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つわり(悪阻)のピークはいつからいつまで?症状・対策・食事の徹底ガイド【整骨院SAPIENS監修│茨木市/総持寺・高槻市】

妊娠中の不安材料の中でも、つわり(悪阻)は多くの妊婦さんが直面する悩みです。吐き気や嘔吐、食欲の変化など、身体に現れるさまざまな症状は個人差が大きく、その対策も一人ひとり異なります。本記事では、つわりの原因や種類、症状の進行、そして軽減方法や適切な食事の工夫について、専門医の監修のもと、最新の知識と実践的なアドバイスをもとに詳しく解説します。安心して出産に向けた準備ができるよう、正しい情報を手に入れ、無理のない対策を見つける参考にしてください。

つわりとは

つわりとは、妊娠初期に現れる吐き気や嘔吐、食欲不振、そして嗅覚や味覚の変化などの症状を指します。一般的には、妊娠5週目頃から現れ始め、約80%前後の妊婦さんが一度は経験すると言われています。これらの症状は、朝起きたときに特に強く現れることから「Morning sickness」とも呼ばれていますが、日中や夜間にも症状が出るケースは個々に異なります。

つわりの原因とメカニズム

つわりの正確な原因は未だ解明されていない部分も多いですが、妊娠による急激なホルモンバランスの変化が大きく影響していると考えられています。特に、受精後に子宮内で分泌され始める「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」は、胃腸の動きや中枢神経系に影響を与え、吐き気や嘔吐の引き金となる可能性があります。また、エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンの急激な増加も、身体の代謝や内臓の働きを変化させ、つわりの発症に関与しているとされています。さらに、生活環境の変化や精神的なストレス、個人の体質も症状の重さや持続期間に影響を与える要因となるため、原因は多岐にわたると言えます。

つわりの症状と種類

つわりの症状は、個人差が大きく現れ方もさまざまです。以下に代表的な症状と、その特徴についてまとめます。

  • 吐き気・嘔吐
    朝起きたときや空腹時に強く現れることが多く、摂取した食事がすぐに嘔吐してしまうケースがあります。吐き気が続くと脱水症状や体重減少のリスクもあるため注意が必要です。
  • 嗅覚・味覚の変化
    普段は気にならなかったにおいや味に対して敏感になり、特定の香りや食材が不快感を引き起こすことがあります。これにより、食欲が低下する一方で、時には逆に特定の食べ物に異常なほど惹かれる場合もあります。
  • 全身の倦怠感や頭痛、眠気
    身体がホルモンの影響で疲れやすくなり、日中の活動に支障をきたすこともあります。

さらに、つわりはその現れ方によって大きく5つのタイプに分類されることがあります。

  • 吐きつわり
    食事を摂るとすぐに吐いてしまうタイプ。空腹状態が続くと、かえって症状が悪化することもあります。
  • 食べつわり
    何も食べていないと気持ち悪さが増すため、少量の食事をこまめに摂ることが求められるタイプ。
  • においつわり
    特定のにおいを嗅ぐと激しい吐き気が生じるタイプ。室内環境や調理中の匂いにも敏感になりがちです。
  • 眠気つわり
    強い眠気やだるさが特徴で、日中に眠気が襲い、活動が制限される場合があります。
  • よだれつわり
    口内に過剰なよだれが生じ、口がネバネバする不快感を伴うタイプです。

つわりのピークと期間

一般的に、つわりは妊娠5週目頃から始まり、6週から9週の間に最も症状が強く現れるとされています。ピークを過ぎると、10週目以降から徐々に症状が軽減し、妊娠12週から16週目頃にはほぼ落ち着くケースが多いです。しかし、すべての妊婦さんに当てはまるわけではなく、個々の体質やホルモンバランス、生活環境によっては、症状が早期に収まる方もいれば、妊娠後期にまで続く「後期つわり」を経験する方もいます。生理予定日の前後にかけて一時的に症状が現れることもあり、妊娠初期の兆候として見逃せないポイントとなります。

症状の進行と変化

つわりはその始まり方にも個人差があり、徐々に胃や胸にムカつきが出始める方もいれば、いきなり吐き気が襲う場合もあります。初期の段階では、わずかな不快感や嗅覚の過敏さが見られ、次第に吐き気や嘔吐が増加していきます。ピーク期を迎えると、症状は日常生活に支障をきたすほどの激しさに達することがあり、その後、体調の改善とともに自然に症状が収まっていきます。なお、症状が突然治まったとしても、必ずしも流産や胎児の異常を示すものではないため、安心して経過を見守ることが大切です。

稽留流産との関連性

突然、つわりの症状が軽減または消失した場合、妊婦さんの中には流産のリスクを心配される方もいます。しかし、実際には稽留流産とつわりの症状が消えることとの関連性は明確ではありません。稽留流産は、胎児が子宮内で死亡している状態を指し、エコー検査などで初めて発見されることが多いですが、つわりが弱まったからといって必ずしも流産を意味するわけではありません。症状の変化には個人差があり、安定した経過をたどる妊婦さんも多数存在するため、異常を感じた場合は医療機関での確認を受けることが重要です。

つわりの軽減方法と対策

つわりの軽減には、症状のタイプに応じた対策が求められます。以下に、具体的な対策方法とそのポイントを詳しく解説します。

吐きつわりの場合

吐き気が強く、食事を摂るとすぐに嘔吐してしまう場合は、無理に大量の食事を取ろうとせず、少量ずつ、かつこまめに栄養を補給することが大切です。温かすぎない、消化に良いものを中心に、水分補給も欠かさず行いましょう。スポーツドリンクや水分の多い果物、野菜ジュースなどが効果的です。

食べつわりの場合

何も食べないと気持ち悪さが増す食べつわりでは、少量の食事を頻繁に摂ることがポイントです。消化に負担をかけず、血糖値の急上昇を避けるために、固形物だけでなくゼリー状の食品やスープ、豆腐なども取り入れると良いでしょう。お腹に優しい食材を中心に、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。

においつわりの場合

食材や生活空間の匂いが強く感じられ、吐き気を誘発する場合は、食事を冷やす、調理時に換気を十分に行うなど、匂いの対策を講じることが効果的です。また、香料の強い洗剤や化粧品の使用を控える、ゴミを早めに処理するなど、生活環境全体で不快なにおいを排除する工夫が求められます。

眠気つわりの場合

眠気やだるさが極端に強く、日常生活に支障が出る場合は、無理をせず十分な休息をとることが最優先です。昼寝を取り入れるなど、体のリズムに合わせた生活を心がけ、過度なストレスを避けることが重要です。体調に合わせて、必要な睡眠時間を確保することが症状の緩和につながります。

薬物療法と医療機関での対応

セルフケアで改善が見られない場合は、医療機関での治療が必要です。制吐剤や漢方薬、さらにはビタミンB群の点滴療法など、医師の診断に基づいた適切な治療が行われます。妊娠中の薬剤使用には、胎児への影響を最小限に抑えるための細心の注意が払われるため、自己判断で市販薬を使用せず、必ず専門家の意見を仰ぐことが大切です。

薬の使用と市販薬の注意点

市販されている「つわり専用」の薬は存在しません。吐き気止めや酔い止めとして市販されている薬剤は、妊娠中に使用すると胎児に悪影響を及ぼすリスクがあるため、絶対に服用してはいけません。医師の診断を受け、処方された薬のみを使用するようにし、自己判断で薬を選ぶことは避ける必要があります。安全第一の観点から、妊娠中はすべての薬剤使用について慎重に対応しましょう。

東洋医学によるアプローチ

近年、東洋医学の知識を取り入れた自然療法も注目されています。伝統的なツボ押しや鍼灸は、つわりの軽減に一定の効果が期待できるとされています。特に、手首の内関、足の裏にある裏内庭、膝下の足三里といったツボは、消化器系の不調や吐き気の改善に役立つとされています。これらのツボを優しく刺激することで、内臓の働きを整え、つわりによる不快感を和らげる効果が期待されます。ただし、自己流でのツボ押しは逆効果となる場合もあるため、専門家の指導を受けることが望ましいです。

つわり中の食事の工夫

つわり中は、吐き気や嘔吐によって栄養や水分が不足しがちです。したがって、少しでも食べられるものは積極的に摂取し、脱水症状や栄養不足を防ぐことが重要です。水分量の多い野菜や果物、やわらかい食感の豆腐、そうめんやおかゆなど、消化に負担のかからない食品を中心に摂ることが推奨されます。また、食欲が戻らないと感じた場合は、栄養補助食品やゼリー状のサプリメントで補う工夫も効果的です。自分が「これなら食べられる」と感じるものを見つけ、無理なく続けることが体調の維持に繋がります。

早期発見と医療機関の受診

つわりは一般的な妊娠初期の症状ですが、重度の場合や長期間続く場合には、他の健康問題のサインである可能性もあります。特に、脱水症状や急激な体重減少、意識の低下などの症状が見られる場合は、速やかに医療機関での診察を受けることが大切です。自分自身の体調変化に敏感になり、疑問や不安があるときは、専門医に相談することで安心感を得られるでしょう。早期発見・早期対応は、母体と胎児の健康を守る上で欠かせないポイントです。

よくある疑問と不安への回答

妊娠中につわりが現れると、「自分だけが苦しんでいるのではないか」と不安に思われることもあります。しかし、実際には多くの妊婦さんが同様の症状に悩まされており、その症状の程度や期間は個人差があるだけです。症状が軽い場合もあれば、重度で生活に支障をきたす場合もありますが、いずれの場合も適切な対策と医療機関での診察により、無理なく乗り越えることができます。また、つわりの症状が急激に変化した場合でも、必ずしも胎児に異常があるとは限らないため、過度に心配せず、冷静に状況を見守ることが大切です。

まとめ

つわりは妊娠中の多くの女性が経験する一般的な症状ですが、その現れ方は個人差が大きく、原因も多岐にわたります。ホルモンバランスの変化が主な要因とされ、吐き気、嘔吐、嗅覚・味覚の変化、全身の倦怠感など、さまざまな症状が見られます。セルフケアや東洋医学的アプローチ、医療機関での適切な治療により、症状を緩和しながら健やかな妊娠期間を過ごすための工夫が求められます。自分に合った対策を見つけ、不安な場合は早めに専門家に相談することで、安心して出産へ向かうことができるでしょう。

この記事を監修
整骨院SAPIENSブログ

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当院には、国家資格である「柔道整復師」の資格を持つ経験豊富なスタッフが在籍しブログ記事を監修しています。
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