊柱管を狭めてしまうことがあります。

3. 靭帯の肥厚

脊柱管を覆っている靭帯も、加齢によって厚くなったり、硬くなったりすることがあります。その結果、脊柱管が狭くなり、神経を圧迫してしまいます。

4. その他

  • 生まれつきの脊柱管の狭窄
  • 外傷(骨折など)
  • 病気(変形性脊椎症など)

など、様々な要因が考えられます。

脊柱管狭窄症の症状

脊柱管狭窄症の症状は、人によって様々ですが、多くの人が下記のような症状を経験します。

1. 腰痛

腰痛は、脊柱管狭窄症の最も一般的な症状です。神経が圧迫されることで、腰に痛みを感じます。

2. 臀部や足の痛み、しびれ

腰だけでなく、お尻や太もも、ふくらはぎ、足先などにも痛みやしびれが現れることがあります。これは、神経が圧迫されることで、神経伝達が阻害されるためです。

3. 間欠性跛行(かんけつせいはこう)

間欠性跛行とは、歩いていると足やふくらはぎに痛みやしびれが出て、少し休むと楽になる症状のことです。これは、神経への血流が低下するためと考えられています。歩行距離が短くなったり、休憩を挟まないと歩けなくなったりすることもあります。

4. 排尿・排便障害

神経が圧迫されると、膀胱や肛門の機能にも影響が出る場合があります。そのため、尿意を感じにくくなったり、尿がもれてしまったり、便秘になったりするケースもあります。

5. 筋肉の衰えや麻痺

神経が圧迫されると、筋肉の力が弱くなったり、麻痺が起こったりすることもあります。そのため、足がうまく動かなくなったり、転びやすくなったりすることがあります。

脊柱管狭窄症の診断

脊柱管狭窄症の診断は、問診、身体診察、画像検査などを総合的に行うことで確定されます。

1. 問診

医師は、症状の始まりや経過、痛みやしびれの場所などを詳しく尋ねます。

2. 身体診察

医師は、神経の圧迫による感覚や筋力の低下などを確認するため、身体診察を行います。

3. 画像検査

  • X線検査: 背骨の骨の状態や変形を確認します。
  • MRI検査: 脊柱管や神経の状況を詳しく調べます。
  • CT検査: 骨の構造をより詳細に調べます。
  • 脊髄造影検査: 脊髄と脊柱管の状態を詳しく調べます。

これらの検査によって、脊柱管の狭窄の程度や神経の圧迫状況などを確認し、脊柱管狭窄症と診断します。

脊柱管狭窄症の治療

脊柱管狭窄症の治療は、症状の程度や年齢、体力などを考慮して、以下のいずれかの方法が選択されます。

1. 保存療法

保存療法とは、手術をせずに症状を改善させる治療法です。

  • 薬物療法: 痛み止めや消炎剤、神経の痛みを抑える薬などを使用します。
  • 物理療法: 温熱療法や電気療法、マッサージなどを行い、血行を促進したり、筋肉の緊張を和らげたりします。
  • 運動療法: 筋肉を強化したり、柔軟性を高めたりする運動を行います。
  • 装具療法: コルセットなどの装具を使用することで、背骨を支え、症状を軽減します。
  • ブロック注射: 神経に直接薬剤を注射して、痛みを抑えます。

多くの場合は、まず保存療法を試みます。症状が軽い場合は、保存療法だけで改善することもあります。

2. 手術療法

保存療法で症状が改善しない場合や、神経の圧迫が強い場合は、手術が必要になることがあります。

手術では、狭くなった脊柱管を広げることで、神経の圧迫を取り除きます。手術方法には、いくつかの種類があり、患者の状態に合わせて最適な方法が選択されます。

手術のリスクとしては、出血や感染症、神経損傷などがあります。

脊柱管狭窄症の予防

脊柱管狭窄症は、完全に予防できるわけではありませんが、日頃から注意することで発症のリスクを下げることができます。

1. 姿勢を正す

猫背や反り腰など、姿勢が悪くなると背骨への負担が大きくなります。正しい姿勢を意識して、背骨への負担を軽減しましょう。

2. 筋力トレーニング

背筋や腹筋を鍛えることで、背骨を支える筋肉を強化し、脊柱管への負担を減らすことができます。

3. 適度な運動

ウォーキングや水泳など、無理のない運動を習慣にすることで、血行を促進し、筋肉の柔軟性を高めることができます。

4. 体重管理

肥満は、背骨への負担を増やす原因となります。適正体重を維持するように心がけましょう。

5. 喫煙を控える

喫煙は、椎間板の変性を促進する可能性があります。禁煙することで、発症リスクを下げることができます。

脊柱管狭窄症と向き合い、快適な生活を!

脊柱管狭窄症は、決して珍しい病気ではありません。加齢とともに発症する可能性が高いため、自分の身体の状態をよく理解しておくことが大切です。

症状に気づいたら、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。

早期に治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、快適な生活を送ることができます。

また、日頃から姿勢や運動に気を付けて、脊柱管狭窄症の予防にも努めましょう。

当院では、症状に合わせた適切な施術を行います。お一人で悩まず、お気軽にLINEでご相談ください。